合成繊維製造工程で問題となる細線 (0.04~0.12mmφ) と空気流の間の伝熱係数につき検認した。管内を乱流で流れる平行流の場合, 伝熱係数は,
Nu=0.32+0.155
Re0.5 (1<
Re<100) で表わされ, 同一
Reでは垂直流の1/2程度のNuとなる。この場合, 向流, 並流いずれの場合も, 細線軸方向速度 (100m/min以下) の影響はなかった。また, 自然対流鉛直細線の場合は,
Nu=0.65 [
Gr・
Pr]
0.07で表わされる。自然対流では細線走行連度の影響が見られた。
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