Drug Delivery System
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18 巻, 6 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 真弓 忠範
    2003 年 18 巻 6 号 p. 497
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
  • 橋田 充
    2003 年 18 巻 6 号 p. 499
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
  • 人工遺伝暗号システムを利用した機能性蛋白質の作製
    坂本 健作, 横山 茂之
    2003 年 18 巻 6 号 p. 502-510
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    非天然型アミノ酸を導入することによって, 蛋白質に新規な性質や機能を付加したり, 機能や構造の解明に役立てたりすることができる. 非天然型アミノ酸を特定のコドンに対応付けるシステム(人工遺伝暗号システム)によって, 無細胞蛋白質合成系や生きた細胞において, 非天然型アミノ酸を組み込んだ蛋白質(アロ蛋白質)が生産できるようになっている. 近年, 利用可能なアミノ酸のレパートリーも拡大し, 部位特異的な組み込みも可能であることで有用性が増してきている.
  • 進化分子工学に基づいた人工蛋白の創出と創薬への展開
    芝 清隆
    2003 年 18 巻 6 号 p. 511-518
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    この総説では進化分子工学のこの10年の軌跡と, ゲノム時代に入った21世紀での新たな展開を紹介する. 進化分子工学, あるいは試験管内進化系は, 1990年代初頭に遭伝子の誕生の研究を目的として勃興した. 進化分子工学研究からはいくつかの強力な実験手法が生み出された. 進化分子工学研究はもちろん, 創薬にも大きな影響を与えてきた. 近い将来, 進化分子工学的に改変された蛋白質製剤が承認されるであろう. 最後に, 筆者らの新しいタイプの蛋白質進化システム, MolCraftを紹介し, その創薬, バイオナノテクノロジーに与える影響を論じる.
  • In vitro virusを用いた網羅的蛋白質相互作用解析—プロテオーム解析と創薬への展開—
    高嶋 秀昭, 柳川 弘志
    2003 年 18 巻 6 号 p. 519-527
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    筆者らが, 1997年に世界に先駆けて報告したin vitro virus(IVV)は, 蛋白質とそれをコードするmRNAが結合した, 表現型(機能)と遺伝子型(情報)との対応付け分子である. 現在, 当研究室では, IVVを用いた網羅的な蛋白質相互作用解析(プロテオーム解析)の研究を進めている. また, 筆者らは, 薬剤ターゲット蛋白質の発見や作用機序解明につながる, 薬剤-蛋白質相互作用解析へのIVVの応用も研究中である. ここでは, IVVの構造や特徴について述べるとともに, IVVを用いたプロテオーム解析法や薬剤-蛋白質相互作用解析法について概説する.
  • 抗体をツールとした創薬および抗体創薬の戦略
    黒澤 良和
    2003 年 18 巻 6 号 p. 528-535
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    抗体は, さまざまな形をした分子に特異的に結合できる巨大レパートリーを形成した分子群である. その性質を正しく理解しツールとして利用すれば, 創薬に結びつくさまざまな情報を入手できる. 一方, 抗体自身は生体防御分子であり, 最近の組換えDNA技術の発展からヒト抗体調製も可能になった. 本稿では, 抗体を利用するうえでなにを考え, どのような問題点を克服すべきか, 筆者のグループが実施している“抗体プロジェクト”の理論的背景を概説する.
  • ファージ表面提示法を駆使した機能性人工蛋白質の創出とDDSへの展開
    堤 康央, 真弓 忠範
    2003 年 18 巻 6 号 p. 536-544
    発行日: 2003/11/10
    公開日: 2008/12/26
    ジャーナル フリー
    ポストゲノム新時代を迎え, プロテオミクスや構造ゲノミクスの進展も相まって, 疾病治療に有効な蛋白質を探索·創製しようとするプロテオーム創薬への期待が高まっている. しかしながら蛋白質の生体への適用には, 依然として蛋白質の生体内安定性を向上させ, かつその多様なin vivo生理作用のなかから目的とする治療作用のみを, 選択的に発現させうる創薬テクノロジーの確立が必須となっている. 本観点から筆者らは最近, ファージ表面提示法を駆使した“医薬価値にすぐれた機能性人工蛋白質の迅速創出システム”とともに, “蛋白質の医薬品としての有効性と安全性を高めうる高分子バイオコンジュゲーション法”などを新たに確立した. 本稿では, この蛋白療法の最適化に適う“プロテオーム創薬のためのDDS基盤テクノロジー”について紹介させていただく.
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