日本門脈圧亢進症学会雑誌
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9 巻, 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 三好 博文
    2003 年9 巻4 号 p. 201-204
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
  • 幕内 雅敏, 菅原 寧彦
    2003 年9 巻4 号 p. 205-206
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
  • 相方 浩, 北本 幹也, 平賀 伸彦, 渡辺 将史, 光井 富貴子, 高木 慎太郎, 森 奈美, 丁 守哲, 児玉 英章, 白川 寛夫, 高 ...
    2003 年9 巻4 号 p. 207-212
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    胃穹窿部静脈瘤に対するBalloon-occluded retrograde transvenous obliteration (B・RTO) において, 以下の如く, 各種手技的工夫をルーチン化し行った.1) MD-CTによるB-RTO適応判断と効果判定, 2) マイクロカテーテルの使用, 3) 側副血行路のマイクロコイル塞栓, 必要であれば純エタノールの少量間歇投与, 4) 50%ブドウ糖液投与, 5) 5%EOI段階的注入 (max0.4ml/kg/day), 6) 翌日までカテーテル留置後再造影, 必要であれば再tryする.胃静脈瘤36例中完全塞栓は32例 (89%) であった.Hirota分類別の完全塞栓率は, Grade 1 100% (5/5), Grade 2 100% (8/8), Grade 3 92% (11/12), Grade 4 80% (8/10).5%EOI平均投与量は22.5mlであった.B-RTOにおける各種手技的工夫をルーチン化することで, 少ないEOI量で高い成功率が期待でき, 手技の標準化が可能と思われる
  • 山田 雅哉, 井上 和明, 安田 宏, 与芝 真
    2003 年9 巻4 号 p. 213-217
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/09/24
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    症例は27歳男性.当院で無症候性HBVキャリアと診断され外来通院していたが, 1年半来院を自己中断し, その間に肝硬変にまで進展した.平成13年1月HBVキャリアの肝硬変からの急性増悪と診断し入院治療を開始したが, 第3病日に劇症化し, 血漿交換 (PE) と血液濾過透析 (HDF) を開始した.しかし, 第14病日12回目のPEとHDFを施行中に食道静脈瘤破裂をきたし, EVLを施行した.止血後に脳症IV度, 呼吸状態の悪化がみられ人工呼吸管理を必要とした.その後食道静脈瘤より再出血はみられず, 治療を継続することにより肝炎を沈静化し退院となった.HBVキャリアからの劇症化, および肝硬変から急性増悪した場合の予後は一般に不良であり, 静脈瘤の破裂を合併すれば致死的なことが多いが, 強力な人工肝補助療法下に内科的集中治療により肝炎を早期に沈静化させ, 食道静脈瘤の破裂をきたしても止血コントロールができれば救命することが可能であると考えられた.
  • 田尻 孝, 谷合 信彦, 真々田 裕宏
    2003 年9 巻4 号 p. 218-223
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/09/24
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    教室では経門脈的静脈瘤塞栓術 (PTO・TIO), 部分脾動脈塞栓術 (PSE), 左胃動脈塞栓術 (LGE), さらに内視鏡的硬化療法 (EIS) を単独あるいは併施してきた.一方, 静脈瘤血行動態の検討により, 左胃動脈はすべての食道静脈瘤に関与していることから, すべての症例にLGEは適応となる.左胃静脈が遠肝性に食道静脈瘤に流入している症例は76.2%あり, しかもそのうち吐血歴を有する症例は89.7%, F, 以上RC (++) 以上の高度静脈瘤症例は93.8%であったことから, 静脈瘤がriskyであるほどPTO・TIOの適応となる.PSEは門脈圧減圧効果があり, 各種塞栓術を併施することで各治療法の欠点を補い, 治療効果の確実性, 持続性が得られる.このように塞栓術は静脈瘤に流入するシャント血流をその上流から遮断するという基本的な治療法であり, IVRの組み合わせで確実な治療効果が得られ, 直達手術に近づきうるものである.
  • 起田 桂志, 庄司 哲也, 矢野 和博, 奥山 稔朗
    2003 年9 巻4 号 p. 224-226
    発行日: 2003年
    公開日: 2012/09/24
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    肝硬変による血小板減少は併存疾患に対する治療の制限因子となり患者のQOLや長期生存に与える影響は無視できない.併存疾患を有する脾機能亢進症患者5例に対し腹腔鏡補助下脾臓摘出術を行い, 安全性と有効性を検討した.対象は併存疾患 (肝癌2, ウイルス性肝炎1, 頚椎症1) を有する脾機能亢進症患者5例.手術当日に血管造影下にゼラチンを用いて脾動脈塞栓を行い, 直ちに血小板10単位を輸血しながら手術室へ搬送し, 腹腔鏡補助下脾臓摘出術を行った.手術時間は140.5±73.1分, 出血量は205±197g, 脾重量は330±141gであった.全例で合併症は認められず, 血小板数は改善し, 併存疾患に対する治療も可能となった.脾機能亢進症合併肝硬変患者に対しては併存疾患に対する治療が必要な場合は積極的に腹腔鏡補助下脾臓摘出術を行うことは有効であると考えられた.
  • 2003 年9 巻4 号 p. 227-249
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2012/09/24
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