人工臓器
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21 巻, 5 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • ―Informed consentを中心に―
    笠貫 宏
    1992 年 21 巻 5 号 p. 1367-1368
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 比嘉 充
    1992 年 21 巻 5 号 p. 1369-1374
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 小久 保純, 池田 晃治, 水沼 裕光, 小石 沢正, 須藤 憲一
    1992 年 21 巻 5 号 p. 1375-1376
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    植込み式心臓ペースメーカー使用患者が, 万引等の防犯探知装置により突然死する可能性があるとの報告を機に, 本邦で使用の多い図書管理システムや万引防犯装置によるペースメーカーへの影響の有無の実験を試みた. これまで当施設で実施した実験(放射線照射, MRI, 電気メス, 砕石装置など)より, 予想されるペースメーカーへの影響として(1)false inhibition, (2)EMI protection, (3)プログラム自動変更, telemetry機能障害, (4)back-up Pacing, (5)回路の破損, などが考慮された. 実験に使用したペースメーカーはhardwareおよびsoftwareを含みVVI37, DDD17, VVIR3, の計57台であり, これら装置についてそれぞれ(1)~(5)を観察したが, いずれも反応を示すペースメーカーはなかった. 実験結果より, 防犯探知システムはペーシング機能に影響を与えず, 一応安全と判断された.
  • 宮脇 富士夫, 須磨 幸蔵, 松本 博志
    1992 年 21 巻 5 号 p. 1377-1383
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    交互に配列した静磁場を有するプラスチックフィルム(磁束密度280ガウス)の内皮細胞再生促進能を検討した. 16頭の雑種成犬の両側頸動脈(N=32)の内皮に長さ約5cmにわたる機械的な損傷を与え, 内皮を剥離させた後に, 一側の頸動脈のみに交互配列静磁場フィルムを巻き(実験群), 他側はそのままとした(対照群).術後1, 2, 4, 5, 6, 8週後に両側頸動脈を摘出し, 内皮細胞の再生状況を比較検討した. 術後2週で実験群のほうが対照群よりも内皮細胞の再生が速かった. 機序の詳細は不明であるが, 血液中の陰性荷電粒子が交互に配列した微小静磁場を通過する際に, 磁場の変化を生じ, 局所の起電力の変化を生じさせることになる. これが内皮細胞の増殖を促進させるのではないかと考えている.
  • 杉山 隆之, 中島 豊, 永井 哲士, 金森 直明, 秋沢 忠男, 越川 昭三
    1992 年 21 巻 5 号 p. 1384-1389
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    低分子量ヘパリン(LHG)およびヘパリンナトリウム(ヘパリン)の培養ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)への付着, 取込みおよびその様式について検討した. [35S]LHGは, [35S]ヘパリンに比して37℃におけるHUVECへの結合が少なかったが, 4℃ではほぼ同等であった. また, 蛍光標識したLHGおよびヘパリン(それぞれF-LHGおよびF-ヘパリン)を用いて蛍光顕微鏡で観察すると, F-ヘパリン添加時の蛍光変化はレセプターを介した取込みのパターンの特徴を呈したが, F-LHGではそのような変化は少なかった. [35S]LHGおよび[35S]ヘパリンの結合はHUVECをトリプシン処理すると減少した. LHGを添加した培地の抗Xa活性の低下は, ヘパリン添加の場合に比して軽度であった. これらのことから, LHGの血漿中抗Xa活性の半減期がヘパリンに比して長いことの一因は, LHGがヘパリンに比して血管内皮細胞に取り込まれにくいことにあると考えられた.
  • 山家 智之, 仁田 新一, 片平 美明, 薗部 太郎, 永沼 滋, 柿沼 義人, 秋保 洋, 井筒 憲司, 小林 信一, 芳賀 洋一, 松澤 ...
    1992 年 21 巻 5 号 p. 1390-1394
    発行日: 1992/10/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    われわれは生体には認められない高速振動流を発生する電磁駆動振動ポンプ(VFP)を応用した人工心臓を開発してきた. 本研究においては, VFPの発生する高速振動流が自律神経機能に与える影響について検討を加えるため, 動脈圧の経時的変動を, スペクトル解析法を用いて評価した. 成山羊を用い, 静脈麻酔下に, 左開胸を行い, 左房脱血, 下行大動脈送血方式にてVFPを装着し, 上行大動脈を遮断して完全左心バイパスとした. 左房圧, 動脈圧, 肺動脈流量を計測し, FFTを用いて周波数解析を行い, パワースペクトルを得た. その結果, 高速振動流下においては, 呼吸性変動成分は有意の影響を受けなかったが, Mayer wave変動成分は有意に減少していた. したがって高速振動流という特殊な循環動態が全身麻酔下においても自律神経機能を介した循環系制御システムに影響を与えている可能性が示唆された.
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