生活衛生
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25 巻, 6 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 藤井 正美
    1981 年 25 巻 6 号 p. 234-235
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 馬場 二夫
    1981 年 25 巻 6 号 p. 236-249
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 斎藤 穣, 馬場 二夫, 大宮 季宏, 福井 弥生, 石橋 武二, 明橋 八郎
    1981 年 25 巻 6 号 p. 250-259
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 吉田 秋比古, 佐々木 清司, 明橋 八郎
    1981 年 25 巻 6 号 p. 260-264
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    天然容器包装材について食品衛生法による合成樹脂製品の溶出試験法に基づいて試験を行ったところ, 次の結果を得た。
    1. フェノール: 全試料とも検出されなかった。
    2. ホルムアルデヒド: 全試料とも検出されなかった。
    3. 重金属: 笹葉の100℃浸出液を除く全試料で検出されなかった。笹葉で検出された重金属は銅であると思われる。
    4. 蒸発残留物: 60℃浸出液で竹製品 (平均445ppm), 桜葉 (346ppm), 厚紙製品 (平均199ppm), 竹皮 (159ppm), 笹葉 (74ppm), 木製品 (平均42ppm), アルミニウム製品 (平均20ppm), グラシン紙製品 (平均13ppm), ろう紙製品 (平均9ppm), 薄紙製品 (平均5ppm) の順に高い値を示した。100℃浸出液ではアルミニウム製品 (平均1058ppm), 竹製品 (平均1046ppm), 桜葉 (749ppm), 厚紙製品 (平均338ppm), 笹葉 (134ppm), 竹皮87ppm), 木製品 (平均69ppm), ろう紙製品 (平均32ppm), グラシン紙製品 (平均21ppm), 薄紙製品 (平均20ppm) の順に高い値を示した。
    5) 過マンガン酸カリウム消費量: 60℃浸出液では竹製品 (平均718ppm), 桜葉 (49ppm), 木製品 (平均40ppm), 笹葉 (37ppm), 竹皮 (28ppm), 厚紙製品 (平均27ppm), グラシン紙製品 (平均11ppm), ろう紙製品 (平均9ppm), 薄紙製品 (平均4ppm) の順に高い値を示した。100℃浸出液では竹製品 (平均1028ppm), 笹葉 (89ppm), 桜葉 (84ppm), 木製品 (平均53ppm), 厚紙製品 (平均45ppm), 竹皮 (28ppm), グラシン紙製品 (平均18ppm), ろう紙製品 (平均12ppm), 薄紙製品 (平均7ppm) の順に高い値を示した。
  • 吉田 秋比古, 佐々木 清司, 明橋 八郎
    1981 年 25 巻 6 号 p. 265-270
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    竹製品として2種類の巻寿司用巻すを選び, 浸出試験を行い, 浸出成分を検討したところ, 次の結果を得た。
    1) 蒸発残留物は浸出温度が高い程多く, 浸出液として水より4%酢酸を用いた方が多く浸出され, 338~769μg/mlの値を示した。試料当りに換算すると9~22mg/gとなる。
    2) 糖類は主にヘキソースが浸出され, ペントースはごくわずかであった。その浸出量の蒸発残留物に対する比率は巻す-Aで20~31%, 巻す-Bで61~65%であった。
    3) 総窒素は浸出温度が高い方が多いが, 浸出液として4%酢酸より水を用いた方が多く浸出される。浸出量は巻す-Aで14~61μg/ml, 巻す-Bで0~20μg/mlであった。
    4) 蛋白質浸出量の蒸発残留物に対する比率は巻す-Aで18~52%, 巻す-Bで38~62%であるが竹の蛋白質のチロシン含量が牛血清アルブミンのそれより3.5倍高いので実際は上記の値より数分の1程度低いものと考えられる。
    5) チロシンの浸出量は巻す-Aで7~18μg/ml, 巻す-Bで12~25μg/mlであった。
    6) 紫外部吸収は両試料の浸出液とも280nmに極大吸収をもつスペクトルを示した。280nmと260nmの吸光度の比率が1.67以上であることから核酸関連成分の浸出はないと考えられる。
    7) 巻す (ひご) の組成のうち水分は両者とも7~8%であった。灰分は巻す-Aが0.87%で巻す-Bが0.24%であった。
    8) 重金属については有害なクロム, 鉛, カドミウムは0.5ppm以下で衛生上問題はないと考えられる。
  • 神戸 保
    1981 年 25 巻 6 号 p. 270
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 吉田 秋比古, 佐々木 清司, 明橋 八郎
    1981 年 25 巻 6 号 p. 271-272
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    アルミニウム製容器包装の溶出物について検討したところ, 次の結果を得た。
    1. 蒸発残留物は水ではほとんど溶出されず, 4%酢酸で292~849μg/mlの溶出が見られた。試料重量に対する蒸発残留物量の割合は24~34%であった。
    2. アルミニウムの溶出は水ではほとんど見られず, 4%酢酸で50~154μg/mlの溶出量であった。試料重量に対するアルミニウム溶出量の割合は4~6%であった。
    3. オキシン吸光光度法による各試験液の吸収スペクトルはアルミニウム標準液のそれと同一であった。
    4. 酢酸アルミニウムの蒸発残留物として考えられる塩基性酢酸アルミニウムのアルミニウムに対する分子量の比率 (5.67または6) を各試験液のアルミニウム含量に乗じた値は蒸発残留物量と一致した。
    以上のことから蒸発残留物は塩基性酢酸アルミニウムの混合物であると推定される。
  • 岡本 章良, 大森 光明, 石橋 武二
    1981 年 25 巻 6 号 p. 273-275
    発行日: 1981/11/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    天然着色料の原料, 100%天然着色料および天然着色料製剤に関して, 20種類の試料についてはヒ素 (亜ヒ酸として) の定量を行い, 13種類の試料については亜鉛, 銅, ニッケル, マンガン, クロム, 鉛およびカドミウムを定量した。
    これらの定量値を, FAO/WHO, FDAおよび日本食品添加物団体連合会が定める規格限度の値と比較した。
    その結果, 検出されたヒ素はN. D.~0.6ppmを示し, 規格限度以内であった。重金属に関して, 鉛を比較標準溶液として重金属全般に定められている成分規格 (10~20ppm) を基に, 鉛だけの定量値を比較すると, N. D.~3.2ppmを示し, 規格限度以内であったが, 重金属の総定量値を比較すると, 19.8~238.0ppmを示し, かなり多量含有していることを認めた。
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