繊維機械学会誌
Online ISSN : 1880-1994
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44 巻, 2 号
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  • 金 雄二, 華 東平, 原川 和久, 佐藤 誠
    1991 年 44 巻 2 号 p. T24-T31
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 : 2層糸を用いた紡績糸の構造研究において必要な断面パターンの計測に際し, 画像計測・処理装置を用いる時に生ずる問題を指摘し, 3成分の境界判断としきい値誤定に関する新しい方法を提案する.成果 : 写真から求めた2層糸の成分分率を基準とし, これと提案する画像処理で得られた成分分率との回帰分析を行い, 新しい処理方法の精度に検討を加えた.新しい処理方法では, 従来, 測定精度上問題であった境界部分の誤判断がなくなり, 断面パターンを精度良く計測できることが分かった.又, しきい値決定においては, 平均差分値の分布と輝度ヒストグラムとから決定する方法が迅速かつ正確であり, 実用上最適であることが分かった.
  • レーザドップラ速度計による測定
    吉田 一徳, 鈴木 藤雄, 川端 行, 長谷川 準三
    1991 年 44 巻 2 号 p. T32-T41
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 レーザドップラ速度計 (LDV) を糸速測定に適用した場合の出力信号特性を明らかにする.とともに, よこ入れ試験機を用いて, よこ入れ過程の糸速変化の全般的な状況, 噴射終了段階の糸速変動状況, 並びにノズルの噴射条件とこれらの状況との関連性について調べる.成果 ドップラ信号の特性は糸の表面状態に依存し, 紡績糸の場合毛羽がシードの役割を果たすため, フィラメント糸に比べSN比が良好である.又, トラッカ出力 (速度信号) には10kHzに及ぶ不規則なノイズが重畳しており, 糸速波形の観測を行うに際しては高周波数域のノイズをローパスフィルタにより除去する必要がある.よこ糸にポリエステル・綿混紡糸45s (P/C45s) を用いた場合, このノイズは約2m/s (rms) 程度で, 2kHzのローパスフィルタを用いるとそのレベルは半減することが明らかとなった.エアプール方式において, グリッパ開放開始時及び自由噴射終了時には, 張力波の伝播に起因する特徴的な糸速変動が生じている.又, 飛走中の糸のゆるみ量及び自由噴射終了時の張力ピーク値の低減には, 供給速度をよこ入れ前中期で高め, かっ自由噴射後期で減らすように設定することが有効である.このような供給速度はメインノズルの圧力をよこ入れ前期で高めることにより実現できるが, 紡績糸 (特に単糸) の場合には解撚による糸切れの問題もあり注意を要する.
  • 中野 恵之, 太田 健一, 佐伯 光哉, 小紫 和彦
    1991 年 44 巻 2 号 p. T42-T46
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
    目的 : 紡績糸の品質管理, 及び, 糊付糸の製織性の評価を目的として, 解撚特性評価装置を試作する.又, 定荷重下で試料糸を解撚した時の挙動から, 糸の特性や製織性の検討を試みる.成果 : 解撚特性評価装置を用いて, 原糸, 加工糸, 糊付糸を試験測定した.その結果から, 糸状態が加工処理によって変化することや糊付糸の糊剤による抱合性効果を確認することができた.更に, 糊付糸にっいては, 荷重を変化させた試験結果より, 糊剤の抱合性能力の大きさを推定できることが分かった.
  • 平川 董
    1991 年 44 巻 2 号 p. P75-P81
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 高木 清
    1991 年 44 巻 2 号 p. P82-P88
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 山本 勝男, 小松 行成
    1991 年 44 巻 2 号 p. P89-P94
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 三浦 義人
    1991 年 44 巻 2 号 p. P95-P103
    発行日: 1991/02/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
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