症例の概要:72歳男性.下顎左側大臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴に来院.下顎左側大臼歯部欠損による咀嚼障害および下顎右側臼歯部ブリッジの不適合を認めた.インフォームドコンセントの後,口腔内スキャナーとCAD/CAM技術を用いて外科用ガイドプレートを作製し,6|67 欠損部にインプラント治療を行った.
考察:CBCTと口腔内スキャナーのデータから補綴主導型インプラント埋入を行い,CAD/CAM技術を利用して上部構造を作製することで,咀嚼能力が向上し,長期的に良好な結果につながった.
結論:下顎遊離端および中間欠損に対し,デジタル技術を用いてインプラントによる固定性補綴治療を行うことで,咀嚼能力が向上し,患者の満足を得ることができた.
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