蝶と蛾
Online ISSN : 1880-8077
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15 巻, 1 号
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  • ATSUSHI KAWABE
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 1-7
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    この報文では下記の3属3新種を記載した. Clepsis monticolana KAWABE タカネハイイロハマキ(新称) 本種は立山の弥陀ケ原,五色ケ原や針木岳から得た多数の標本にもとづき記載した.しかし乗鞍岳,常念岳からの個体は前記地域の個体より,一般に小型で,色彩はより暗色をおび,特に雌の前翅の地色に多少赤色を加味する.しかしながら,それら以外の外部形態及び前翅斑紋様式,雌雄交尾器の形態では,特に両者を区別する特徴を発見出来なかったので,ここでは同種として扱った.又本種は大雪山から報告されたClepsis insignata OKU ダイセツチビハマキ(新称)と外部表徴及び雌交尾器の形態において明らかな差異を現わすが,雄交尾器の形態はきわめて似ている.又常念岳,南アルプス等のハイマツ帯に分布し,本種に近似し,明らかに新種と考えられる個体を発見しているが,前記同様雄交尾器の形態において顕著な差異がみられない(個体数不足のため記載をさけた).なお,本種はハイマツ帯に限って分布し,日中,ハイマツをたたくと普通にみられるものであるが,弥陀ケ原(1900m)にはハイマツの群落がなく,五葉松の群落であることも今後の本種の分類学的研究を進める上で留意しなければならないと考える.しかし本種の食草がハイマツであるかどうかはまだ確認していない. Clepsis insignataの確認に際し御助力下された奥俊夫氏にここでお礼を申しあげる. Hastula hoshinoi KAWABEホシノハマキ(新称) 本種は交尾器の形態からHastula属の種として扱ったが,外部形態はヨーロッパのEpagoge grotiana (FABR.)や本邦でEpagoge grotianaトビハマキと呼ばれている種ときわめて似ている.本邦のトビハマキはE. grotianaとは明らかに別種で,おそらく新種と考えられる. Philedone violetana KAWABEクシヒゲムラサキハマキ(新称) 本属の種は旧北区から1種のみが知られており,雄の触角が櫛歯状(本種はむしろ鋸歯状)を呈し,前翅の翅脈7と8が有柄で,雄の交尾器のtranstillaが小針を密生するのが特徴である.上記の形態を示し,全体が黒紫色をおびる本種はこれまでに本邦から記録されたどの種とも容易に区別出来る.
  • 福田 晴夫
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 8-14
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    (1) 以前はわずかに土着していたか,まれに移住個体又はその子孫が発見される程度であったと思われるタテハモドキが, 1958〜1962年,九州南端部に多数発生している. (2) この地域では1958年から個体数が急増したが,その原因は1957年頃から水稲の早期栽培が始まり,食草スズメノトウガラシがふえたためと推察される.この食草は7月から発芽するので普通作の水田ではめったに大群落はつくらないが,早期栽培地域では第1期作を8月までに終ってそのまま放置する水田が多いので,ここにこの食草が大量に出現することになる. (3) 土着地は今のところイワダレソウのあるところだけと思われるが,確認されているのは佐多町大泊と田尻,推定されるのは志布志町夏井,枕崎市,日置郡などである. (4) 越冬成虫は春にイワダレソウに産卵し,それから生じたF_1またはF_2が7〜11月にかけてスズメノトウガラシのある水田地帯で2〜4回の発生をくり返しながら分布をひろげるものであろう.これらの地方以外でも越冬後の成虫が発見されるが,そのF_1は発生した記録がない. (5) 南九州で分布北限を規定しているのは低温でなく,春の食草の分布の有無であろう.また,毎年の分布拡大範囲はそう大きくないし,成虫の移動性もあまり大きいものではないらしい. (6) 今後,新食草が発見されるかもしれないし,イワダレソウのないところで越冬成虫が生きのびて夏の食草により次代を発生させる可能性が少し残されているが,本報でのべた経過がやはり主なものであろう.
  • 岡部 正明, 竹束 正
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 14-16
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 村山 修一
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 16-19
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    Erebia niphonica amarisana subsp. nov. Extremely allied to subsp. sugitanii SHIROZU, but differs from it in having broader fulvous band of hindwing on upperside, and somewhat smaller size. This race occurs in Mt. Amarisan (1671m.) and the South Japan Alps mountains. Erebia niphonica togakusiana subsp. nov. This large race is closely similar to the race tateyamana MURAYAMA, but distinguishes it in the following points ; upperside, the fulvous red band of forewing is somewhat smaller narrower, the same of hindwing conspicuously degenerates to the small red spot or patch. This race occurs only in Mt. Togakusiyama (1911m.), Nagano prefecture. Wagimo signatus signatus BUTLER, ab. iwateanus nov. Upperside, purplish markings appear only in the space 1 and the base of the space 2. Underside, the middle and base area of both wings become darkish grey and only the marginal area is yellowish orange. There are two silver bars in discocellular and the obscure silver band outside of it. Known from the prefecture Iwate, northern Honshu. Coreana stygiana BUTLER, f, odai nov. Underside, the marginal as well as submarginal black spot lines disappear, being replaced to whitish yellow spot in male, red spot in female. The black spot in red marking at anal angle of hindwing, reduces to the slight patch. Ground colour golden yellow. The hereditary form appearing only in Akka district of the prefecture Iwate. Coreana stygiana BUTLER, f. hikosana nov. Underside, the marginal as well as submarginal black spot lines more distinct, inside of marginal black spot line, the whitish marking is parallel to it. Ground colour greyish yellow. The hereditary form appearing only in Mt. Hikosan (1200m.), northern Kyushu. Coreana stygiana BUTLER, semiakio nov. Two remarkable reddish markings appear in marginal areas of the spaces 2 & 3 in hindwing of upperside. Collected in Mt. Daisen (1713m.), the prefecture Tottori. by the author. Above-mentioned all types in author's collection.
  • [記載なし]
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 19-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • SIGERU MORIUTI
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 20-21
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 田島 幸次郎, 渡辺 徳
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 22-24
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
    著者等はここ二三年来,表題の地域について蛾の採集につとめて来たが,その中で,個体数が少ないか,又は分布上興味ありと思われるもの若干を選んで報告する.本篇を草するに当り,標本の同定その他に多大の御教示を頂いた,岩手大学 岡野磨瑳郎助教授に深く感謝の意を表する.
  • 磐瀬 太郎
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 24-25
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 人見 勝
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 26-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 岡田 正哉
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 26-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 永井 厖
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 27-28
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 手代木 求
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 28-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
  • 村田 泰隆
    原稿種別: 本文
    1964 年15 巻1 号 p. 28-
    発行日: 1964/08/30
    公開日: 2017/08/10
    ジャーナル フリー
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