粉体に液体を加えて練る操作は, 液体の添加の仕方により四種類の異なった方法に分かれる本文でcase (a),(b),(c),(d) で示す。Michaelsはこの中case (c) に当る方法で測定を行ない, 混合平衡抵抗特性を決定しているが, この価はcase (c) と異なった添水方法によって練るときは異った値に変化する。従って混合平衡値を問題とするときには添水法の記載を詳細にする必要がある。またいわゆる平衡値に落ちつくまでには過渡的に平衡値よりも大きい非定常抵抗値を示し, この値は極端な場合には定常値の十数倍に達することがある。したがって, 混合機・捏和機の設計に当っては非定常混合抵抗値もないがしろにできない, などのことを実測値を基礎に究明した。
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