Drug Delivery System
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19 巻, 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 多比良 和誠
    2004 年19 巻4 号 p. 343
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
  • 矢野 純一
    2004 年19 巻4 号 p. 345
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
  • siRNAの分子設計
    吉成 幸一, 宮岸 真, 多比良 和誠
    2004 年19 巻4 号 p. 348-355
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    近年, siRNAを用いた遺伝子ノックダウンが有用な技術として注目を浴びているが, そのターゲットとなる配列をいかに選択するかが重要な課題になっている. 筆者らはさまざまな配列をターゲットにしたsiRNAを用いた系統的解析から, siRNAの活性はmRNA上の位置ではなくターゲット配列の特異的な位置の塩基の種類や堅い二次構造に大きく依存することを明らかにした. 本章ではsiRNA設計の視点から, ターゲットの選択が特に重要であるsiRNA発現ベクターライブラリーの構築を中心にして, 最近の報告をまとめた.
  • アテロコラーゲンを用いたsiRNAデリバリー法の開発
    水口 佳子, 竹下 文隆, 永原 俊治, 落谷 孝広
    2004 年19 巻4 号 p. 356-363
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    siRNAを用いた遺伝子発現抑制技術はin vitro, in vivoにおいて遺伝子機能解析の有力な手法の一つである. siRNAはアンチセンスDNAに比較して手法が単純でありかつ効果が高いことから, 医薬品としての利用を目指した検討も開始されている. siRNAの臨床応用には安全かつ有効な生体内へのsiRNAのデリバリーシステムが必須である. 筆者らはこれまでにアテロコラーゲンを担体とした核酸医薬のデリバリーシステムを確立している. 本稿では, 筆者らのデリバリーシステムを用いたsiRNAの生体内デリバリーについて紹介する.
  • ペプチド修飾核酸を用いた効率的なsiRNA発現ユニットの開発
    池田 豊, 多比良 和誠
    2004 年19 巻4 号 p. 364-372
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    RNAiによる遺伝子サイレンシングの配列特異性と発現抑制効果の高さから, 現状では治療が困難なさまざまな疾患に対しての遺伝子治療への期待が高まっている. しかし, 実際に遺伝子治療に応用するためには, siRNAのデリバリー方法, 効果の持続性, 安全性など検討されるべき問題も多い. DNAをさまざまな手法で化学修飾することによって, これらの問題を解決しようという試みがされている. 本稿では, 核酸とペプチドや蛋白などの異分子とを共有結合でつなぐ, DNAコンジュゲートケミストリーの立場からの遺伝子デリバリーへの取り組みについて紹介する.
  • 高分子ナノキャリアによるsiRNAデリバリー
    位高 啓史, 片岡 一則
    2004 年19 巻4 号 p. 373-378
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    RNAiの臨床への応用に向け, siRNAデリバリーシステムには, 標的とする細胞内への効率よい輸送に加え, 遺伝子ノックダウン効果の時間的制御といった高度の機能が必要となると考えられる. このような機能を持つシステム構築を目的に, 機能性高分子材料をベースとしたナノキャリアを設計し, 評価を進めている. 本稿では, リン酸カルシウムミセル型キャリアおよびポリイオンコンプレックス型キャリアについて, その分子設計, 物性, 遺伝子ノックダウン機能を概説する.
  • HIM envelope vectorによるsiRNAの導入
    金田 安史
    2004 年19 巻4 号 p. 379-384
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    筆者らは高効率で低侵襲の遺伝子導入や, ドラッグデリバリーベクターとしてウイルス機能を取り入れたハイブリッド型リポソームを開発してきた. さらに, 不活性化したHVJ(hemagglutinating virus of Japan)自体に遺伝子などを封入し, 細胞融合により遺伝子導入やドラッグデリバリーが可能なHVJ envelope vectorが開発された. これらのベクターは, 培養細胞や組織におけるsiRNAの導入を効率よく行えることも明らかになり, 遺伝子機能解析や疾病治療への応用の可能性が高まった.
  • RNAiによるマウス個体での遺伝子ノックダウン
    西川 元也, 小林 直樹, 高倉 喜信
    2004 年19 巻4 号 p. 385-391
    発行日: 2004/07/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    RNAiによる遺伝子発現抑制は, がんやエイズ, ウイルス性肝炎などの難治性疾患に対する画期的治療法になりうるものとして注目を集めている. RNAiによる疾患治療の実現には, 生体における効率的なRNAi誘導が重要であり, siRNAに対するデリバリーシステムの開発が必須となる. siRNAおよびsiRNA発現ベクターのin vivoデリバリーに関しては, 遺伝子を対象に検討されてきたデリバリー技術の応用が可能である. 本稿では, siRNAよびsiRNA発現ベクターを生体に投与する方法ならびにマウス個体でのRNAiの可能性について概説する.
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