医学教育

報告

テュータをモニター室から支援する「藤田式PBL」の確立

大槻眞嗣, 菊川薫, 江﨑誠治, 若月徹, 田中郁子, 外山宏, 長田明子, 石原慎, 中島昭, 小野雄一郎, 松井俊 ...

2011 年 42 巻 3 号 p. 135-140
発行日: 2011/06/25
公開日: 2013/03/25

DOIhttps://doi.org/10.11307/mededjapan.42.135

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1）筆者は，本学医学部のPBLテュートリアルを再生し，特色のあるPBLテュートリアル（藤田式PBL）を確立した．藤田式PBLは，モニター室とスモールグループ学習室を利用した臨床問題解決型PBLである．
2）テュータ動員の制限された状況下で，PBLの授業を減らさないため，1人のテュータが，複数のグループを担当する．コーディネーターが，モニター室から進行を観察し，テュータを支援する．
3）学生は，グループでシナリオを学習しながら，学習課題を発掘する．その学習課題を自習した後，知識を共有する．その後，1人のテュータが担当する複数のグループ単位での発表会を行う．

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Current Status of the Clinical Simulation Laboratory at Kyorin University Faculty of Medicine and Affiliated Hospital

Yasuhiko Tomita, Itsuko Sakamoto, Michio Akagi

2011 年 42 巻 3 号 p. 141-147
発行日: 2011/06/25
公開日: 2013/03/25

DOIhttps://doi.org/10.11307/mededjapan.42.141

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1)Our Clinical Simulation Laboratory (CSL) registered 19,085 training attendances with nurses accounting for the majority of trainees in first three years. Basic Life Support training experienced the highest demand.
2)CSL usage rose markedly in both spring and fall, showing three daily peaks (9 am, 10 am and 5 pm), and lasted for an average of one and a half hours per session.
3)The lending rate of the simulators to areas outside CSL came to about half of the internal use rate. The current simulator–based training program requires improvement to increase attendance by medical students and doctors.

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関節リウマチ患者から学ぶ関節診察法実習の効果

中島亜矢子, 寺井千尋, 山中寿

2011 年 42 巻 3 号 p. 149-152
発行日: 2011/06/25
公開日: 2013/03/25

DOIhttps://doi.org/10.11307/mededjapan.42.149

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1）東京女子医大では関節リウマチ（以下RA）患者が直接医学生に関節疾患診察法を講義する実習を2001年に導入した．実習直後の調査で，全員が「大体理解できた」もしくは「よく理解できた」と評価した．
2）2009年度全病棟実習終了後の評価で，医学生は，本講義は患者の心情を理解することや勉強のモチベーションを高めることに役立ったと評価し，学生の本講義に対する満足度は高かった．
3）医学生は患者参加型講義の増加を望む声が高かった．RA患者が直接医学生に講義する実習は学生教育に有用な教育プログラムと考えられた．

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デューク–シンガポール国立大学におけるTeam–based learning（TBL）について：多角的な視察報告

高田和生, 鈴木利哉, 秋田恵一, 奈良信雄, 田中雄二郎

2011 年 42 巻 3 号 p. 153-157
発行日: 2011/06/25
公開日: 2013/03/25

DOIhttps://doi.org/10.11307/mededjapan.42.153

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1）PBLテュートリアルに代わりうる教育方法として注目されているTBLの正確な導入のために，背景理論としくみ，そしてその実際と運営面を学ぶべく，デューク-シンガポール国立大学の視察を，5日間にわたり多方面から行った．
2）TBLは個人およびチームが学習および議論に積極的に精力的に取り組むよう内的動機づけを促す作用が強いが，それにはTBL得点の最終成績への反映，取り組む課題の特性，ピア評価などが寄与している．
3）TBLの可能性が十分発揮され，単なる多肢選択式問題による知識習得度確認目的の試験の延長となってしまうのを回避するためには，備えるべき特性に配慮した綿密な課題策定が重要である．

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資料

第37回医学教育者のためのワークショップ（富士研ワークショップ）の記録

伴信太郎, 井内康輝, 福島統, 高橋弘明, 平出敦, 奈良信雄, 伊野美幸, 守屋利佳, 林弘人, 村岡亮, 日野原 ...

2011 年 42 巻 3 号 p. 159-167
発行日: 2011/06/25
公開日: 2013/03/25

DOIhttps://doi.org/10.11307/mededjapan.42.159

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追悼

岩渕　勉　先生を偲んで

福島統, 畑尾正彦, 平野寛, 鈴木荘一

2011 年 42 巻 3 号 p. 168-169
発行日: 2011/06/25
公開日: 2013/03/25

DOIhttps://doi.org/10.11307/mededjapan.42.168

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