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牧野 寛之, 岡本 牧人, 中山 明仁, 清野 由輩
2011 年20 巻3 号 p.
195-200
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
目的:当院では鼻副鼻腔悪性腫瘍に対し放射線治療,化学療法,手術からなる集学的治療を行っている。手術は上顎部分切除を行うことが多い。腫瘍を分割切除するため,出血により視野が妨げられる欠点があった。そこで手術条件を改善するため,内視鏡を導入した。その手術経験について報告する。方法:鼻用内視鏡にて術野をモニターしながら,上顎部分切除術を行った。結果:明視下に手術が可能で,助手との連携も良好になった。また梨状口縁などを温存することで低侵襲手術が可能であった。教育目的で映像を記録できることも利点であった。内視鏡ガイド下上顎部分切除術は有用なアプローチ法であると考えられた。
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池田 篤彦, 清水 崇博, 土屋 吉正, 片平 信行, 西村 邦宏, 有元 真理子, 伴野 真哉, 岸本 真由子, 稲川 俊太郎, 平山 肇 ...
2011 年20 巻3 号 p.
201-206
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
術前に上皮内癌であるボーエン病と診断された鼻腔扁平上皮癌の1例を経験した。症例は21歳男性,鼻閉を自覚し来院。生検でボーエン病(上皮内癌)と診断された。CT,MRIにて右鼻腔を主体とした腫瘤性病変,圧排増殖性の陰影を認めた。腫瘤は前頭蓋底,上咽頭に達していた。上皮内癌としての対応が必要で,充分な安全域を確保し病変を残さず摘出する外科的治療が第一選択と考えた。外鼻切開鼻腔内腫瘍摘出術,前頭蓋底切除術,前腕皮弁再建術を施行。永久病理結果は扁平上皮癌であった。本症例のように術前に上皮内癌と診断されていても,画像上で浸潤癌を疑う症例に対しては拡大切除を含めた根治性を考慮した最善の手術を行うことが望ましいと考える。
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四宮 弘隆, 岩江 信法, 平山 裕次, 小松 弘和
2011 年20 巻3 号 p.
207-210
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
鼻に発生した痛風結節の1例を経験したので報告する。症例は53歳男性。鼻根部に徐々に増大する3cm大の腫瘤を認め,局所麻酔下に摘出術を施行した。摘出標本中に針状結晶とその周囲の異物炎が認められ,痛風結節と同様の病理組織所見であった。痛風結節は一般に急性関節炎の起きやすい足,膝,手指,肘関節に好発し,頭頸部領域では耳介にしばしば認められる。その他にも顎関節,胸鎖関節,脊椎,眼瞼,鼻,舌,喉頭,声帯などにまれに見出され,時には他の良・悪性腫瘍との鑑別診断に苦慮することもある。長期罹患中の高尿酸血症患者では,頭頸部腫瘤の鑑別診断として痛風結節を念頭に入れておく必要があるものと考えられた。
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鈴木 健介, 永田 基樹, 井上 俊哉, 湯川 尚哉, 藤澤 琢郎, 竹村 博一, 友田 幸一
2011 年20 巻3 号 p.
211-216
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
MTX関連リンパ増殖性疾患と考えられた上顎歯肉悪性リンパ腫の1例を経験したので報告した。症例は68歳女性。左上顎歯肉癌の疑いにて当科を紹介受診した。初診時,左上顎歯肉に潰瘍を認め,外来にて生検を行うも確定診断には至らず,全麻下の生検にてDiffuse large B-cell lymphomaと診断された。患者は慢性関節リウマチ(RA)の治療のためMTX服用中であり,MTX関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)が疑われたため,MTX服用を中止した。
MTX-LPDは主にRAにおけるMTX低容量継続服用中に生じる。MTXはRAの標準的治療薬であり,今後耳鼻咽喉科診療においてMTX-LPDに遭遇する機会が増えることが予想される。
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那須 隆, 小池 修治, 野田 大介, 石田 晃弘, 青柳 優
2011 年20 巻3 号 p.
217-224
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
2004年から2008年までに当科で一次治療を行った喉頭温存手術を施行した下咽頭癌8症例を対象に,術後合併症,術後管理上の問題点について検討した。術後合併症に関して,全例で患側反回神経麻痺を認め,半数の症例で嚥下障害や嚥下性肺炎を認めた。さらに嚥下障害症例中の1例で退院後も経管栄養が必要となり,嚥下性肺炎症例中の1例で膿胸と薬剤性腎障害を併発した。術式の検討からは,下咽頭全周切除,遊離空腸管状再建症例で嚥下障害,嚥下性肺炎の発症頻度が高かった。術後管理上の問題点として,気管孔閉鎖不全によるエアリークや,鎮静剤,抗うつ剤などの使用による胃腸蠕動運動の抑制が,嚥下性肺炎発症のきっかけになっていると考えられた。
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―口蓋扁桃細胞診との関連について―
前田 明輝, 梅野 博仁, 千年 俊一, 三橋 拓之, 坂本 菊男, 中島 格
2011 年20 巻3 号 p.
225-229
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
原発不明頸部転移癌に対する,口蓋扁桃の擦過細胞診の関連性について検討した。対象は1980年1月~2009年9月に治療を行った原発不明頸部転移癌68例中,口蓋扁桃摘出によって原発が判明した9例である。これらの症例の摘出した口蓋扁桃を病理組織学的に検討した。病理組織学的には,癌細胞は口蓋扁桃陰窩の粘膜上皮から粘膜下に存在していた。このため,最近の2症例に対して患側口蓋扁桃陰窩から擦過細胞診を行った。その結果1例にclass IVを認めた。原発が口蓋扁桃の時は,陰窩に癌が存在する例が多く,口蓋扁桃陰窩からの擦過細胞診の関連性が示唆された。
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松浦 一登, 加藤 健吾, 片桐 克則, 今井 隆之, 石田 英一, 角田 梨紗子, 西條 茂
2011 年20 巻3 号 p.
231-237
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
舌喉頭全摘術では口腔と咽頭前壁の欠損が生じ,通常は腹直筋皮弁に代表される遊離筋皮弁再建や大胸筋皮弁による有茎筋皮弁再建が必要とされる。今回われわれは,中咽頭舌根癌T4aN2cM0症例に対して舌喉頭全摘,両側頸部郭清を行ったが,術中の心停止にて再建手術が行えず,残存粘膜を可及的に寄せ合わせた創閉鎖のみで手術終了した症例を経験した。術後は肉芽の増生と粘膜による上皮化が進み口腔底が形成された。術後50日目に行った透視では流動物の摂取が可能であることが確認された。術後2か月のMRI・CTでは再発を認めず,術後77日目に退院した。今回の経験より,舌喉頭全摘後に再建術が不可となっても,可及的な創閉鎖にて口腔底が形成出来る場合があると考えられた。
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小澤 宏之, 和佐野 浩一郎, 行木 一郎太, 加藤 高志, 今西 順久, 磯部 潔, 行木 英生
2011 年20 巻3 号 p.
239-246
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
トノメトリー法はトノメトリーカテーテルを用い,管腔臓器の二酸化炭素分圧(PiCO
2)を計測する方法である。われわれは遊離空腸再建を行った16症例を対象に,自動測定器を用いたエアートノメトリー法で空腸内のPiCO
2測定を行った。移植空腸のPiCO
2値は空腸血流を良好に反映し,PiCO
2値が持続的に上昇した症例で静脈血栓を認めた。本法は計数器がPiCO
2を自動的に測定し,PiCO
2値が数値で示されるため一貫性や客観性に優れている。またコメディカルスタッフによる経時的なチェックを行うことが可能であり,簡便性も備えた有効な血流評価方法と考えられた。
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成尾 一彦, 細井 裕司, 家根 旦有, 宮原 裕
2011 年20 巻3 号 p.
247-253
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
局所麻酔下に施行した気管切開術症例41例につき検討した。原疾患は,悪性疾患が30例(喉頭癌12例,下咽頭癌8例など),良性疾患が11例であった。受診から手術までの期間は,当日が28例,翌日が8例で,両者で36例(87.8%)を占めていた。気管切開術を施行した理由は,気道狭窄が32例,予防的施行例が4例,口腔咽頭出血が4例,その他1例であった。術後合併症は41例中5例(12.2%)にみられたが重篤なものはなかった。予後は,生存17例(41.5%),死亡19例(46.3%),不明5例(12.2%)で,死亡例での気管切開後の平均生存期間は24.4週であった。
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横山 有希子, 横島 一彦, 稲井 俊太, 酒主 敦子, 中溝 宗永
2011 年20 巻3 号 p.
255-260
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
頸部巨大脂肪腫の1手術症例を報告した。
症例は32歳男性。15年前に自覚した右頸部腫瘤が増大し,ふらつき,首の痛みや喉の圧迫感などを生じるようになった。他院では脂肪腫と診断されたものの,手術合併症としての神経障害を強調され手術は勧められず,結果的には放置されていた。当院初診時,右後頸部を中心に最大径100mmの腫瘤を触知し,CT,MRIから脂肪腫と診断して摘出術を行った。腫瘍は周囲筋肉に癒着していたため,一部合併切除を要した。病理診断は筋肉内脂肪腫であった。術後重篤な神経障害や再発は認めず,術前に認めた様々な症状は消失した。
本症例を経験し,脂肪腫の手術適応基準の検討が必要であると思われた。
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嶋根 俊和, 池田 賢一郎, 江川 峻哉, 森 智昭, 小野 智裕, 秋山 理央, 杉本 茜, 三邉 武幸, 洲崎 春海
2011 年20 巻3 号 p.
261-265
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
平成17年4月から平成22年3月までに被膜間摘出術を施行した頸部神経鞘腫の10例を対象とし,年齢,性別,術前の神経症状,由来神経,腫瘍の大きさ,術後の神経症状を検討した。
年齢は,16歳から66歳で平均42.1歳であり,性別は,男性4例,女性6例であった。
由来神経は舌神経,迷走神経由来が各1例,副神経が3例,腕神経叢が3例,頸神経が2例であった。腫瘍の大きさと術前の神経症状の関係は認められなかったが,術後の神経症状に関しては腫瘍が大きい方が出現しやすいことが推測された。また,手術操作が術後の神経脱落症状に関係していると考えられた。
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嶋根 俊和, 池田 賢一郎, 江川 峻哉, 小野 智裕, 森 智昭, 三邉 武幸, 洲崎 春海
2011 年20 巻3 号 p.
267-270
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
対象は,2004年4月から2009年8月までに当科で耳下腺腫瘍の手術を行った178例のうち術後合併症として唾液瘻を併発した8例である。方法は,まず皮下に貯留している唾液を圧迫し手術時の皮膚切開線から排泄させる。唾液の排泄される部位にトレチノイントコフェリル軟膏をすり込むように塗布する。また創部は毎日シャワーにて洗浄し,同軟膏を塗布する。
結果として手術から唾液瘻発生までの期間は,6~27日であり,平均12.6日であった。唾液瘻を確認し,本治療法にて治療を開始してから治癒までの期間は,14~31日であり平均17.8日であった。
本治療法は,患者のQOLの向上,医療者側の負担を減らすことができると考えられ,今後耳下腺腫瘍手術後の唾液瘻治療の選択肢の一つになると考えられた。
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高木 実, 後藤 隆史, 花牟礼 豊
2011 年20 巻3 号 p.
271-278
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
われわれは耳下腺原発筋上皮癌を経験した。症例は60歳男性。平成20年7月頃より左頸部腫瘍を自覚し,増大傾向を認めたため,10月16日近医病院を受診し,10月17日当科紹介受診した。左耳下部から側頸部に腫瘍を認め,腫瘍の下方にリンパ節腫脹を認めた。左耳下腺癌T4aN2bM0と判断し,11月17日全身麻酔下左耳下腺部分切除術,左頸部郭清術施行し,筋上皮癌であった。術後加療として放射線治療を施行したが,平成21年2月より右外転神経麻痺が出現し,海綿静脈洞への転移を認めた。しかし左耳下腺部,左頸部の再発は認めず,放射線治療が有効な可能性が示唆された。
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―術後顔面神経麻痺を中心に―
永田 基樹, 井上 俊哉, 湯川 尚哉, 小椋 学, 八木 正夫, 藤澤 琢郎, 宮本 真, 竹村 博一, 鈴木 健介, 友田 幸一
2011 年20 巻3 号 p.
279-286
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
耳下腺腫瘍における深葉腫瘍の占める割合は低いが,術後顔面神経麻痺が生じやすく,手術の難易度が高くなる。当科にて2006年1月から2008年12月までの3年間に初回手術加療を行った耳下腺良性腫瘍は100例で,そのうち深葉腫瘍は13例(13%)であった。これら13例の術後顔面神経麻痺の発症率は61.5%(8/13例)と浅葉腫瘍例と比し高率で,有意に高く全枝麻痺を認めた。しかし永久麻痺はなく全例一過性で,3週間から6か月以内に完全回復した。腫瘍の大きさが40mm以上で有意に麻痺が発症していた。また術前診断にて浅葉か深葉かを判断することには限界があり,13例中4例は術中に深葉由来であることが判明した。
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井上 博之, 宮内 昭, 廣川 満良, 友田 智哲, 高村 勇貴, 伊藤 康弘, 小林 薫, 宮 章博
2011 年20 巻3 号 p.
287-290
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
濾胞型乳頭癌40例について,US所見と細胞診による術前診断とその治療について検討した。US所見にて28例(70%)の症例で悪性が疑われたが,10例(25%)は良性結節様であった。細胞診では39例中36例(92%)で乳頭癌が疑われた。US所見,細胞診ともに濾胞性腫瘍と診断されたものが1例みられた。甲状腺全摘が29例,葉峡切除が11例に施行され,術後病理診断で腺内転移あるいは腺内多発が8例(20%)にみられ,pEx0 19例,pEx1 21例,pEx2はなかった。38例にリンパ節郭清を施行し,pN0が23例(60%),pN1a 8例(21%),pN1b 7例(18%)であった。US所見で良性結節様であった11例中10例はpN0であり,US所見が良性結節に類似している症例ではリンパ節転移が少ないことが示唆された。
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鈴木 猛司, 内田 亮介, 清水 惠也, 守 由美子, 飯田 由美子, 渋谷 真理子, 沼田 勉
2011 年20 巻3 号 p.
291-295
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
甲状腺腫瘍などの手術において正常副甲状腺を同定し確実に温存することは,術後の血中カルシウム維持のために重要である。これまで,病的副甲状腺の染色方法の報告はあるものの,正常副甲状腺の術中同定法の報告は少ない。今回,アミノレブリン酸(5-ALA)を用い,正常副甲状腺の術中光線力学的同定を行った。甲状腺良性腫瘍患者9例において,副甲状腺を露出する約5時間前に5-ALA 20mg/kgを経口投与した。甲状腺裏面露出後,周囲組織を波長405nmの青紫色光で励起させ,赤色発光し副甲状腺と考えられる組織を一部生検し病理組織検査を行った。全例が赤色蛍光発光し容易に確認でき,病理組織学的にも正常副甲状腺と確認された。
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三宅 成智, 北野 博也, 福原 隆宏, 藤原 和典, Michael Tong C., NGSui-Kwan
2011 年20 巻3 号 p.
297-302
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
吊り上げ法を用いた内視鏡技術をダヴィンチシステムに応用し,頭頸部外科領域におけるロボット技術の可能性を評価した。豚成獣に対し,ダヴィンチを用いて,胸腺切除術,顎下腺摘出術,甲状腺摘出術,選択的頸部郭清をそれぞれ行った。
ダヴィンチシステムの3次元視覚システム,関節システム,動作追跡システムなどは,手術の正確性・精巧性を高め,また術者の手指振戦を減らす利点があり,いずれの手術でも頸部ロボット内視鏡手術は安全で効果的であった。
動物や献体で,さらには治験での更なる検証が,これらの利点が臨床応用できるかを決定するためには必要である。
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横島 一彦, 中溝 宗永, 稲井 俊太, 酒主 敦子, 粉川 隆行, 山口 智, 戸根 裕子, 八木 聰明
2011 年20 巻3 号 p.
303-307
発行日: 2011/02/28
公開日: 2011/03/18
ジャーナル
フリー
肝硬変を併存する頭頸部癌症例に対する治療方法の選択は難しい。種々の併存疾患の中で肝硬変は最も深刻であり,多臓器不全の準備状態であるからである。われわれは自験例を解析し,肝硬変の重症度と頭頸部癌治療の可否について検討した。
1999年から2009年に当科を初診した肝硬変併存頭頸部扁平上皮癌症例20例(治療機会25回)を対象にした。
Child-Pugh分類C群は放射線単独治療を完遂できない症例が目立ち,治療自体に限界があった。Child-Pugh分類B群は放射線単独治療の完遂は可能であったが,他の治療を選択できないと判断したため,進行癌には限界があった。Child-Pugh分類A群ではすべての治療法を行ったが,大規模手術後の合併症が目立ち,解決に向けた工夫が必要と思われた。
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