断面が長方形である水平ノズルから噴出する高温噴流について実験的研究をおこなった。光源には単色光を用い, Mach-Zehuder 干渉計によって, 高温噴流の干渉縞を写真撮影した。噴流内の屈折率は, 軸流の軸に対して対称になるような直円錐体の領域の模型を考えた。この場合, ブリンヂの移動と屈折率に関しては, Abelの積分方程式が成り立ち, この積分方程式を近似計算することにより, ノズル軸上における屈率を正確に求めることができた。求められた屈折率からノズル軸上の空気密度および温度分布を求めた。また, この温度分布をサーミスタ温度計を用いて直接に測定した結果と比較検討した。その結果, ノズル軸上の多数の点の温度を同時に測定することに関しては, 温度計を用いて直接測定するよりも, プリンヂの移動による方法のが, すぐれていることがわかった。
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