繊維機械学会誌
Online ISSN : 1880-1994
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39 巻, 4 号
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  • 1986 年 39 巻 4 号 p. P177
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/02/12
    ジャーナル フリー
  • (第4報) チーズの巻玉直径並びに周速度の影響
    平井 恒夫, 深井 完祐
    1986 年 39 巻 4 号 p. T51-T60
    発行日: 1986/04/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 チーズへの糸巻返し中に糸切れが発生した場合の刻々と変化するチーズ巻玉直径に対して, 常に効果的な糸口出しフード形状の設計指針を得るため, チーズの巻玉直径並びにその周速度が糸口出しに及ぼす影響について検討し, 又, その結果に基づき最適糸口出しフードの試作を試み検討する.成果 (1) チーズ巻玉直径の変化に伴い, それに近接して位置するフード近傍の気流状態は大きく変化し, これまで検討してきた糸口出しフード形状ではチーズ巻玉直径が小さい場合, 大きい場合と比較して糸口出しが困難になることがわかった.このことに鑑み, これまでの研究成果を基に試作した糸口出しフード型式D型は, チーズの巻玉直径の大小にかかわらず, 小さな動力でも糸口出し効率を低下させない有効なフード形状であることが認められた.(2) チーズ周速度の遅いほど糸口出しの確実性は増すが, 生産性は低下する.糸口出しフードの吸引圧力・流量 (レイノルズ数Re) により, その周速度の限界値は変化するが, フードD型の場合でレイノルズ数Re=1, 7×104, すきま寸法δ=2.0mmでは, その周速度を0.6m/secとするのが最適で, それ以上で行うと糸口出し効率を100%に保てない.(3) チーズ周速度が増大するに伴って, チーズ壁面近傍の流速ベクトルの方向は, チーズの回転方向と同じ向きを持つようになる様子が認められる.しかし, 各フード型式に対する流れの特徴は, チーズを回転させても, チーズを静止させた場合の特徴が大きくは失われておらず, 従来から模型化して考察してきた研究の有効性を確認することができた.
  • 栗木 登美男, 上出 健二
    1986 年 39 巻 4 号 p. T61-T66
    発行日: 1986/04/25
    公開日: 2010/02/12
    ジャーナル フリー
    PET繊維の無定形領域における超高分子構造のパラメーターとして, 分子鎖の充填密度分布関数F´ (n) を利用し, 分散染料による染色性との関連を, より定量的に評価することを目的とする.紡速及び熱処理条件を適切に選ぶことによって, F´ (n) を広い範囲に変化させた5種のPET繊維に対する分散染料Resolin BlueFELの染色温度Td : 90~130℃, 染色時間td : 30~360minにおける染着量Wを測定した.Wと, 染料の拡散し得る最高の分子鎖充填密度nu以下の弾性率分率G (nu) =∫nu∞F´ (n) dnとの間にW=kG (nu) なる関係が成立すると仮定して, 各Td, tdにおけるnuを求めた.その結果, Td, tdが増大するほどnuは大きくなり, 染色の拡散し得る領域は充填密度の高い部分へと拡大する.又, 各Td, tdにおいて求めたG (nu) とそれに対応する各試料のWを結ぶ直線の勾配はほぼ一定値 (265~280) である.従って, G (nu) とWの相関は非常に高く, PET繊維の染色性は, 本研究の試料調製と染色条件の範囲においてはG (nu) により, ほぼ一義的に決定できる.
  • 内藤 武七郎
    1986 年 39 巻 4 号 p. P145-P159
    発行日: 1986/04/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 日笠 純一
    1986 年 39 巻 4 号 p. P160-P166
    発行日: 1986/04/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 織物設計篇 (その3)
    竹松 茂
    1986 年 39 巻 4 号 p. P171-P177
    発行日: 1986/04/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
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