回分攪拌槽中, 70℃でジメチルホルムアミドを溶媒, アゾビスイソブチロニトリルを開始剤としてスチレンーアクリロニトリル共重合反応を行なった。
全モノマー濃度, モノマー中のスチレソモル分率, 開始剤濃度はそれぞれ1~6 [g-mol/l], 0~1 [-], 0.005~0.08 [g-mol/l] の範囲で変化させた。
この系の速度はモノマー濃度に関して一乗依存性を示さなかったのでゲル効果や溶媒への連鎖移動を考慮した速度式を導出した。この速度式は実験値と良い一致を示した。なお, 反応性比は本実験範囲でほぼ一定であった。
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