日本食品微生物学会雑誌
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12 巻 , 3 号
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  • 石崎 文彬
    1995 年 12 巻 3 号 p. 149-156
    発行日: 1995/12/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
  • 斎藤 章暢, 小野 一晃, 安藤 佳代子, 青木 敦子, 正木 宏幸, 徳丸 雅一, 本藤 良
    1995 年 12 巻 3 号 p. 157-163
    発行日: 1995/12/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
    食品からのListeria検査において, 培養法によりListeriaの存在の有無をスクリーニングする目的から, FraserブイヨンとHCLA培地の評価を行った.
    1. Fraserブイヨンの24時間培養での培地色変化の必要菌量は, 101~105 (CFU/ml) で, 菌株によって差が見られたが, 菌の損傷による差は認められなかった.
    2. Listeriaを接種した牛乳およびチーズを用いたFraserブイヨンの二段階増菌は, EB 48時間培養と比べてほぼ同様の増菌効果を示した.
    3. 食肉等を対象としたFraserブイヨンの24時間培養での誤陽性率は16.0% (20/125), 誤陰性率は1.6% (2/125) であった.誤陰性検体は48時間後には陽性となった.
    4. HCLAはOxfordと比べてListeria発育菌量に差はなかった.
    5. L. monocytogenesとL.innocuaの混合菌液を塗抹したHCLAとOxfordからのL.monocytogenes釣菌率は, HCLAが100% (50/50), Oxfordが62% (31/50) であった.
    6. 食肉等を対象としたHCLAの使用に, 誤陽性, 誤陰性はなく, L.monocytogenesを24時間で分離できた.
    以上の成績から, FraserブイヨンとHCLAは食品中のListeria検査に有用であることが確認された.
  • 鮫島 隆, 山中 洋之, 茶薗 明, 小久保 彌太郎
    1995 年 12 巻 3 号 p. 165-171
    発行日: 1995/12/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
    茨城県と神奈川県内にある2ヵ所の惣菜工場の包装室 (AおよびB包装室) に送風機内蔵型の空気清浄装置を設置し, 空中浮遊微生物に対する影響を調査した.その成績は, 以下の通りであった.
    1. 装置運転前のA包装室およびB包装室の浮遊細菌数は, それぞれ0.269~0.533 cfu/L, 0.041~0.577cfu/L, 浮遊真菌数は, 0.087~0.201cfu/L, 0.047~0.444 cfu/Lで, B包装室では, 午後菌数が増加する傾向が認められた.
    2. 装置を運転することにより, A包装室では, 細菌数および真菌数とも有意 (P<0.01) に減少し, それぞれ運転期間中0.056~0.132 cfu/L, 0.016~0.029 cfu/Lで推移した.また, B包装室では, 午後の測定で, 運転後有意 (P<0.01) に減少し, 細菌数および真菌数は, それぞれ0.026~0.028 cfu/L, 0.022~0.058 cfu/Lとなった. なお, 捕集地点による除去効果の差は, A・B包装室ともほとんど認められなかった.
    3. 装置運転前のB包装室で分離された細菌中Staphylococcus属, Micrococcus属, Bacillus属の3属菌が全体の57.4%を占めた. また, 運転後もこれら3属菌が優勢 (68.5%) であった.
    4. 今回の調査では, 装置運転前後のいずれの測定でも, Listeria属菌は検出されなかった.
  • 和田 正道, 塩沢 寛治
    1995 年 12 巻 3 号 p. 173-179
    発行日: 1995/12/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
    聞き取り調査結果を入力すると食中毒原因食品を統計学的に推定できるパソコン用ソフトウェアを開発した. 使用者はデータを入力するだけで, 原因食品の推定結果を得ることができる.解析にはx2検定, Fisher検定およびt-検定を組み合わせて用いたため, 種々の状況のマスターテーブルの解析が可能となった.実際の食中毒事例に応用した結果, 統計的な知識がなくても迅速に省力的に原因食品を推定できることがわかった.この推定結果に食品の検査成績や他の疫学的調査結果を合わせて考察することにより原因食品を特定することが可能であった.本ソフトウェアを利用することにより, 迅速かつ的確に原因食品の推定が行なわれ, 早い段階での行政対応が可能になると考えられる.
  • 栗原 健志, 池田 律子, 武田 典子, 今井 忠平
    1995 年 12 巻 3 号 p. 181-186
    発行日: 1995/12/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
    SEを人工的に接種した全卵を用い, 食中毒事故を起こした老人ホームの処方でババロアを試作した.試作の工程では成分は55.6℃にしか加熱されず, SEの減少度合いは小さかった.洋菓子製造の教材による配合でババロア, カスタードクリーム, アイスクリーム原液を作り, これにSEを接種して58℃, 63℃, および68℃ に各々3.5分加熱した.58℃3.5分では接種したSEを殺菌できなかったが, 68℃3.5分では殺すことが可能であった.
    洋生菓子の試作品のpHはいずれも中性付近にあり, 水分活性もサルモネラの増殖可能な0.95以上にあり, 特に老人ホーム処方のものは高かった.これらにSEを接種して30℃に保存した場合, いずれも増殖したが, 特に老人ホーム処方のババロアでの増殖は速かった.一方10℃に保存した場合, いずれも増殖速度は極めて遅かった.卵を含む最終製品を低温に保管するか, あるいは早期に摂食することの重要性も再認識された.
  • 1. 食中毒患者の症状および潜伏期による推定表の作成
    阿部 和男, 品川 邦汎
    1995 年 12 巻 3 号 p. 187-192
    発行日: 1995/12/20
    公開日: 2010/07/12
    ジャーナル フリー
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