内径6.6cmの流動層を用いて, FCC粒子, アルミナ球粒子, ガラスビード, ポリ塩化ビニル粒子の沈降速度-U
d+u
f'と濃厚相の膨張率 (
Le-
Lc)/
Lcの測定を行なった。その結果, 沈降速度は流動時に濃厚相中を流れるガス流速にほぼ等しく, また, 粒fの種類, 性状によって異なることがわかった。すなわち, 平均粒径が大きい場合には, 沈降速度は流動化開始速度
umfにほぼ等しいが, 平均粒径が小さく, また粒径分布の幅が広くなるにつれて沈降速度は
umfよりしだいに大きくなる。濃厚相の膨張率は平均粒径が小さく, また粒径分布の幅が広くなる程大きくなる。沈降速度および濃厚相の膨張率がガス流速に無関係な範囲について, つぎの実験式が得られた。
[(-
Ud+
uj)
umj-1]=[(
Le-
Lc/
Lc]
2)
抄録全体を表示