流動化粒子として砂, 石油コークス, およびガラスビーズ, 加熱流体として空気を用いて多孔板 (バッグフィルター用ナイロン混紡ウール) に若干の傾斜を与えた傾斜型流動層における粒子-流体間の伝熱係数を実測した。ただし粒子には完全混合を, ガスにはピストン流れを仮定した。実験範囲は流動化粒子径0.19~4.11mm, 空気温度50~100℃で, その結果1<
Rep'<100の範囲でつぎの関係式をえた。
Nup=0.008 (Rep') 1.53この関係であらわされる粒子-流体間伝熱係数は従来報告されている微粒子充填層と流動層とのほぼ中間の値に位置することが明らかとなった。
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