Drug Delivery System

年頭にあたって

飛躍するDDSサイエンス

髙倉喜信

2017 年32 巻1 号 p. 3
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.3

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Drug Delivery Systemの社会認知度が増している

武田真莉子

2017 年32 巻1 号 p. 5
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.5

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特集　“医療と生物医学研究のためのDDS 技術”　　編集：田畑泰彦

[FOREWORD] ますます広がるDDSの世界

田畑泰彦

2017 年32 巻1 号 p. 7
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.7

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[OPINION] DDSとナノテクノロジーがもたらす超スマート社会

馬場嘉信

2017 年32 巻1 号 p. 8
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.8

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DDS技術を活用した心臓血管外科領域における血管新生療法

南方謙二, 西尾博臣, 升本英利, 坂田隆造

2017 年32 巻1 号 p. 10-16
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.10

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循環器領域における重要な難治性疾患として、重症下肢虚血ならびに虚血性心疾患があげられる。筆者らは従来治療が奏功しない患者を対象とし、新規に開発したゼラチンハイドロゲルをDDS担体として塩基性線維芽細胞増殖因子を使用する血管新生療法の開発を行ってきた。本稿では、これまで行ってきたヒトでの臨床試験の結果を示しながら今後の展望について概説する。

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DDS技術を活用した血管内治療

西秀久, 石井暁

2017 年32 巻1 号 p. 17-28
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.17

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Drug Delivery System（DDS）技術を活用した血管内治療で、日常臨床に広く用いられているものとして、虚血性心疾患に対する薬剤溶出ステントと、肝細胞がんに対する肝動脈化学塞栓療法があげられる。末梢動脈狭窄に対する血管内治療にも近年DDS技術が臨床応用されている。その他、まだ研究段階ではあるが、脳動脈瘤などの血管拡張性病変に対しても既存の血管内治療にDDS技術を組み合わせる試みがなされている。本稿では現時点で臨床応用されているものを中心にDDS技術を活用した血管内治療について概説し、当科での取り組みも紹介する。

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DDS技術を活用した獣医再生治療

佐々木直樹

2017 年32 巻1 号 p. 29-38
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.29

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最近、自己の細胞や組織を用いて組織再生するための再生医療が進んでいる。軟骨再生においても生体組織工学を用いた関節軟骨再生の基礎研究や臨床応用が報告されている。高等動物では生体側の軟骨と移植した軟骨片間の連続性が十分に形成されない点が問題となっている。現在、これらの点を克服すべく、DDSを導入した再生治療を臨床応用している。本稿では、獣医療分野における骨再生ならびに関節軟骨再生の研究成果について述べる。

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マイクロニードル技術を活用した経皮ワクチン製剤の開発

伊藤沙耶美, 中川晋作, 岡田直貴

2017 年32 巻1 号 p. 39-45
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.39

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現行のワクチンの大半は注射製剤であるため、投与に医療従事者を必要とするだけでなく、ワクチン製剤の輸送・保管に一貫した低温温度管理（cold chain）の整備が求められる。そのため、実際にワクチンを最も必要としている開発途上国などの地域にワクチンが浸透しにくく、また感染症パンデミックやバイオテロリズム発生時にワクチンの大規模接種を迅速に施行できないという課題を有する。したがって、注射に代わる簡便で有効かつ安全な新規ワクチン手法を開発することがさまざまな感染症ワクチンの有用性を向上させると考えられる。本稿では、近年開発が進むさまざまな新規ワクチン剤形のなかで、皮膚に貼るだけという簡便性と低侵襲性を併せもった経皮ワクチン製剤の開発状況について紹介する。

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DDS技術を活用した体内再生誘導治療

坪井義晃, 澤田雅人, 大塚隆信, 澤本和延

2017 年32 巻1 号 p. 46-49
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.46

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体内に存在する組織幹細胞の研究が進み、それを用いた再生医療の開発が期待されている。内在性幹細胞を利用することができれば低コストで安全な治療が可能になると考えられるが、その実現のためには再生能力を促進する技術が必要である。内在性幹細胞の分化・誘導因子を局所に供給するドラッグデリバリー技術の有効性が種々の研究によって明らかにされ、臨床応用がなされているものもある。こうした取り組みの現状を紹介する。

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DDS技術を活用した生物医学研究

城潤一郎, 田畑泰彦

2017 年32 巻1 号 p. 50-58
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.50

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ドラッグを何らかの活性をもつ物質と捉えることによって、ドラッグデリバリーシステム（DDS）技術を医療分野だけではなく、生活環境分野、ヘルスケア分野、および生物医学研究に適用することができる。生物医学研究の目的は、生命現象あるいは治療効果に対する複雑かつ精緻なメカニズムを解明することである。この目的を達成するために、細胞の生物機能と動態の制御あるいは検出が必要となるが、そのkey物質に対してDDS技術を適用することによって、研究効率は高まるであろう。本稿では、DDS技術の生物医学研究に対する具体的な応用例を記述する。加えて、DDS技術を活用することによって、今後の生物医学研究が大きく進展していくであろう新規技術分野についても考えてみたい。

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[連載] DDS製品開発の最前線

爪白癬治療薬クレナフィン^®爪外用液10%

薗田良一

2017 年32 巻1 号 p. 60-64
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.60

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クレナフィン^®爪外用液10%は、新規トリアゾール系化合物であるエフィナコナゾールを有効成分とする日本初の外用爪白癬治療薬である。エフィナコナゾールは爪白癬菌の原因真菌（皮膚糸状菌）に対して高い抗真菌活性を有し、ケラチンとの親和性が低く、爪甲での透過性に優れている。そのため、爪表面にエフィナコナゾールを直接塗布することにより、爪甲内、爪床において高い抗真菌活性を発揮することを考え、外用の爪白癬治療薬としてクレナフィン^®爪外用液10%が開発された。

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[連載] DDS研究・開発に有用な試薬

遺伝子導入試薬

渕上由貴, 川上茂

2017 年32 巻1 号 p. 66-68
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.66

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若手研究者のひろば

基礎研究と臨床研究を基盤とした糖尿病患者における有効かつ安全ながん治療法の確立を目指して

池村舞

2017 年32 巻1 号 p. 70-71
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.70

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体内時計機構を基盤としたDDS研究

松永直哉

2017 年32 巻1 号 p. 72-73
発行日: 2017/01/25
公開日: 2017/04/25

DOIhttps://doi.org/10.2745/dds.32.72

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