医学教育
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28 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • Motokazu HORI, Heung Sik KANG, Akitsugu OJIMA, Suck Wha KIM, Keun LEE, ...
    1997 年 28 巻 3 号 p. 141-150
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 第15回入学者選抜に関する討議会を中心として
    桜井 勇, 平野 光昭, 石田 清, 神津 忠彦, 香川 靖雄, 橋本 信也, 支倉 逸人, 原田 研介, 美原 恒
    1997 年 28 巻 3 号 p. 151-155
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    今期の選抜検討委員会活動は受験者側ならびに医療現場からの視点でみることを基本とした. それが具体化されたのが, 第15回の入学者選抜に関する討議会であった.すなわち高等学校の進学指導の先生方と, 医療現場の改善に努められている先生方のお話しをうかがった. 高等学校の先生方からは, 医科大学側であまり気づかれていない点に関しての注文が聞け, また, 医療現場の先生方からはあるべき医師像が示され, 選抜にあたっては学力のみではなく医師としての望ましい資質についての評価方法も工夫すべきであることが指摘された. 大学側はこれらの提言を真摯に受け止めて, 選抜制度の改善に努めるべきである.
  • 全国アンケート調査結果報告
    戸倉 康之, 畑尾 正彦, 伊藤 澄信, 小寺 一興, 熊坂 一成, 黒川 高秀, 桑名 信匡, 前川 喜平, 松山 敏剛, 宮本 尚彦, ...
    1997 年 28 巻 3 号 p. 157-161
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    全国の大学病院 (大学) および臨床研修指定病院 (病院) における卒後初期臨床研修プログラムの実態についてアンケート調査を行った. 回答率は全体で78.1%であった. 大学, 病院とも約95%が独自のプログラムを持っていた. 研修方式では, 大学ではストレート, ローテート方式が, 病院ではローテート, 総合診療方式が多かった. 大学では1992年以前にプログラムが開始されているところが多いのに対して, 病院では1993年以降が多かった. 大学のプログラムは他施設での研修を含むものが多いが, 病院のそれは自己完結型が多かった. 研修プログラムのチェックシステムに関しては病院の方が “機能している” という回答が多かった. プログラムの評価に関しては問題ありと回答したのは大学, 病院ともに約半数を占めたが, プログラムの変更予定に関しては両者とも現状ではやや消極的であった.
  • (3) 留年・退学, 国試合否に対する面接評価の意義
    原田 規章, 中本 稔
    1997 年 28 巻 3 号 p. 167-171
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    医学部入学者318名を対象に, 入試における面接評価点と留年・退学, 医師国家試験 (以下, 国試) 合否との関連を検討した.一般入試では面接評価の低い者に留年の発生率が高いことが明らかに認められ, とくに面接評価点が11点以下では12点以上の学生に比べて学生あたりの平均留年年数が3倍以上であった. これは現役入学生に限定しても同様であった. 推薦入試では面接評価と留年・退学, 国試合否との関係は明確でなかった. これには選抜効果を考慮する必要がある. また, 留年経験者は国試不合格率が明らかに高いことが認められた. 今後, 面接方法の改善をはかるとともに一般入試においても面接評価をより積極的に取り上げる必要があると考える.
  • 立崎 英夫, 高田 彰, 村井 正
    1997 年 28 巻 3 号 p. 173-179
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    宇宙の環境の中で, 有人宇宙活動をするためには, 医学的にも多大なるサポートが必要である.このため宇宙医学という学問領域がある.筑波大学医学専門学群において選択必修制の宇宙医学のコースを導入, 実施したので, その概略を報告する. 学生アンケートによる評価でもおおむね好評を得, また, この分野に対する学生の潜在的関心の高さが明らかとなった. 卒前教育に新しい横断的分野を取り入れる際, このような集中コースは有効な方法である.
  • 全女性医師 (対象27,779名) に対するアンケート結果から
    田中 朱美, 清水 悟, 澤口 彰子, 神津 忠彦, 橋本 葉子
    1997 年 28 巻 3 号 p. 181-186
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    第28回日本医学教育学会パネルディスカッションのテーマ「21世紀に望まれる女性医師像」の基礎資料として, 日本在住の全女性医師 (27,779名) を対象に,「女性医師の就業状況」に関するアンケートを行った. アンケートの結果, 現在の業務は医療施設従事者が94%以上で, 大学の基礎医学・研究機関勤務や衛生行政関係は数%に過ぎなかった. 女性が医業を継続させるためには, 育児を中心とする家庭環境の整備と働く職場のシステムの整備, および職場の意識改革が重要な問題であることが明らかになった.
  • 渡辺 弘美, 竹宮 敏子, 吉岡 守正, 登坂 美佐子
    1997 年 28 巻 3 号 p. 187-190
    発行日: 1997/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    筆者は1992年, 米国東海岸の州立Delaware大学看護学部の選択科目の1つである夏期講座を受講する機会があった. 講習内容は神経学・脳外科領域を主にカバーする4週間にわたるwork and study programで, clinical nurse specialistによってアレンジされていた.一定期間, 1つのトピックスに焦点をあてた効果的な学習と実習が, 卒業後の進路選択や臨床看護に有効であると評価されている. わが国でも近年, 看護教育の高学歴化やスペシャリストの養成が推進されている. ここに紹介するプログラムは, スペシャリスト養成の初期ステップとして意義あるものと思われる.
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