歯科基礎医学会雑誌
Print ISSN : 0385-0137
41 巻, 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 明野 ながこ
    1999 年 41 巻 2 号 p. 91-97
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
  • 菅原 俊二
    1999 年 41 巻 2 号 p. 98-107
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
  • 井上 孝, 田崎 雅和, 下野 正基
    1999 年 41 巻 2 号 p. 108-112
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
    メルケル細胞は, ヒト口腔領域の鋭敏な感覚を期待される口唇や口蓋に多く, 頬粘膜, 舌, 歯肉にも散見されるといわれている。しかし, メルケル細胞と口腔病変との関連を示す報告は少ない。今回, 口腔領域のメルケル細胞の病変を検索するにあたり, 正常粘膜上皮, 線維性ポリープおよび線維腫の被覆上皮, 扁平苔癬, 白板症, 乳頭腫, 異形上皮, 扁平上皮癌およびメルケル細胞癌についてメルケル細胞のマーカーとされるCK20を一次抗体に用いて免疫組織化学的に検索した。その結果, メルケル細胞は炎症性粘膜の釘脚部に増殖しており, これは, 組織の再生に関与している可能性があることが示唆された。しかしながら, 今回検索した口腔粘膜病変のなかでメルケル細胞癌を除けば, 他の病変は一次的に関わる可能性は低いと思われた。
  • 阪本 充, 川崎 弘二, 神原 正樹
    1999 年 41 巻 2 号 p. 113-120
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
    液膜落下法は固体に吸着したタンパク質を乾燥させることなく, 吸着タンパク質表面のぬれ性状の測定が可能である (特許第2782502号)。しかし, 従来の液膜落下法は光を透過する固体のみ吸着媒として使用可能であった。そこで液膜落下法を改良し, 光不透過の酸性フッ素リン酸 (APF) 溶液処理ハイドロキシアパタイト (HAp) 上に吸着したヒト血清アルブミン (HSA) 表面のぬれ性状の違いを検討した。改良液膜落下法により, 光不透過の固体においても吸着タンパク質表面のぬれ性状の測定が可能であり, 高濃度HSA水溶液に浸漬した場合, HAp吸着HSA表面は, APF溶液処理濃度に関わらず親水性であることがわかった。低濃度HSA水溶液に浸漬した場合, APF溶液処理濃度によりHAp吸着HSA表面のぬれ性状は異なる変化をすることが明らかとなった。また, この方法によりAPF溶液処理の違いによって, HSAが固体表面に吸着した後に起こるコンホメーション変化を観察できることがわかった。
  • 齲蝕感受性BALB/cA, 齲蝕抵抗性C3H/HeNを用いた実験系
    高橋 晶子, 大島 朋子, 前田 伸子
    1999 年 41 巻 2 号 p. 121-132
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
    われわれは通常飼育近交系マウスの口腔でEnterococcus faecalisが最も優勢な細菌種で, しかも本菌はマウスにおける齲蝕原因菌であることと, Staphylococcus xylosusが次に優勢な常在菌であることをすでに明らかにしている。
    そこで, 本研究では, 無菌近交系マウス (齲蝕感受性; BALB/cA, 齲蝕抵抗性; C 3H/HeN) に, 通常飼育マウス口腔に優勢な細菌種 (E. faecalis, S. xylosus) を単独, あるいは2種混合して接種したモデルを作成し, 細菌の口腔内への定着に系統差があるかどうかを検討した。その結果, E. faecalisは単独, あるいはS. xylosusとの混合接種にかかわらず, 口腔内では歯に特異的に定着しやすいことが明らかとなった。また, マウス系統間ではS. xylosusの定着パターンに差はないが, E. faecalisはBALB/cAにおいての方が定着しやすいことが示された。さらに, Hydroxyapatite (HA-) beadsに吸着する両系統マウスの唾液タンパク質をSDS-PAGEで比較したところ, HA-beadsに結合する複数のバンドが検出された。これらのうち, 45kDa付近のものが最も吸着性が強いと思われ, C 3H/HeNの方がBALB/cAよりもわずかに分子量が大きかった。次に唾液吸着HA-beadsで菌体付着試験をしたところ, BALB/cA唾液タンパク質の方に付着しやすい傾向が認められた。したがって, HAに吸着する唾液タンパク質がE. faecalisの付着および定着に関与していることが示唆された。また, 唾液存在下におけるE. faecalisの菌体凝集反応は, 両系統の唾液においてもみられるが, BALB/cAにおいての方が凝集反応が強いことが観察された。さらに, 無菌マウスの唾液を用いて, E. faecalisを培養するとBALB/cAの唾液の方が菌の増殖が著明であった。以上の結果からC 3H/HeNよりもBALB/cAの唾液の方が, E. faecalisにとって定着・増殖に有利に働くことが示唆された。
  • Kazuyuki Segawa, Kuninori Yamamoto, Jun Takimoto, Reiji Takiguchi
    1999 年 41 巻 2 号 p. 133-136
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
  • Tomokazu Nakajima, Ryuichi Fujisawa, Yoshinori Kuboki
    1999 年 41 巻 2 号 p. 137-141
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2010/06/11
    ジャーナル フリー
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