日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
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21 巻, 3 号
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  • 枡田 行央, 森本 幸裕, 杉木 修一
    1995 年21 巻3 号 p. 151-163
    発行日: 1996/02/29
    公開日: 2011/02/09
    ジャーナル フリー
    常緑広葉樹苗ののり面への植栽手法の検討を目的として, アラカシのポット苗の高密度植栽および肥料木混植の試験が行われているのり面において追跡調査を行った。植栽後14年経過した現在, 成長曲線にGompertz式のあてはめによる成長解析を行った結果, 植栽苗の大きさについては大苗の方が有利であること, 密植は植生量増加の点からは有利であるが, 現在, 密度管理を検討する必要があることが判明した。さらに, これまで明らかでなかった肥料木混植が与える影響についても, 混植区のアラカシは, アラカシのみの区と比べて成長の抑制傾向の出現時期が遅く, 単木としては大きくなることが予想される。また, 群落の植生量をみても混植は有効であり, 肥料木をある程度混植することに意味があることが判明した。
  • 橋本 良二, 青木 亨宏
    1995 年21 巻3 号 p. 164-176
    発行日: 1996/02/29
    公開日: 2011/06/07
    ジャーナル フリー
    コナラ二次林の林冠下に生育する稚樹のCO2交換について, 4年生個体を対象として調べ, 枯死にいたる外的および内的要因を分析した。林冠下において葉の光合成生産を高めるうえで重要な光合成光反応曲線の初期勾配は, 成長期の大部分を通じて高いレベルにあり, 季節によるちがいは小さかった。成長期における個体の葉の年総光合成量と呼吸量および非同化器官の呼吸量は, 1993年と1994年の平均で, それぞれ29.7, 17.8, 12.5×103μmol CO2 seedling-1と推定され, CO2収支はほぼ均衡していた。成長期における個体の炭素収支は, 林床日射量の高い成長期の初めに蓄積した余剰生産物をそれ以降で消費する形で推移し, とくに夏場では高温による呼吸の増大で収支が破綻しやすいと見られた。葉の純生産率とC/F比との関係が検討され, 年齢を経た個体ではC/F比の10から20%の上昇により葉の純生産率が半分以下にまで低下することが示された。試算された生存限界C/F比は5付近にあり, 稚樹群の枯死過程を議論するうえで有用であった。
  • 山本 仁志, 小林 洋司, 遠藤 冶郎, 大塚 雍雄, 近嵐 弘栄
    1995 年21 巻3 号 p. 177-183
    発行日: 1996/02/29
    公開日: 2011/02/09
    ジャーナル フリー
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