日本野生動物医学会誌
Online ISSN : 2185-744X
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24 巻 , 1 号
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原著論文
  • 尾形 光昭, 七里 浩志
    原稿種別: その他
    2019 年 24 巻 1 号 p. 1-7
    発行日: 2019/03/29
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

     横浜市内に生息するニホンアカガエル2個体群間の補強について,その遺伝的妥当性を評価するために,ミトコンドリアDNAの調節領域の塩基配列および10領域のマイクロサテライトDNA の遺伝的多型に基づき,両個体群間の遺伝的関係を解析した。その結果,両個体群は遺伝的に近縁であるものの,有意な遺伝的分化を示した。本研究により示された2個体群間の遺伝的関係から,2個体群間で補強を実施することに遺伝的な問題はないと考えられる。

  • 伊東 政明, Alastair A. MACDONALD, Kristin LEUS, I Wayan BALIK, I Wayan Ged ...
    原稿種別: その他
    2019 年 24 巻 1 号 p. 9-20
    発行日: 2019/03/29
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

     インドネシアにおいて飼育下スラウェシバビルサの営巣行動504例が観察され,時刻,場所,巣材を含む行動特性が記録された。本種は,性別を問わず,生後15週以降の幅広い年齢で,夕方の給餌時刻と日没時刻の間に相当する午後5時から午後6時の時間帯に高頻度に,壁,大木,間隙等の構造物の傍らに寝屋を作った。落葉落枝の収集のみならず,後肢で起立し,立木から様々な部位を採取する巣材収集行動も観察された。また,巣材不足の際,牧柵から棒材を引き抜き,巣材を補足する行動も記録された。群飼では,営巣行動を主導する特定の個体は認められず,共同作業により完成した巣は共用された。バビルサの休息睡眠用の営巣行動は正常な行動レパートリーの一つであり,飼育下個体への巣材の提供は効果的なエンリッチメントになる。

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