繊維機械学会誌
Online ISSN : 1880-1994
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48 巻, 5 号
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  • 西村 太良, 保田 和則, 中村 喜代次
    1995 年 48 巻 5 号 p. T121-T127
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 繊維懸濁液がT型分岐流路を流れるときの, 分岐部付近での循環二次流れの成長状態, 流路の場所による繊維の存在割合, 配向状態を調べることにより, 繊維懸濁液の分岐流れ中での繊維の挙動を検討する.成果 分岐部に発生する循環二次流れは, 同じ流速では繊維懸濁液の方が大きくなるが, 流路幅方向の大きさは, レイノルズ数が繊維懸濁液では10程度, 水飴水溶液では15程度で流路幅の0.7程度となり, ほぼ等しくなる.流路中に分散している繊維の存在割合や配向角度, 配向角度の分布状態は流路の位置により異なる.存在割合は繊維長の長い方が場所による差が顕著になり, 配向角度の分布の幅は繊維長が短い方が, また, 流路中央部に近いほど大きい.
  • (第2報) 圧縮パラメータによる布の分類
    秦 虹, 松平 光男
    1995 年 48 巻 5 号 p. T128-T134
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 繊維集合体の一つである布の圧縮特性について, 前報で提案した圧縮過程の3段階モデルにおける各段階のパラメータの意味を明確化し, これらのパラメータの実用性を検討するため, 布の圧縮実験で求めたパラメータにより, 布の分類を行う.成果 (1) 布表面を圧縮する場合には表面繊維の曲げ形式により, 布の圧縮曲線の初期部分から得た回帰係数b1はスパンあるいはフィラメントかの, 糸構造と関連している.経験式として, 圧縮第2段階曲線の回帰方程式y=a2・eb2・x+c2を提出し, 圧縮―変形曲線がこの経験式に極めて近似することを確認できた.この経験式の係数b2は圧縮変形量と関連があり, c2は圧縮線形性LCと関連がある.布圧縮の第3段階曲線の回帰係数b3は布を構成する繊維素材の圧縮特性と関連している. (2) 圧縮の各段階で得られたパラメータを用いてクラスタ分析を行うことにより, 布の分類が明確化された.スパンとフィラメントとの糸構造別に分類する場合にはb1, b2, LCが最も適切である.ウール, シルク, ポリエステルとコットンの素材別の布を分類する場合にはb2, b3, RCが最も適切である.
  • 坂本 雄二, 原川 和久
    1995 年 48 巻 5 号 p. T135-T143
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 衣料用繊維材料の乾燥過程の研究として, 積層布の乾燥過程を研究することを目的とし, ポリエステルとレーヨンの平織布を積層した試料の乾燥特性曲線と含水率分布を測定した.成果 乾燥速度が減少し始める限界点における各積層布の含水率 (限界含水率) が, 1枚で乾燥したときの限界含水率に等しいことが分かった.このことは, 異種の布を重ねても成り立つことが分かった.また, 減率乾燥速度期における乾燥特性曲線において積層枚数が増えるほど乾燥速度が下がる積層の効果が確認された.この効果は, 斜めの含水率分布が原因となって起こり, レーヨン布で特に顕著であった.
  • 新しい科学技術シーズの探究
    東本 暁美
    1995 年 48 巻 5 号 p. P157-P168
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 西谷 勇次郎
    1995 年 48 巻 5 号 p. P169-P178
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 金丸 亮二, 早苗 徳光
    1995 年 48 巻 5 号 p. P179-P185
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
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