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19 巻, 2 号
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  • 川合 眞一
    2004 年 19 巻 2 号 p. 79
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
  • 早川 尭夫
    2004 年 19 巻 2 号 p. 81
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
  • 炎症性腸疾患治療におけるDDS
    日比 紀文, 緒方 晴彦
    2004 年 19 巻 2 号 p. 84-89
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    潰瘍性大腸炎とクローン病に代表される炎症性腸疾患の病態は, 近年の免疫学ならびに分子生物学の進歩によりつぎつぎと明らかになりつつある. それに伴い病態に即したより特異的かつ効果的な治療法が試みられるようになった. 本稿では, 腸内細菌を担体に用いた画期的なDDS, ならびに消化管粘膜免疫を統御するサイトカインとしてinterleukin-7をターゲットとする治療法を中心に, さらには炎症状態にT細胞上に発現する分子として最近注目されているinducible-co-stimulatorに対する治療戦略につき概説する.
  • 血液疾患治療とDDS
    浦部 晶夫
    2004 年 19 巻 2 号 p. 90-94
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    エリスロポエチンや顆粒球コロニー刺激因子などの造血因子の臨床応用は各種の病態の治療に役立っている. さらに, 血液疾患の治療においては分子標的療法が有効性を示す例があり, レチノイン酸による急性前骨髄球性白血病の分化誘導療法, イマチニブによる慢性骨髄性白血病の治療, 抗CD20抗体によるB細胞性悪性リンパ腫の治療などはその代表的なものである.
  • RAにおける抗サイトカイン療法
    竹内 勤
    2004 年 19 巻 2 号 p. 95-102
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    関節リウマチ(以下RA)は, 関節滑膜を病変の主座とし, 関節破壊, 関節変形をきたす原因不明の炎症性疾患である. その病態にはTNFα, IL-1, IL-6などの炎症性サイトカインが深く関与することが明らかとなった. これらの炎症性サイトカインの生物活性を抑制・制御する抗サイトカイン療法が開発され, 臨床現場に導入された. その画期的効果が報告され, 注目されている. キメラ型抗TNFαモノクローナル抗体(infliximab), 完全ヒト型抗TNFαモノクローナル抗体(adalimumab), 可溶性TNFレセプターとIgG-Fcとの融合蛋白(etanercept), IL-1 ra(anakinra)の4製剤が米国で承認され, 多くのRA患者に使用されている. また, 抗IL-6レセプターモノクローナル抗体は日本, 欧州において治験がはじまっている. これらの生物学的製剤は, これまでの抗リウマチ薬にない特徴を有しており, それに対する十分な知識と, 疾患活動性の評価がリウマチ専門医に求められている.
  • 悪性腫瘍とターゲティング療法
    近藤 俊輔, 西條 長宏
    2004 年 19 巻 2 号 p. 103-109
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    20世紀末より導入された分子標的治療は, 悪性腫瘍に対する治療の選択肢として高い期待を持って導入されている. しかし, in vitroで有効と考えられた薬剤も臨床が進むにつれnegative dataを築き, さらには予想されなかった副作用の出現を認めることとなった. 今後, 分子標的の同定とこれに作用し抗腫瘍効果を臨床的に証明するtranslational studyと適切な臨床試験の施行による分子標的薬の開発が重要であり, 分子レベルでの治療, 評価を行える腫瘍内科医の育成は急務といえる.
  • アレルギー疾患とDDS
    大田 健
    2004 年 19 巻 2 号 p. 110-116
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    アレルギー疾患として喘息に焦点を絞り, 喘息の病態とバイオ医薬による標的治療について概説した. 喘息の病態には多くのサイトカインが関与しており, いずれも喘息治療の標的となりうる. これまでにIL-4, IL-5, IL-12を標的とする治療が検討されたが, よい結果が得られていない. 一方, ヒト化抗IgE抗体療法は重症の喘息で有用であることが示され, 欧米では実用化されている.
  • 金子 哲男, 大塚 茂則, 鳴井 隆, 楳原 典光, 笠井 収一, 手塚 雅勝
    2004 年 19 巻 2 号 p. 117-126
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    ポリアクリル酸とセルロース誘導体を架橋化した親水性ポリマー, および水から構成されたハイドロゲルのゲル強度に及ぼす添加剤の影響, および創傷被覆剤としての応用の可能性について検討を行った. ゲルは親水性ポリマーをアルミニウムで架橋化することによって形成され, キレート化剤であるエデト酸ナトリウム(以下EDTA)の添加量によりゲル強度を調整できることがわかった. 得られたゲル強度の異なるハイドロゲルを用いて, ラット背部打ち抜き創の治癒に及ぼすゲル強度の影響をみた. その結果, 水で膨潤した親水性解リマーのゲル強度が0.54g/cm2の製剤ではコントロール群との間に創面積比の差はみられなかったのに対し, 2.99∼3.50g/cm2の範囲では, 貼付開始後3日以内にコントロール群にくらべて有意に創面積比が減少し, 治癒促進効果がみられた. つぎに臨床効果の確認されている市販のハイドロゲル, およびハイドロコロイド系の創傷被覆材4製品と適度に架橋化したハイドロゲルを用いた創傷被覆材(以下SG-01)の創傷治癒に関与する物理化学的特性について比較検討した. その結果, SG-01の粘着性, 水蒸気透過性, および酸素透過性の成績はいずれも比較4製品の範囲にあり, 創傷からの滲出液の除去に関与する吸水速度, および吸水量は市販品に比較して最も高い値を示した. 以上のことから, ポリアクリル酸とセルロース誘導体からなるハイドロゲルは, 水で膨潤したときのゲル強度を約3∼4g/cm2とすることにより, 滲出液の除去能にすぐれた新規の創傷被覆剤になりうる可能性が示唆された.
  • 畠山 士, 加部 泰明, 半田 宏
    2004 年 19 巻 2 号 p. 127-132
    発行日: 2004/03/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
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