シュリーレン・ナイフ・エッジ法を用いて拡散係数を測定する場合の実験的技術および理論的基礎について論じ, 屈折率-濃度関係が直線に近い二成分液-液系 (CaCl
2-H
2O, NaCl-H
2O, KCl-H
2O, NaOH-H
2O, benzenecyclobexane, benzene-CCl
4) の実測結果から, ボルツマンの方法によって拡散係数と濃度の関係を求めた。ここで使用した改良型のセルは, 取扱いが容易であり, 非常にシャープな界面を作れるため, 補正時間を小さくすることができる。
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