輻射透過性媒体中ての内都輻射に関して, とくに境界面の影響を見るために, 液試料としてジエチルフタレート, 境界面試料としてアルミニューム, 鉄, 鍋の黒度の異なる不透明体ならびにソーダガラス・石英ガラスの透明度の異なる半透明体を用いて, 種々の實験条件下て対流のない一次元伝導伝熱実験を行ない, これとChand rasekherの解祈に基づき, おのおの不透明体, 半透明体境界面につして導入された基礎徽積分方程式の近似解とを比較検討した, その結果, 次のような結論をえた。
i) 不透明体, 墨透明体境界面でそれそれ別觸に検討することが必要である。
ii) 本研究において用いられた近似解法は, 媒体の吸収係数の比較的大きい場合には不透明体, 半透明体境界面につきほぼ妥当である。
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