日本門脈圧亢進症学会雑誌
Online ISSN : 2186-6376
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11 巻, 2 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • -credential/privilege制度-
    与芝 真彰
    2005 年 11 巻 2 号 p. 147-149
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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  • 金沢 秀典
    2005 年 11 巻 2 号 p. 150-153
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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  • 林 星舟, 佐伯 俊一
    2005 年 11 巻 2 号 p. 154-159
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    平均観察期間3.6±3.3年 (0.5-14.5年) の間隔で食道静脈瘤内視鏡的治療の前後に血管造影を施行し得た95例を対象に, 門脈血行動態の経年的変化について検討した.1) 食道静脈瘤治療前の他の側副血行路の存在は静脈瘤再発を減少させる方向に働く傾向を認めたが (統計学上は有意差なし), 静脈瘤治療後の新たな側副血行路の出現は静脈瘤再発に影響を与えていなかった.2) 内視鏡的治療により左胃静脈を完全に閉塞しえたと考えられた症例は, 治療前の左胃静脈血流が求肝性血流あるいは血流方向不明を示した症例では存在せず, 左胃静脈血流がto and froあるいは遠肝性を示した症例では約1/5であった.3) 食道静脈瘤再発例における左胃静脈の血流方向は, 約半数が求肝性あるいは血流方向不明, 約半数がto and froあるいは遠肝性であった.
  • -手術症例の推移とHassab手術の適応について-
    大塩 博, 片寄 友, 力山 敏樹, 及川 昌也, 林 洋毅, 小野川 徹, 海野 倫明
    2005 年 11 巻 2 号 p. 160-165
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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    Hassab手術とは門脈圧亢進症に対し脾摘出術と食道下部・胃上部血行遮断を行う手術である.Hassab手術は単独では食道壁内性の供血路が遮断されないため食道静脈瘤の治療効果は不十分であることが多い.しかし, 内視鏡的硬化療法や結紮術が食道・胃静脈瘤の第一選択として普及しかつ十分な効果が得られている現在, これらを併用しながら脾機能亢進症を伴う胃・食道静脈瘤の治療として広く行われるようになっている手術術式である.今回, 当教室においてHassab手術を施行した食道・胃静脈瘤42例を対象とし, 我々が以前より導入しているHassab手術とEISの併用療法について焦点をあて検討したので報告する.その結果, 胃静脈瘤においては, Hassab手術単独でも術後15年の再発は認めなかった.食道静脈瘤に関してもEISを併施することにより術後15年での再出血は1例も認めず良好な成績を得ることができた.今回の検討ではHassab手術は胃静脈瘤に対しては十分な治療効果を期待できること, 食道静脈瘤に対する効果は十分といえないが, 術前後の内視鏡的硬化療法を1, 2回併施することにより長期にわたって十分な治療効果を得ることができることが明らかとなった.食道・胃静脈瘤治療は単独治療に偏従することなく, 個々の患者に最適な治療を見いだすべく, 種々の治療法の利点を組み合わせた併用療法も考慮すべきであると考えられた.
  • 首藤 龍人, 矢崎 康幸, 菅原 謙二
    2005 年 11 巻 2 号 p. 166-170
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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    症例は60歳代男性のアルコール性肝硬変症例で, 食道静脈瘤精査治療目的で当院を紹介された.入院後の肝精査にてS2, S3に肝細胞癌を認め肝動脈化学塞栓療法とラジオ波熱凝固療法にて治療した.上部消化管内視鏡検査では食道胃粘膜接合部には拡張した血管を認めなかったが, 食道胃粘膜接合部より2cm口側の下部食道壁に突然太い巨木状の静脈瘤が出現し, 中部食道まで静脈瘤を認めた (LmF2CbRC2 (RWM)).超音波内視鏡検査では静脈瘤が径4mmの貫通血管を介して並走傍食道静脈と連続していることが判明した.内視鏡的静脈瘤結紮術による貫通血管部位の狙撃結紮により, 血流を食道外血管へ向かわせる血行改変術が可能であると思われた.超音波内視鏡検査にて貫通血管が下部食道壁を貫いて静脈瘤に流入する部位を同定し, 内視鏡的静脈瘤結紮術にて狙撃結紮した.合併症なく安全に施行でき静脈瘤を消失させることができた.
  • 首藤 龍人, 矢崎 康幸, 菅原 謙二
    2005 年 11 巻 2 号 p. 171-173
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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    肝硬変における門脈血栓症に対するDanaparoid Sodiumの使用経験を報告する.経験した症例では, 副作用, 合併症なく安全に治療することができた.比較的新しい門脈血栓はDanaparoid Sodiumで消失させることが可能であると思われた.投与方法が簡便であり, 出血傾向などの副作用を生じにくい抗凝固剤であり, 今後わが国でも深部静脈血栓症や門脈血栓症などに対する有効な治療剤となりうる可能性が示唆された.今後, 症例を重ねて, 適応, 投与方法, 維持療法の確立などを検討していく必要があると思われる.
  • 小原 勝敏
    2005 年 11 巻 2 号 p. 174-180
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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  • 2005 年 11 巻 2 号 p. 181-206
    発行日: 2005年
    公開日: 2012/09/24
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  • 2005 年 11 巻 2 号 p. 209-223
    発行日: 2005/10/31
    公開日: 2012/09/24
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