化学工学

開発工学の最近の展望

鈴木明

1967 年 31 巻 1 号 p. 2-5
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.2

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (2934K)
開発工学とPERT法

三浦大亮

1967 年 31 巻 1 号 p. 5-9
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.5

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (3388K)
開発工学とシミュレーション

山下直, 富田潔

1967 年 31 巻 1 号 p. 10-14
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.10

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (3272K)
開発工学のアドミニストレーション

八幡屋正

1967 年 31 巻 1 号 p. 14-18
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.14

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (4050K)
開発工学とエバルェーション

大塚英二

1967 年 31 巻 1 号 p. 18-23
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.18

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (4296K)
円管内層流中の分散機構について

新井邦夫, 斉藤正三郎, 前田四郎

1967 年 31 巻 1 号 p. 25-31,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.25

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

速度分布並びに軸方向分子拡散の両者が支配的な場合における円管内層流中の分散機構をδ-応答法により検討した。速度の大なる部分では実験値はTaylor-Arisの分散係数といくぶんくい違いを示したが, それは実験誤差と考えられ, Taylor-Arisの式は良く現象をあらわし得ることが確められた。なおArisの手法に従って二重門筒内層流中の分散係数を計算し, さらに反応が存在する場合にTaylor-Arisの分散係数が使用出来るかどうか, 数値解と比較することにより検討した。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (5157K)
粒子移動を伴う伝熱機構

東稔節治, 大竹伝雄

1967 年 31 巻 1 号 p. 31-36,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.31

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

先に撹拌粒子層の伝熱係数を相似性を適用して混合係数と比較したが, 伝熱係数の値は混合の寄与にもとつく債よりも低いことが見い出された。
このため, 撹拌粒子層の伝熱機構を混合距離l, はなれた二面間での粒子塊の相互位置交換の期間における非定常伝導伝熱境象を考慮して新たに解析し, 有効熱伝導度, 壁部伝熱係数の理論的関係として式 (17),(27) を導出した, 実測値と比較することによって, これらの関係犬が適用しうることをみとめた。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4656K)
混合床型連続晶析装置における晶析条件と結晶の定常粒径分布

分級取出しの効果

宮内照勝, 今井弘

1967 年 31 巻 1 号 p. 36-43,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.36

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

混合床型連続晶析装置に分級器を取付けた場合の, 結晶の定常粒径分布について理論的解析を行なった。分級器の部分回収率が既知であれば, 粒径分布はEq.(1),(12) により計算出来る事を示した。標準液体サイクロンの部分回収累を例にとって, 設定条件下に数値計算を行ない, 主晶析槽は一段であっても, 分級器なしの直列数段の完全混合槽列よりも狭い粒径範囲の結晶が得られ, また同一生産速度P*を得る時の取出し時間W*P*も小さくなる事を示した。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (6197K)
不可逆-次反応をともなう化学吸収

液中における被吸収ガスの初濃度の影響

菊池淳, 荻原宏二郎, 只木禎力, 前田四郎

1967 年 31 巻 1 号 p. 44-49,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.44

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

不可逆一次反応を伴う化学吸収速度に及ぼす初濃度の影響を, 液相の量ならびにガス側抵抗の有無を考慮して理論的に考察した。その結果吸収速度および反応係数は初濃度によって度化することが判った。しかしながら推進力としてガスの平衡濃度と液中の平均濃度の差をとると, 吸収係数すなわちN (C*-C_av), などはほとんど例濃度には無関係になった。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4497K)
イオン交換における物質移動

樹脂充填層における²⁴Na-Na交換

河添邦太朗, 竹内雍, 杉山衣世子, 橋本忠昭

1967 年 31 巻 1 号 p. 49-55,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.49

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

直線平衡系について流体境誤抵抗と粒内抵抗の両者を考慮して導かれたRosenの破過曲線の理諭解の適用性を, 陽イオン交換樹脂願で通液との²¹Na-Na同位体交換を利用して検討した。実験的にえられた破過曲線は理諭解とかなり良く一致した。また粒内拡散係数は濃度によらずほぼ一定で, その値は20℃で1.2×10^-6cm²/sec, 活性化工ネルギーは5kcal/molである。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4921K)
振動の場における粉体層の挙動

木幡輝雄, 田中達夫, 後藤圭司

1967 年 31 巻 1 号 p. 55-59,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.55

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

充てん率および粉体層中における鋼球の上昇速度を測定することによって, 振動の場における粉体層の拳動を検討した。本文では二つの上昇速度を粉体層の流動性の一尺度と考えた。実験から, 粉体層の充てん率は振動強度がG=2.5のとき最大となること, およびGに関する鋼球の上昇速度には極小値があることがわかった。実験結果のこのような傾向は, 粉体層に及ぼす振動の充てんおよび流動作用を考えることによって理諭的に導いた充てん性と流動性の尺度の傾向とよく一致した。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (3729K)
炉材の細孔分布の測定について

清水昭二, 垣添三正, 白戸紋平

1967 年 31 巻 1 号 p. 60-66,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.60

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

炉材の細孔構造を調べる従来からの方法が摘録され, 炉材の組織と細孔との関係を調べるために市販の炉材, 約20数種にわたって水銀圧入法, 透過法および泡抹法などの一連の試験を行ない,炉材の細孔分布, 有効平均細孔径および最大細孔径を測定し, 組織との関連性を調べた。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (5114K)
イソブチレンの接触水素添加反応について

目崎令司, 河合義雄

1967 年 31 巻 1 号 p. 66-71,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.66

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

白金触媒によるイソブチレンの水素添加反応を反応圧力1.1～2.5気圧, 水素分圧1.0～2.0気圧, イソブチレン分圧0, 05～1.0気圧, 反応温度20～50。Cで徹分断熱反応器を用いて行なった。この反応条件で反応速度はTwiggにより提案された才レフインの接触水素添加反応機櫛に基づいたHougen-Watsonの速度式によく合った。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4705K)
酸化鉄の還元速度

大竹伝雄, 東稔節治, 小田周二

1967 年 31 巻 1 号 p. 71-76,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.71

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

酸化鉄の水素還元において生成水蒸気の界面への吸着過程を考慮した化学反応速度式を導出した。
試料として粒径範囲が32～100 meshの砂鉄 (主成分:マグネタイト) を用い, 水素-窒素混合ガス, 水素-水蒸気混合ガス中で還元速度を実測し, 界面速度式の適用性を確かめた。
また生成鉄相, 流体境膜の拡散過程を含めた総括速度式を導出し, 実測値にもとついて拡散抵抗の効果を検討した. 結果として本操作条件の範囲では, ほぼ化学反応律速としてとり扱えた.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4882K)
多段移動層における砂鉄の水素還元

東稔節治, 河村幸二, 大竹伝雄

1967 年 31 巻 1 号 p. 77-82,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.77

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

多段移動層の設計計算には, 固体粒子の反応率を算出する理論的関係式をうることが必要である。
固体反応率の確率密度関数を用いて, 多段反応器の各段の平均反応率を推定する理論式を導出した。この関係式は他の研究者によって提出された二, 三の方法に比べてより一般的であることを確かめた。
権形羽根による単一段, 二段の撹拌移動層において, 純水素による砂鉄の還元を実施し, 段出口の流出粒子の平均反応串を測定した心平均反応率の理論式からの汁算値は実験値と一致した。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4701K)
境膜および粒子内物質および熱移動の影響を考慮した非等温触媒の有効係数

後藤繁雄, 森田徳義

1967 年 31 巻 1 号 p. 82-87,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.82

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

粒子内物質および熱移動抵抗にもとつく非等温触媒の有効係数についてのWeiszの方法を拡張し, 境膜の影響を考慮した時の有効係数を求める方法を示し, その結果として現われる粒子内不安定および境膜不安定を説明し, 境膜の影響の程度を判定する方法を示した。これらを, エチレンの水素化反応についてFultonらが行なった実験結果を使って検討した。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4875K)
多段向流装置のフイードフォワード制御

大沢俊行, 横田俊幸, 佐藤志美雄

1967 年 31 巻 1 号 p. 88-93,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.88

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

多段向流装置を制御する場含の, プロセス変量の検出位置と操作変量の選定について, 理論的に検討し実験結果と比較した。その結果, 制御変量に対し向流となる変量を操作量に用い, 制御変量すなわち, 最終出力の一段前でプロセス変量を検出しフィードフォワード制御をおこなえば外乱の影響を受けない最適な制御ができることがわかった。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (4907K)
多成分系における微量成分の活量係数

平沼充安

1967 年 31 巻 1 号 p. 94-94,a1
発行日: 1967/01/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.94

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

広瀬は2成分系に混在する微量成分の活量係数と組成の関係を懸垂線で近似している。Eq.(3), こよれば, 比較的精度よい2成分系データのみから3成分系における無限小成分の活量係数を推算できる。その推算結果は実測が困難で誤差の入りやすい実測値の真偽に対する基準の一つとなり, かつ式よりInγ₃⁰/q₃の値をφ₁ (またはφ₂) に対してプロットするとき, 直線関係からのはずれは微量分子種に関係がないことが予想される。

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (1545K)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）