目的 : 医学科1年生が性的マイノリティ(SM)についての90分の講義から何を学んだか検討した.
対象と方法 : 2012年7月医学部1年生を対象に,内科医が性差について,産婦人科医が生殖医学,性感染症について,SM支援団体代表者が同性愛をカミングアウトした高校生の語り(DVD動画)を流し,SMに対する偏見やカミングアウトについて講義した.授業後に学生が提出した感想カードの自由記載を質的に分析した.
結果 : 多くの学生がSMは稀ではないことに驚き,自分自身や社会における偏見や差別をなくすための知識の重要性に言及していた.
結語 : 今後はSMの人たちが必要としている医療を学べる授業を考えていきたい.
抄録全体を表示