コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
21 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 玉井 哲雄, 中谷 多哉子
    2004 年 21 巻 3 号 p. 159-168
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
    オブジェクト指向ソフトウェアのライフサイクルを通じたプロセスをソフトウェア発展の視点から観測すると,多くの興味深い現象が見られる.本論文では,ソフトウェア発展研究のフレームワークを提示し,それに基づいた実証的分析の結果得られた進化・発展パターンについて報告する.
  • 片山 卓也
    2004 年 21 巻 3 号 p. 169-179
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
  • 大澤 一郎
    2004 年 21 巻 3 号 p. 180-191
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
    誰もが自由に活動するコンピュータ・ネットワーク等のオープンな環境で自律的に作業するソフトウェア・エージェントについて,義務と権利に基づき社会的に安全・安心な行動制御を実現するためのセキュリティ・モデルを提案する.このモデルにおいて,エージェントに作業を委ねる委託者は,委ねる作業に関した義務や権利等を明記した契約を事前に規定する.エージェントはこの契約に従い,状況に応じて動的に義務を生成していく.生成された義務はBDIアーキテクチャを拡張した処理系で計画的に実行されるが,契約等によって実行する権利の与えられていない行為は決して実行しない.実行のために必要な権利は,契約や義務等に基づき動的に生成され,義務を履行するために必要な行為のみが実行される.すなわち,義務や権利等を明記した契約という汎用的な表現記述に基づき,エージェントの自由裁量の範囲を作業毎に制御することで,社会的に安全・安心に作業するエージェント・システムを実現する.万が一エージェントの行為によって第三者が被害を被ったとしても,契約に明記された義務と権利に基づく行為であれば,その責任は契約を規定した委託者に転嫁することができる.さらに,義務と権利の概念をBDIアーキテクチャ内部で明示的に扱うことにより,やりとりしている相手への義務づけと,相手に課した義務の管理が可能となり,相手の義務を活用した社会的に安全・安心なインタラクションが可能になる.これらの新しいエージェント技術により,自らの願望の趣くままに無責任な行動を取ってしまう恐れのあった汎用型エージェント・システムの一般社会における利用促進等に貢献する.
  • 河内 一了, 増原 英彦
    2004 年 21 巻 3 号 p. 192-197
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
    AspectJをはじめとする多くのアスペクト指向言語はポイントカット+アドバイス機構を持つ.ポイントカットの表現力は,アスペクトの汎用性を高めるために重要である.本研究では,既存のアスペクト指向言語のポイントカット記述子に,データの依存関係に基づく条件を記述できるdflowを追加する.dflowを用いることで,秘密のデータの漏洩への対処などのセキュリティに関する機能をアスペクトとして定義することが容易となる.このdflowを追加した言語のプロトタイプ処理系が作成されており,現在はより実際的な処理系を作成中である.
  • 西田 直樹, 酒井 正彦, 坂部 俊樹
    2004 年 21 巻 3 号 p. 198-205
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
    書換え規則に右辺のみに現れる変数(余剰変数)を持つことを許した項書換え系(TRS)を余剰変数付きTRS(EV-TRS)と呼ぶ.本稿では,線形構成子EV-TRSにおいて,最内ナローイングが停止する線形項のナローイングに関するすべての正規形が最内戦略により求められることを示す.これにより,ナローイングによる計算の効率化を図る.
  • 中野 圭介
    2004 年 21 巻 3 号 p. 206-212
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
    本稿では,XMLストリーム処理器の自動導出が可能なXML変換言語を設計する方法を提案する.多くのXML変換言語は木変換として実装されるため,入力されるXMLの木構造全体をメモリに確保する必要がある.一方,XMLストリーム処理は,こういった無駄なメモリの消費を避けるためによく使われている方法である.XMLストリーム処理では,XML文書をストリームとして入力しながら,その木構造を完全にメモリに確保することなく,直接,変換結果をストリームとして出力するため,メモリ節減に大いに貢献する.その反面,木構造をもつXMLをストリームとして扱わなければいけないので,プログラミングが複雑になるという問題を孕んでいる.そこで,本研究では,XMLストリーム処理器の自動導出が可能で,且つ,プログラミングしやすい実用的なXML変換言語の設計方法を提案する.
  • 中澤 仁, 徳田 英幸
    2004 年 21 巻 3 号 p. 213-223
    発行日: 2004/05/25
    公開日: 2009/10/07
    ジャーナル フリー
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