知能と情報
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26 巻 , 6 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
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目次
巻頭言
解説
書評
用語解説
  • 木村 昌臣
    原稿種別: 用語解説
    26 巻 (2014) 6 号 p. 239
    公開日: 2017/11/18
    ジャーナル フリー

    人は誰でも病気になったり怪我したりする.患者の体を健康な状態に戻すもしくはその状態に近づけるために医療があるといっても過言ではない.それゆえ,医療行為が患者(および医療従事者)の健康を損ねる原因になることはあってはならない.

    医療安全を守るために医療事故を防止する対策が議論されるが,医療事故の原因となりうるものは大きく分けて物と人である.物の安全性には医薬品や医療機器等そのものの安全性が含まれる.人に関する安全性に関して,特に医薬品・医療機器等を使用する際の安全性については「使用の安全」と言われる.医療従事者(場合によっては患者も含まれる)が関わる医薬品・医療機器等の使用の安全を担保するためには多くの場合ヒューマンエラーの防止が必要となるが,ヒューマンエラーが生じる背景には医薬品の名称やパッケージの類似性,医療機器のユーザーインターフェイス,組織体制などが含まれる.これらの原因についてより多くの情報を収拾するためインシデント(ヒヤリ・ハット事例)情報の収集とその解析が行われている.

    医薬品の安全性に関係する重要な情報源の一つに医薬品添付文書がある.医薬品添付文書は,医薬品の承認に関わる情報が含まれており,剤形,用量・用法,効能・効果,副作用などの項目がある.医薬品には医療用医薬品および OTC(Over The Counter)薬などがあり,医療用医薬品はその購入に医師の処方箋が必要であり,OTC 薬はドラッグストア等で販売される.前者の添付文書は医療従事者向きに書かれており,後者の添付文書は患者向きに書かれている.医療用医薬品だけでも1万品目以上あるため,添付文書に含まれる各種記述は医薬品に関するコーパスと見なすことができる.

    医薬品添付文書を含め医療安全に関わる多くの情報・データが存在するが,必ずしもデータマイニング・テキストマイニング等をはじめとした解析に適したフォーマットとなっていない場合がある.データのフォーマットが整備されると共に多くの医療安全に関わるデータが解析され,医療安全に資する結果が医療現場にフィードバックされることが望まれる.

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  • 山ノ井 高洋
    原稿種別: 用語解説
    26 巻 (2014) 6 号 p. 239
    公開日: 2017/11/18
    ジャーナル フリー

    ヒトが高齢になると生体のハードウェアは故障が多くなる.そして,脳死判定と言う言葉が象徴するように,最終的に機能が維持されるのは脳である.したがって,脳波を取り出してインターフェースを行うのは最終あるいは究極の手段である.この分野の研究ではブレイン・マシン・インターフェース(BMI)という言葉が先行していた.BMIといっても一般によく知られているボディ・マス・インデックスではない.ここでのBMIとは,脳波の微細な信号を計測器(マシン)によって取り出し,ヒトとのインターフフェースを取るというものである.最近はほとんどのマシンがコンピュータを介しているので,ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)と呼ばれるようになっている.

    この分野では米国 John Donoghue 氏のグループの一連の研究が先駆的であった.一方,国内においても,ATR川人光男氏のグループを中心として,EEGとfMRI を用いた大規模なBCIの研究を進めており,第27回福井のファジィ・システム・シンポジウムの特別講演で氏の話を聞いた会員も多いと思う.

    ヒトがスクリーンのアルファベットを見ている脳波から単語生成したり,サルが歩行している時の脳波を取り出し,その出力をインターネットで遠隔地に送り,ロボットに歩行させたり,サルの脳波でロボットアームを操作し,自分の所に餌を供給させたり,と基礎研究の段階は様々である.これらを始めさまざまな研究機関で行われている結果に関しては,YouTube で沢山の動画が公開されているので,そちらを参照されたい.

    しかしながら侵襲的なBCI は,電極そのものをサル等の脳に挿入し,その出力を利用するもので,初期の実験では,ボランティアが挿入された電極からの感染症でなくなった例もある.我々は,非侵襲的に医学診断で脳波を計測するのと同様な方法で,実験と研究を行っているが,手前みそながら,将来は非侵襲的BCI へと研究の主流は移ってゆくと思われる.

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会告
特集:「オペレーションズ・リサーチ」
論文概要
学会から
編集後記
総目次
特集論文:オペレーションズ・リサーチ
原著論文
  • Hiroaki ISHII
    26 巻 (2014) 6 号 p. 867-872
    公開日: 2015/03/06
    ジャーナル フリー
    This paper considers a facility construction problem in a rectangular urban area with some barriers and rectilinear distance. There exist some demand points and possible construction sites with preference of construction. For each site, its construction cost is a fuzzy random variable due to the change of the situation and difficulty of estimation after planning. Therefore in this case the total cost is also a fuzzy random variable and so probability that the cost becomes below the budget should not be below the fixed level from randomness of the total cost. We should decide suitable facility construction places under the condition that each demand point is covered within some distance from at least one facility. Under this condition, the possibility that the above chance constraint is satisfied should be maximized and minimal preference among facility constructed sites maximized. We seek some non-dominated solutions after definition of non-domination.
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  • 円谷 友英
    26 巻 (2014) 6 号 p. 873-880
    公開日: 2015/03/06
    ジャーナル フリー
    本研究では,個人が与える代替案に関する一対比較行列に区間AHPを用いて,個人の考えを区間ウェイトとして求め,それらを近似することでグループの決定を導く.グループの決定と個人の考えは共に区間ウェイトで表され,それらの端点の誤差を個人の満足と不満として定義する.個人は,グループの決定が,自身の考えと重なっていれば満足し,齟齬があれば不満を抱く.したがって,グループの決定を,いずれの個人の考えとも共通する範囲(満足)があることを条件とし,この最大化と同時に,個人の考えが支持できない範囲(不満)の最小化を行うことにより求める.
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  • 土井 章充, 藤田 佳伸, 加藤 浩介
    26 巻 (2014) 6 号 p. 881-891
    公開日: 2015/03/06
    ジャーナル フリー
    有限語長のIIR(Infinite Impulse Response)フィルタの最適設計問題は非線形離散最適化問題として定式化され,係数のビット長やフィルタの次数が増加するにつれて必要な計算量が指数関数的に増大する.更にIIRフィルタの設計問題では安定性の保証が必要であるため,このために必要な計算コストも考慮しなければならない.これらの問題を解決するため,本研究では安定性の保証を容易にするためフィルタの伝達関数を2次の有理関数の積として表現(縦続形構成)するとともに,高次のフィルタの最適設計問題に対しても実用時間内に(近似)最適解を得ることができるPSOを用いた効率的な近似解法を提案する.
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実践研究論文
一般論文
原著論文
  • 間所 洋和, 佐藤 和人
    26 巻 (2014) 6 号 p. 903-912
    公開日: 2015/03/06
    ジャーナル フリー
    本論文では,適応的かつ追加的に系列データを学習し,カテゴリマップとして可視化する適応的写像ネットワーク(Adaptive Mapping Networks: AMN)を提案する.AMNは,入力データをベクトル量子化するコードブックモジュール,カテゴリの候補となるラベルを適応的かつ追加的に生成するラベリングモジュール,及びカテゴリの空間的な関係性をカテゴリマップとして可視化するマッピングモジュールから構成される.各モジュールは,自己組織化マップ,適応共鳴理論,対向伝搬ネットワークを基礎として構築しており,学習モードを切り替えることより,教師ありと教師なしの両方での学習が行える.オープンデータセットを用いた評価実験では,提案手法の基本性能と他手法に対する比較優位性を示すとともに,カテゴリマップによる可視化の有用性について議論する.
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  • 野津 亮, 本多 克宏
    26 巻 (2014) 6 号 p. 913-923
    公開日: 2015/03/06
    ジャーナル フリー
    本論文ではQ学習に,重み付き価値推定値と重み付き分散を用いるDiscounted UCB1-tuned を行動選択政策として組み込むためのアルゴリズムを提案し,その性能を実験によって評価した.Discounted UCB1-tunedは価値推定値の探索と開拓を最適化した手法の一つであり,一般的によく用いられるε-greedy手法などよりも性能が良いことで知られている.まず,初期値と学習率に関するいくつかの非定常N本腕バンディット問題の予備実験を通してその性能を比較し,その性能を確認する.そして,価値推定値の更新がない行動,すべて更新している場合は価値推定値の更新した部分で最もUCB値の高い行動を選択するというアプローチを提案法とし,連続空間ゴール探索問題を題材とした従来法と提案手法の数値実験結果を比較,検討する.
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