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原稿種別: 表紙
1988 年 10 巻 1 号 p.
Cover1-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 1 号 p.
App1-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 1 号 p.
App2-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 1 号 p.
App3-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 1 号 p.
App4-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1988 年 10 巻 1 号 p.
Toc1-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1988 年 10 巻 1 号 p.
Toc2-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1988 年 10 巻 1 号 p.
App5-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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荒井 他嘉司
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
1-2
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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藤沢 武彦, 馬場 雅行, 斎藤 幸雄, 斎藤 博明, 卜部 憲和, 深沢 敏男, 籾木 茂, 山口 豊
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
3-9
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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気管支ファイバースコープ下にNd-YAGレーザー治療を行った中枢気道悪性疾患55例のうち,副作用の認められた7例につき検討を行った。出血:甲状腺癌気管浸潤例,肺腺癌例の2例にみられた。前者は腫瘍の照射部より拍動性出血がみられ,緊急的に気管内チューブを挿管し圧迫止血した。後者は中等量の持続性出血でわれわれの創案した腫瘍内エタノール注入により完全に止血した。気管壁穿孔:肺癌の気管浸潤例3例にみられた。うち2例はレーザー照射による気道開大に続いて行った放射線療法後,腫瘍の広範な壊死とともに気管壁の一部が欠損し穿孔した。1例は腫瘍の退縮とともに治癒したが,1例は縦隔炎を併発し喀血により死亡したことから,レーザーによる気道開大は腫瘍の放射線に対する感受性も考慮に入れて行うべきであると考える。他の1例は気管偏位の強い術後再発例でレーザー光の照射方向の誤認によるものであった。煙の吸入による急性呼吸不全:食道癌および肺癌の2例にみられた。両例とも肺気腫の強い症例で,照射時発生する煙の吸入によるものと考えられ,人工呼吸器による管理,副腎皮質ホルモンおよび抗生剤の投与が有効であった。以上,中枢気道悪性疾患に対するNd-YAGレーザー照射療法には少ないながら軽視できない合併症が認められるが,その対策を充分に講じて行えば,極めて有効な内視鏡的治療の一手段と考える。
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橋本 哲, 伊東 重彦, 新海 清人, 中村 徹, 仲野 祐輔, 辻 博治, 岡 忠之, 長谷川 宏, 君野 孝二, 川原 克信, 綾部 公 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
10-14
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
気管,気管支形成術や同種肺移植後の気管,気管支吻合部粘膜上皮の再生に対し,気管切除軟骨輪数の影響,気管支吻合部大網被覆の効果,免疫抑制剤の影響を実験犬にて組織学的に検討し,また同時に行った吻合部の気管支動脈の再生とも比較検討してみた。気管形成術において術後7日目には粘膜上皮および気管支動脈ともに再生していた。しかし,切除軟骨輪数が増加するほど粘膜上皮の再生は遅延する傾向にあった。気管支形成術においては,2週目には粘膜上皮,気管支動脈ともに再生していたが,大網被覆を行うと再生が促進された。同種肺移植では,Cyclosporine群において,2週目に粘膜上皮,気管支動脈の再生をみたが,Azathioprine群では再生が障害される傾向にあり,3週を要した。
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小松 彦六郎, 倉島 篤行, 佐藤 紘二
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
15-20
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
気管支擦過細胞診と気管支生検により組織型の推定が可能な肺癌43例を対象に,組織型剥に気管支鏡所見と免疫組織化学的所見を対比検討した、,気管支鏡所見は,扁平上皮癌で粘膜主体型,腺癌と小細胞癌で粘膜下主体型が多い。しかし,扁平上皮癌で粘膜主体型と粘膜下主体型との混在が半数にみられ,中枢発生の腺癌に粘膜主体型を呈する例がある。組織化学的所見は,腺癌でSecretory component(SC)が陽性,扁平上皮癌でケラチンが陽性の例が多い。しかし,非角化罵平上皮癌でケラチンの,また低分化腺癌でSCの染色性の低下がみられる。以上より,組織型により気管支鏡所見および免疫組織化学的所見に特徴がみられており,これらの所見は,肺癌の気管支擦過細胞診ならびに気管支生検による組織型診断を補助する一手段となりうるものと思われる。
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赤荻 栄一, 遠藤 俊輔, 神山 幸一, 山部 克己, 塚田 博, 船越 尚哉, 小川 功, 石川 成美, 森田 理一郎, 村山 史雄, 鬼 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
21-27
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
昭和59年から61年までの3年間に,肺癌の疑われる末梢肺異常陰影を有した152例に対して,延べ203回の末梢病巣擦過細胞診を行った。この擦過細胞診によって93例の末梢型肺癌中86例(92.5%)が癌と正診された。今回,この擦過細胞診によって癌細胞の得られなかった65例について検討した。そのうちの39例は胸部X線写真上結節影ないしは腫瘤影を呈し,残り26例は浸潤影を呈していた。前者のうち5例が肺癌であった。その内訳は,2例が細気管支肺胞型腺癌,1例が縦隔型の腺癌,1例が末梢型で最大径12mmの小型扁平上皮癌,1例が圧排性に増大する大細胞癌であった。これらの特徴は,末梢肺発生で肺内病変が小さいこと,および周囲組織を圧排性に増大するものであることである。特に,細気管支肺胞型腺癌は,既存の肺組織を破壊することが少なく,腫瘍内の気管支の中にも全く腫瘍細胞に侵されないものがあるため,腫瘍の不充分な擦過では癌細胞を剥脱させえないことがある。26例の浸潤影を呈した症例は,1例の肺癌例を除きすべて炎症性疾患であった。その唯一の肺癌例は,肥厚した胸膜の陰に隠された末梢気管支発生の小型扁平上皮癌であった。
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藤田 明, 長尾 啓一, 金子 昇, 斎藤 学, 大和田 英美, 渡辺 昌平, 栗山 喬之
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
28-34
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
未治療のサルコイドーシス40例に経気管支肺生検(TBLB)と気管支肺胞洗浄を同時に施行し,TBLB標本の所見(肉芽腫,胞隔炎の有無)と気管支肺胞洗浄液(BALF)の細胞成分(リンパ球比率,リンパ球サブセットOKT4/OKT8比など)を,非喫煙例(24例),喫煙例(14例)別に比較検討した。(1)組織所見とBALF細胞成分の関連について非喫煙例で検討した場合,TBLB標本での肉芽腫陰性群のBALFリンパ球OKT4/OKT8比は,肉芽腫陽性群のそれに比して高値であり,また,TBLBでの胞隔炎なし群のBALFリンパ球OKT4/OKT8比は,胞隔炎あり群のそれに比して高値であった。組織学的所見に乏しい例でむしろOKT4/OKT8比が高かった。(2)BALFリンパ球比率が組織の胞隔炎を反映するか否かについては,喫煙例と非喫煙例に相違を認めた。すなわち,非喫煙例では,TBLBでの胞隔炎あり群となし群の間にはBALFリンパ球比率に差を認めなかったが,喫煙例では,胞隔炎あり群のBALFリンパ球比率がなし群のそれに比して高かった。喫煙例では,BALFリンパ球比率から胞隔の細胞浸潤の有無を推測しうる可能性が示唆された。
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西 耕一, 西岡 真二, 高橋 秀房, 魚谷 浩平, 佐々木 文彦, 三船 順一郎, 藤村 政樹, 金森 一紀, 松田 保
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
35-43
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
気胸に対する治療法としては,安静ないし穿刺脱気で軽快する軽症例を除いては,通常は第一選択としてtube drainage等の保存的治療が行われ,これらに抵抗性のものに対しては観血的治療が施行されることが多い。今回我々は,難治性の気胸6例に対して気管支鏡下・気管支充愼術を施行した。5例が治癒したが,1例はair leakageが消失せず,手術適応となった。経過中問題となる合併症は認められなかった。本治療法は,気管支鏡の操作に熟練していれば,特殊な装置がなくても安全に行うことができ,患者に対する侵襲も少なく,一般病院でも充分実施可能である。また,なんらかの基礎疾患があり全身状態が不良で観血的治療が困難な患者に合併した難治性気胸に対しても実施可能であり,今後試みるべき治療法と考えられた。
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河野 浩太, 津野 至孝, 藤田 紀代, 植田 保子, 中西 啓, 中富 昌夫, 峰 豊
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
44-49
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
気管支鏡検査の換気機能およびガス交換への影響について,観察のみあるいは経気管支肺生検,擦過細胞診実施群(A群)9例,気管支肺胞洗浄実施群(B群)15例,さらに気管支造影実施群(C群)9例の3群に分けて検討した。換気機能検査では,A群には有意な変化は認められなかったが,B群ではVCの有意減少とFEV_<1,0>%(Tiffeneau),V_<25>の改善が,C群ではVC,FEV_<1.0>およびPFRの有意低下と,FEV_<1.0>%,V_<25>の低下傾向が示された。PaO_2は3群とも有意に低下し,特にB,C群で高度であった。PaO_2の低下にはA,C群ではVC減少が有意に関与し,さらにC群ではFEV_<1.0>%低下との関連性が示された。しかし,B群ではいずれとも関連が得られなかった。以上より,低酸素血症の発生には,A群ではVC減少が,B群では洗浄による肺コンプライアンス低下および肺内シャントの発生とVA/Q低下が,C群では造影剤の残存等に伴うVC減少と気道障害の関与が示唆された。本検査による高度の低酸素血症の発生に対する,検査時のSaO_2モニタリングや酸素吸入の必要性が痛感された。
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太田 輝夫, 五味 英一, 河野 宏, 吉村 一彦, 広瀬 芳樹, 福島 雅夫, 小林 俊夫, 半田 健次郎, 草間 昌三, 川口 哲男, ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
50-56
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
最近7年間に経験した7例(30〜68歳,男性4例,女性3例)のWegener肉芽腫症の臨床像および内視鏡所見につき検討した。初発症状は鼻症状が最も多く,耳症状,発熱がこれに続いていた。経過中には全例に呼吸器症状がみられた。臨床検査所見では,赤沈促進,CRP陽性,RA test陽性が高率にみられた。胸部X線写真所見では,浸潤影が6例,結節・腫瘤状影が4例にみられ,そのうち2例に空洞影が認められ,胸水貯留が1例に,胸膜肥厚および気胸が1例にみられた。気管気管支病変は全例に,声門下腔から亜区域支にかけて限局性,または広範囲に認められた。発症から短期間で検索しえた未治療例や,再発例では,発赤,腫脹,出血,血管怒張,粘膜凹凸,潰瘍,肥厚,隆起病変などがみられ,まれにポリープ状腫瘤が認められた。治療による臨床症状改善例では狭窄が認められた。気管支鏡検査は,本症の気管気管支病変の存在の確認と,病態把握,呼吸管理を含めた治療の面で重要と考えた。
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石川 清司, 源河 圭一郎, 国吉 真行, 前里 和夫, 川畑 勉, 宮国 泰夫, 宮城 茂, 久場 睦夫, 仲宗根 恵俊, 伊良部 勇栄, ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
57-61
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
72歳の女性。呼吸困難を訴えて来院。胸部X線写真は右側の無気肺を示したが,気管内挿管による呼吸管理で改善した。気管支鏡検査にて気管分岐部より約3cm口側に気管横断面の約80%を閉塞する気管腫瘍を確認した。右第5肋間開胸にて腫瘍とともに2軟骨輪の気管環状切除を施行した。気管膜様部に基底をもち気道上皮に覆われた腫瘍で,一部壁外性の発育もみられた。気管原発良性混合腫瘍の病理組織診断を得た。本邦では,自験例を含めて4例の本症の報告がある。環状切除施行例は自験例のみであり,年齢・全身状態・腫瘍の発育形式より治療方針を検討すべきと考える。
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酒井 章次, 椎名 栄一, 細田 洋一郎, 橋本 光正, 山本 修美, 洪 淳一, 正村 滋, 春日 善男, 大辻 正高, 中島 規範, 関 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
62-68
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
成人での先天性気管支胆管瘻を経験したので報告する。症例は26歳女性で,主訴は発熱,咳嗽,喀痰である。気管支鏡で右主気管支から異常分岐する気管支を認め。気管支造影で気管支と胆管が交通していることを確認し,先天性気管支胆管瘻と診断した。瘻管摘出術を施行し,瘻管の組織学的検索を行った。瘻管の気管支側は気管支軟骨を有する気管支の組織であり,胆管側は高円柱上皮に覆われた胆管の組織であった。その中間の組織は固有胃腺がみられ,腸上皮化生を伴った胃の組織であった。先天性気管支胆管瘻はわれわれの調べえた範囲では14例(本邦3例)の報告例しかなく,まれな疾患である。またこれまでの報告例では3歳未満の乳幼児のみであり,成人での症例は本例が第1例と思われる。
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和久 宗明, 安野 博, 小山 明, 大岩 孝司, 今井 均
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
69-73
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
23歳男性の膿胸に対して剥皮術を施行後,患側に肺水腫を併発した。経口気管挿管し陽圧呼吸を8日間行った。抜管後3週ころより呼吸困難,喘鳴出現し,次第に増悪した。断層写真にて声帯下方1.5cmの高さから始まる気道狭窄があり,内径は3mm,狭窄部長は3cmであった。挿管チューブのカブによる圧迫損傷と考えた。抜管後36日目に狭窄部切除を行った。内径4mmの気管チューブをスタイレットを入れて無理に押し込み,気道を確保した。襟状切開にて入り,気管を5軟骨輪,輪状軟骨を5mm切除し,輪状軟骨気管端々吻合を行った。縫合糸は3-0 Vicryl。術中換気は61/min O_2 jet insufflationによった。舌骨上遊離,縦隔気管用手剥離を加えた。頸部前屈を2週間保持した。経口摂取は11病日より開始。はじめの1日間のみ軽度の嚥下困難を認めた。発声は全く正常。8カ月後の現在,吻合部の治癒は良好で,不良肉芽の増生は認めない。
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梶田 正文, 中村 達雄, 前田 正信, 黒川 善栄, 近藤 哲, 桐岡 智二, 秋山 三郎, 阿部 稔雄
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
74-78
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
気管・気管支形成術後の合併症は,主として吻合部に発生する。今回われわれは,吻合部末梢側に壊死性気管支炎を起こした症例を経験したので報告する。症例は65歳男性で,喀痰細胞診で扁平上皮癌と診断され,気管支鏡検査で左B^3から上葉入口部に進展していることが判明した。左上葉スリーブ切除を行ったが,珪肺症のため肺動脈とリンパ節とが強固に癒着しており,肺動脈処理のため広範な気管支剥離を必要とした。また,肺動脈切断端に用いたProlene糸が気管支壁に接していたが,吻合部の被覆は行わなかった。術後,吻合部から底幹外側にかけて厚い白苔が付着し,術後1カ月になっても底幹外側には部分的に白苔が残った。4カ月目にようやく正常気管支粘膜に覆われた。広範な気管支剥離を行った場合,あるいはProlene糸などの合成糸が吻合部近くに接する場合には,有茎胸膜片などにより吻合部の被覆をするべきであると思われた。
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小室 康男, 大西 基喜, 斉藤 陽久, 清水 可方, 幕田 政博
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
79-83
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
1歳3カ月の男児の気管支異物にBFを使用した。HFOのもとにBF p10を用いた。異物は左B^<1+2>に嵌頓していた。気管支が細いためB^<1+2>の入口部までBFを進めることができなかった。このため鉗子で把持することができず,かわりに鋭匙を使用した。鋭匙をB^<1+2>に挿入してかき出すようにして摘出することに成功した。鉗子で把持することができない場所にある異物の場合は,鋭匙を用いてみることが必要である。
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三宅 敬二郎, 清水 信義, 中田 昌男, 伊達 洋至, 河田 真作, 小橋 雄一, 森山 重治, 宮井 芳明, 中野 秀治, 栗田 啓, ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
84-90
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
今回我々は,特発性血小板減少性紫斑病(以下ITP)患者における呼吸管理中に気管切開後気管狭窄を来した症例に対し,気管環状切除術と摘脾術を一期的に施行したので報告する。症例は55歳女性で,某院にてITPに対しステロイド療法および免疫グロブリン大量療法(以下IV-IgG療法)施行中,呼吸不全を合併したため,気管切開下人工呼吸管理を余儀なくされた。気管チューブの留置期間は47日間であったが,チューブ抜管後2カ月目ころより気管狭窄症状が出現したため当科へ転院した。まず内視鏡下レーザー治療を試みたが,症状緩解は一時的であったため手術療法を行った。手術に先立ち,IV-IgG療法により血小板値を上昇させ,気管切除術と摘脾術を一期的に行った。ITP合併疾患の術前療法としてIV-IgG療法は有効であり,気管狭窄に対して保存療法が無効であれば,手術療法を検討すべきであると考える。
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武井 里美, 倉科 奈保子, 和頴 房代, 北村 諭
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
91-95
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
症例は68歳の男性である。昭和61年4月中旬より,頸部圧迫感,嚥下困難を自覚し,耳鼻科を受診した。咽頭部腫瘤が認められ,生検によりアミロイドーシスと診断され,精査目的で当院内科を紹介された。気管支鏡下では,喉頭,気管・気管支内腔のほぼ全体に散在する表面平滑な結節が認められた。生検では,気管支粘膜下にアミロイド物質の沈着を認め,過マンガン酸カリに抵抗性であり,ALアミロイドが示唆された。胸部レントゲン写真では,気管後壁に肥厚を認めたが,肺野には病変を認めず,胸部CT上でも同様の所見が得られた。種々の検索の結果,胃粘膜下にアミロイド病変を認め,全身性原発性アミロイドーシスと診断した。肺野病変を伴わないびまん性気管・気管支病変は頻度が低く,本邦でも,報告されているのは数例である。
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和頴 房代, 倉科 奈保子, 武井 里美, 北村 諭
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
96-101
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
鼻症状で始まり急速に進展したWegener肉芽腫症の1例を経験し,その気管支病変を経時的に観察しえたので,治療経過とともに報告する。症例は39歳男性。鼻漏,鼻閉,微熱を主訴に耳鼻科に入院し,その3週間後,高熱,血疾,咳を主訴に内科転科となった。Bronchoscopyにて気管下部から主気管支にかけて粘膜の著明な慶欄を認め,気管支粘膜生検にてWegener肉芽腫症と診断された。CPAとPSL投与にて良好な経過をとり,気管支病変も改善した。Wegener肉芽腫症は,limited formを含めると本邦で200例近い報告例がある。1980年以後の本症を検索し,気管支病変の存在頻度を調べたところ34%であった。従来,本症の気管支病変の頻度は10%台とされており,今回の集計では,それらに比較して高頻度であった。Bronchoscopy施行例の増加により,肺野病変にかくされていた気管支病変が確認される機会が増えたこと,本症の長期生存例が増加していることなどがその原因であろう。
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古賀 俊彦, 野瀬 育宏, 冨松 久信, 平野 恭子, 入江 康司, 広瀬 宣之, 内山 伸二, 佐藤 隆, 堀田 圭一, 山根 完二, 明 ...
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
102-110
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
喀血を主訴とする63歳の男性が止血の目的で当院へ入院した。右上葉支と右中葉支からの遷延性気道出血.は,Wedge止血法などの気管支タンポナーデ療法が成功しなかったので,右気管支動脈の塞栓術によって治療し成功した。胸部X線写真では中等度に線状影と,かすかな結節性陰影が両肺野に認められた。患者は超硬合金製の切削工具の研磨作業に20年間従事し,研磨粉塵を吸入し続けてきた。TBLBにより得られた肺組織は肺胞壁,気管支粘膜のリンパ球浸潤が著明で,また,肺胞壁の線維化も認められた。超硬合金はタングステン,コバルトと少量の元素から成り立っている。生検標本の分析電顕では,研磨粉塵中に認められた元素の大半が検出されたが,コバルトは検出されなかった。吸入されたコバルトは高い溶解性のため,消失したと考えられた。コルチコステロイドの使用(プレドニン15〜10mg/day)で胸部症状は消失し,健康を回復した。
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成毛 韶夫
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
111-112
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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吉村 博邦
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
113-114
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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半澤 儁
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
115-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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佐橋 浩一, 鈴木 雅之, 千田 嘉博, 鳥井 義夫, 伊藤 隆, 伊藤 伸介, 島 浩一郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
115-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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中原 康治, 山本 典孝, 梅本 琢也, 冨田 良照, 羽田 淳, 伊藤 朝子, 森 矩尉, 加地 秀樹
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
115-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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野村 史郎, 柴垣 友久, 渡辺 篤, 酒井 秀造
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
フリー
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井端 英憲, 深井 幸司, 前田 尚武, 田口 修, 筒井 清行, 柴田 美雄, 鈴木 司郎, 勝田 勢津子, 柏木 秀雄
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
ジャーナル
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佐々木 一義, 半澤 儁, 柴 光年
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
116-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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佐久間 哲也, 橋爪 一光, 長 晃平, 半澤 儁, 柴 光年, 佐々木 一義
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
116-117
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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釈迦戸 晃, 滝沢 茂夫, 鹿内 健吉
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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林 丘, 東 憲六郎, 竹内 義広, 並河 尚二
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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進藤 丈, 安藤 守秀, 傍島 裕司, 松本 修一, 堀場 通明, 原 通広, 井上 広治
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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松井 英介, 広 田敬一, 関 松蔵, 浅田 修市, 山脇 義晴, 柴山 麿樹, 土井 偉誉, 下川 邦泰, 池田 庸子
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
117-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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大野 暢宏, 磯和 理貴, 橋本 徹, 武藤 真, 長谷 光雄, 高嶋 義光
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
118-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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杉山 茂樹, 龍村 俊樹, 池谷 朋彦, 小山 信二, 西出 良一, 辻本 優, 横川 雅康, 山本 恵一
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
118-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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横山 晶, 木滑 孝一, 栗田 雄三, 寺島 雅範
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
118-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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土島 秀次, 松下 昌弘, 白川 尚哉, 湯浅 幸吉, 岩波 洋, 清水 健, 栂 博久, 大谷 信夫, 山道 昇, 太田 正之
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
118-119
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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西耕 一, 藤村 政樹, 西岡 真二, 高橋 秀房, 三船 順一郎, 田中 孝
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
119-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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西岡 真二, 藤村 政樹, 高橋 秀房, 西 耕一, 三船 順一郎, 田中 孝
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
119-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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岡部 外志彦, 山崎 雅都, 斉藤 弥章, 木部 佳紀, 木田 寛, 杉岡 五郎, 渡辺 騏七郎
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
119-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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橋本 徹, 磯和 理貴, 大野 暢宏, 武藤 真, 長谷 光雄, 高嶋 義光, 北市 正則
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
119-120
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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三宅 靖, 藤村 政樹, 中積 泰人, 金森 一紀, 松田 保, 上尾 友美子, 矢伝 淳子
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
120-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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桜井 滋, 奥田 田洽, 竹越 国夫, 炭谷 哲二, 太田 正之, 遠山 龍彦, 松田 正史, 大谷 信夫
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
120-
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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堀井 広之, 松田 正史, 北川 駿介, 野口 哲彦, 向坂 喜湖, 高瀬 恵一郎, 大谷 信夫
原稿種別: 本文
1988 年 10 巻 1 号 p.
120-121
発行日: 1988/03/25
公開日: 2016/09/15
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