我が国は、都市の拡大と人口減少を背景に、コンパクトシティの形成を推進している。一方、頻発する自然災害は、都市計画における防災の重要性を高めている。しかし、誘導区域設定に際して、災害危険区域を考慮するかどうかは自治体にとって判断が難しく、また、これらの要素を考慮した誘導区域をどのように設定するかも明確ではない。そこで、本研究の目的は、防災を考慮した集約的な都市構造の実現可能性を明らかにすることである。本研究より、地価の高さ等により、災害リスクの高い地域の解消は現実的でないことが判明した。したがって、このような地域特性に応じて実施する施策を検討することが重要といえる。
本稿は,クライストチャーチを拠点に活動する社会的企業のギャップフィラーを対象に,クリエイティブ・プレイスメイキングの挑戦と軌跡を,海外都市計画交流会でのヒアリング調査や現地調査により把握した.その結果,2010年から2011年に発生したカンタベリー地震からの復興過程に応じて,人々とその場所を結び付ける実験的で魅力的なプロジェクトを企画・運営するギャップフィラーの活動内容が多様化している一方,一貫してオープンで市民参加型の仮設的・暫定的な活動を行い,街の復興への人々の積極的な関与と新しい街の再構築のきっかけを先導的に提供していることを明らかにした.また,その根底には,創造性,遊び心,そして,市民的想像力に着目したアプローチが共通して存在しており,近年は「遊びの力」の活用に注目して,都市の可能性を実現するために挑戦していることを明らかにした.
食料危機や社会的孤立・孤独の問題が深刻となるなか、エディブルシティが地域で持続可能な食料システムを構築しながら、コミュニティを活性化し社会的結束を強める都市像として注目されている。本報告では、「エディブルガーデンシティ」を目指すニュージーランドのクライストチャーチ市の施策の内容と現状を紹介する。文献資料から家庭菜園やコミュニティガーデン、食料採集、エディブルパーク、学校菜園、ファーマーズマーケットが推進されていることがわかった。さらにフィールドでコミュニティガーデンやフードフォレスト、レッドゾーン内の果樹の様子を探索的に調査した結果、公共の場所での食料生産と採集が実際に行われており、包摂的なコミュニティも育まれていることがわかった。
撤回:本研究の目的は、外国につながる子どもたちが災害時にどのような課題に直面するかを明らかにし、その解決に必要な対策を検討することである。その結果、まずは生きていく上で必要不可欠となる食料の問題や一人でいた時の対応が挙がった。その上で、「外国につながる子ども」特有の課題である言葉や情報面の課題が重なった。その対策としては、事前に食べ物がもらえる場所や多言語で情報を提供してくれる場所を把握しておくことが必要となる。また、日頃から地域とのつながりを深め、助け合える関係性を築いておくことも大切だ。
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