Drug Delivery System
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19 巻, 6 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 丸山 一雄
    2004 年 19 巻 6 号 p. 483
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
  • 塚越 茂
    2004 年 19 巻 6 号 p. 485
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
  • 標的化リポソームを用いた腫瘍新生血管傷害療法
    浅井 知浩, 奥 直人
    2004 年 19 巻 6 号 p. 488-494
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    腫瘍新生血管傷害療法は, 血管形成過程を抑える血管新生阻害剤を用いた治療法とは異なり, 従来の抗がん剤を新生血管内皮細胞により多く送達し, がんの治療を目指す治療法のことである. 筆者らは腫瘍新生血管傷害療法の研究を遂行する目的で, がんの新生血管に特異的に結合する新規ペプチドをファージライブラリーから単離し, 新規ペプチドを結合した標的化リポソームを開発した. そして抗がん剤を封入した腫瘍新生血管標的化リポソームが, 新生血管の破壊を作用機序としてすぐれた治療効果をもたらすことを明らかにした. 本稿では, 血管新生阻害によるがん治療, 新生血管とリポソーム製剤の関係について述べたあと, 標的化リポソームを用いた腫瘍新生血管傷害療法の有用性について紹介する.
  • ポリエチレングリコール表面修飾リポソームの繰り返し投与時に発現するaccelerated blood clearance(ABC)現象
    石田 竜弘, 際田 弘志
    2004 年 19 巻 6 号 p. 495-510
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    筆者らとオランダのグループは, 最近, リポソームの頻回投与時に発現するABC現象の存在を報告した. ABC現象は, 2回目投与時のポリエチレングリコール修飾リポソームの肝移行性を亢進し, 高い血中滞留性を失わせる反応である. 最近の検討から, ABC現象の誘導·発現には, リポソームの物理化学的性質, 投与量, 種差, などが影響を与えること, また現象の発現には, 初回投与リポソームの刺激に呼応して分泌されるIgMが重要な役割を果たすことが明らかになった. 本稿では, ABC現象に関連した最近の知見について紹介する.
  • 経口ドラッグキャリアとしてのポリマーコーティングリポソーム
    竹内 洋文
    2004 年 19 巻 6 号 p. 511-519
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    ペプチド性薬物のような難吸収性薬物の経口投与を目指して, 新しいリポソームシステムを考案した. そのシステムは, リポソーム表面をキトサンやカーボポールといった粘膜付着性ポリマーでコーティングすることによって調製することが出来る. ラットを用いた実験でインスリン, カルシトニンなどの消化管吸収改善を示すことが出来た. 腸管内での滞留性向上とともに, 粘膜組織にそのリポソームが浸入している様子が共焦点レーザー顕微鏡を用いて観察された. また, 卵アルブミンを封入したキトサンコーティングリポソームを用いて経口免疫性剤としての有用性を示す結果も得られている.
  • ドキソルビシン封入イムノリポソーム製剤の研究開発
    田川 俊明, 高橋 和展
    2004 年 19 巻 6 号 p. 520-529
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    がん細胞に特異性の高いモノクローナル抗体を結合したリポソーム(イムノリポソーム)は, 薬剤や遺伝子などを選択的にがん部位に集積させることにより, 副作用を低減し, 高い抗腫瘍効果を発揮するデリバリーシステムになりうると期待されている. 本稿では, ヒトモノクローナル抗体を用いた, 新規ドキソルビシン封入イムノリポソーム(MCC-465)の構築とその効果など非臨床研究にっき紹介したい. さらに, 第I相臨床試験成績を含めイムノリポソームの開発上の留意点についても言及したい.
  • リポソーム製剤化技術—遺伝子導入用リポソームの調製に際して—
    菊池 寛
    2004 年 19 巻 6 号 p. 530-538
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    製剤化工程作業における遺伝子の安定性を評価したところ, 遺伝子単独では比較的安定であるものの, リピドフィルム法による遺伝子封入カチオニックリポソーム調製時には, 乳化·サイジング工程において著しい遺伝子の分解, ロス, 構造変化などが認められた. 一方, 凍結乾燥空リポソーム(FDEL)法ではこのようなことはなく, 遺伝子発現活性も良好であり, 本法は非常に有用な調製方法であることが確認された. また, 従来の遺伝子導入用試薬が使用時に無血清培地に置き換えねばならない理由は, 血清添加培地中で遺伝子が分解するためではなく, リポソーム構造そのものが細胞と反応できない形態に破壊されるためであることがわかった. 筆者らはFDEL法を利用することにより, 血清存在下でも高い遺伝子発現活性を有する新規のカチオニックリポソーム処方を300処方以上のなかから見いだすことが出来た. 本稿ではさらに, カチオニックリポソームを静脈内投与したときの体内分布の問題点とその解決策についても簡単に触れる.
  • イムノリポソームによるDDS
    鈴木 亮, 滝澤 知子, 丸山 一雄
    2004 年 19 巻 6 号 p. 539-545
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    近年, 抗がん剤の薬物送達キャリアとしてPEG-リポソームが注目されている. このPEG-リポソームは血中滞留性にすぐれ, 腫瘍部位へのパッシブターゲティングが可能であるため, 抗がん剤の副作用軽減ならびに抗腫瘍効果増強が期待されている. 将来的に, このリポソーム製剤をさまざまな疾病治療に応用していくためには, 目的部位にアクティブターゲティング可能な性質をも付与する必要があると考えられる. この観点から, PEG-リポソーム表面を抗体で修飾したイムノリポソームが開発された. このイムノリポソームは, 細網内皮系回避能およびアクティブターゲティング能の両者を備えた理想的な薬物送達キャリアである. また, 最近では, 抗体修飾のみならず特定分子を認識する蛋白やペプチドを修飾したリポソームによるアクティプターゲティングも検討されている. そこで本稿では, がん治療を念頭に, アクティブターゲティング可能なリポソーム製剤について概説する.
  • 中川 晋作
    2004 年 19 巻 6 号 p. 546-549
    発行日: 2004/11/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
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