生体の直流分極を複合指数函数ΣAiexp (-α
it) を以つて解析出来る。その印加電圧が小さいときはAi>0である。然しそれが増大すると, Aiの中に負となるものが表われる。
亦生体の直流分極現象から, 此れを抵抗r
i容量C
iの並直列回路と考える事が出来る。而して印加電圧を大きくすると, r
ic
iの値が減少すると云う現象が起る。
此等の性質が微小電極capillary electrodeにも起る事を明らかにした。終りに臨み本研究に御指導, 御校閲を賜わつた本学生理学教室斉藤忠義教授に厚く御礼申し上げます。
抄録全体を表示