臨床実習の充実に学生が重要と考える環境要素を明らかにするため, 学生が主体の記名自記式・アンケート調査を実施した.対象は琉球大学医学部5・6年生とし, 回答率は5年生78.1%, 6年生100%であった.実習充実の要件として, 実習取り組みに関する自らの態度に加え, 医療チームの一員としての具体的な役割, 知識とスキルを深めるための指導, 気兼ねなく質問できる指導医の存在・診療科の雰囲気, 担当医からの患者さんへの適切な紹介と説明などが挙げられた.実習期間の違いに関わりなく, 両学年の回答傾向に有意差は認めなかった.
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