農業生産技術管理学会誌
Online ISSN : 2424-2403
Print ISSN : 1341-0156
20 巻, 3 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
  • 岸田 史生, 榊原 俊雄, 黒澤 俊, 西川 浩次, 楠見 浩二, 札埜 高志, 片岡 圭子, 北島 宣
    原稿種別: 本文
    2013 年 20 巻 3 号 p. 79-84
    発行日: 2013/12/15
    公開日: 2019/04/11
    ジャーナル フリー
    web上で無料公開されている気象庁の気象観測データを利用して,グリーンアスパラガスの日別収量の簡易的な予測を試みた.栽培地から6km離れた気象観測所の温度データおよび降水量データを説明変数とし,日別収量を目的変数として,重回帰分析を行った.日別収量の簡易予測には収穫前日と当日の平均気温および収穫9日前と10日前の平均気温を説明変数とした重回帰式が利用できることが示された.以上の結果から,日別収量に影響を及ぼす環境要因について考察した.
  • 河村 昌幸, 石田 章, 横山 繁樹
    原稿種別: 本文
    2013 年 20 巻 3 号 p. 85-93
    発行日: 2013/12/15
    公開日: 2019/04/11
    ジャーナル フリー
    本稿では,Benesse教育研究開発センターが2004年に実施した調査の個票データを用いて,中高生の食行動を規定する要因を解明することを目的とした.定量分析の結果,個人属性,生活習慣・自立性,食卓環境・雰囲気,家族関係(親との関係),居住地が中高生の欠食・偏食頻度に影響を及ぼしていることが確認された.また学年進行に伴って,欠食頻度は増加する一方で偏食傾向は是正される可能性が示唆された.今後,子どもの欠食・偏食を解消していくうえで,子どもの生活習慣の改善のみならず,食卓環境・雰囲気や親子関係などを含めた家庭環境の改善を促し,「楽しい」と感じられる食卓環境の創造を支援するために,子どもとその保護者双方に働きかけていくことが重要であると考えられる.加えて,中高生が頻繁に訪れるコンビニやファミリーレストランも巻き込み,地域として啓蒙活動に取り組むことも検討に値しよう.
  • 森 聡, 松家 義克
    原稿種別: 本文
    2013 年 20 巻 3 号 p. 95-101
    発行日: 2013/12/15
    公開日: 2019/04/11
    ジャーナル フリー
    ナシの樹勢向上のために,深耕および土壌改良資材処理を行い,効果について検討した.深耕処理により土壌物理性の改善効果がみられた.これに土壌改良資材処理を加えることにより,一層の改善効果がみられ,パーライト処理で最も優れた.土壌化学性改善効果はパーライト処理でみられた.根のTTC還元活性はパーライトおよびバーミキュライト処理で優れた.また,パーライト処理にナシ萎縮病軽減効果がみられた.これらのことから,深耕と土壌改良資材の組み合わせ処理は,ナシの樹勢を向上させ,ナシ萎縮病の進行を抑制させる可能性があると考えられた.
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