(1) 一次元ペーパークロマトグラフイーでは分離困難な水溶性食用赤色タール色素は二次元展開液として
n-ブチルアルコール・無水アルコール・1%アンモニア水=(6V: 2V: 3V) を用い25
cm展開, 風乾後5%アンモニア水を用いて25
cm二次元展開すれば分離することが出来る.
(2) 展開したろ紙にやや暗所で紫外線を照射することにより, 展開溶媒の先端及び赤色103号・104号・106号の位置を確認し, それと関連して他の赤色色素の位置を知ることが出来る.
(3) 非常に類似した化学構造を持っ赤色色素は分子量の増加にともない, Rf値は小となる傾向を有する.
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