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原稿種別: 表紙
2015 年 37 巻 5 号 p.
Cover1-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2015 年 37 巻 5 号 p.
App1-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2015 年 37 巻 5 号 p.
App2-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
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原稿種別: 目次
2015 年 37 巻 5 号 p.
Toc1-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
2015 年 37 巻 5 号 p.
Toc2-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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滝口 裕一
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
487-488
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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川原 克信
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
489-490
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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中野 孝司
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
491-492
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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後藤 英典, 上原 浩文, 大柳 文義, 山崎 宏継, 平井 慶充, 森 彰平, 鮫島 譲司, 松浦 陽介, 中尾 将之, 文 敏景, 中川 ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
493-500
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景. cN2非小細胞肺癌症例に対する外科治療の適応は明らかではない. cN2/pN2の外科治療の成績の検討では,multiple-station-pN2(multiple pN2)に比べてsingle-station-pN2(single pN2)の成績が良好とされる.そのため,single cN2は外科治療により予後を改善する可能性があり,転移station数を含めたN因子診断は重要と考えられる.しかし,CTもしくはPET-CTで縦隔リンパ節転移station数を確定することは困難である.目的. CTもしくはPET-CTで縦隔リンパ節転移が疑われた非小細胞肺癌において,転移station数を含めたN因子診断に対する超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法(EBUS-TBNA)の有用性を検討する.対象と方法. 2007年4月から2014年3月までの7年間に,画像評価で縦隔リンパ節転移が疑われた症例に対して,転移station数を含めたN因子診断を目的にEBUS-TBNAを施行した非小細胞肺癌の64例を対象とし,その成績について後方視的に検討を行った.結果.画像評価では, 33/64例がsingle N2, 31/64例がmultiple N2・N3であった. EBUS-TBNAを施行することで,38/64例がcN0-1, 8/64例がsingle cN2, 18/64例がmultiple cN2・cN3の診断となった. cN0-1とsingle cN2の合計46例が切除となり,31/46例がpN0-1, 10/46例がsingle pN2, 5/46例がmultiple pN2と診断された. multiple pN2・pN3の17例を除いた14例(pN0-1: 10例, single pN2: 4例)は,EBUS-TBNAにより外科治療へ治療方針の変更が可能となった.結論. CTもしくはPET-CTに加えてEBUS-TBNAを施行することは,転移station数を含めたN因子診断を改善させ,外科治療へと方針変更できた点で有用であった.
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栗本 典昭, 古屋 直樹, 木田 博隆, 峯下 昌道, 宮澤 輝臣, 多賀谷 理恵, 新明 卓夫, 安藤 幸二, 佐治 久, 中村 治彦
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
501-507
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.気管支分岐の形態は,同大2分岐を繰り返し末梢に達する主軸系と,その間を埋めるように直角に近い分岐をする不同大2分岐をする側枝(娘枝)系がある.症例. 60歳台,男性. 2年前に直腸癌に対し低位前方切除術を施行(pT1N0M0,pStage I).手術後1年の胸部CTで右S^4に腫瘤影が出現し以後増大傾向を示した. CT画像で,右B^4aiから分岐する側枝と考えられる気管支が14×10 mm大の末梢病変につながっており,ガイドシースを併用した気管支腔内超音波断層法を施行した.外径4mm気管支鏡を右B^4aiに誘導し,右B^4aiから分岐する娘枝を確認できた.この娘枝は閉塞しているように見えたが約7mlの生食を注入することで気管支の内腔を拡げることができ,娘枝の中にガイドシースを被せた細径超音波プローブを挿入し,病巣内にプローブを誘導でき,腺癌と診断し得た.結語.気管支鏡検査を計画する際に娘枝から到達できる可能性を想定できた末梢病変を経験したので,報告する.
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藤城 泰麿, 山内 浩義, 澤田 哲郎, 佐多 将史, 間藤 尚子, 飛田野 清美, 松原 大祐, 山沢 英明, 坂東 政司, 福嶋 敬宜, ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
508-513
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景. Hermansky-Pudlak症候群に合併する間質性肺炎は通常びまん性に広がるが,片側優位に間質影が進行した報告例は稀である.症例.症例は47歳,男性.2010年2月の検診にて間質性肺炎の可能性を指摘され,2011年12月の胸部単純X線およびCT写真で間質影の増悪があったため当院入院.生来の白皮症,水平性眼振,出血傾向があり,また電子顕微鏡で内容物の欠損した異常な濃染顆粒が認められ,Hermansky-Pudlak症候群と診断した.治療はNAC吸入・Pirfenidoneで開始したが,経過中に呼吸困難が増悪し,血流・換気シンチで左肺の著明な肺血流・肺換気低下を認めた.また胸部CTでも明らかな左肺優位の線維化進行が認められた.結論.片側優位に間質影が進行したHermansky-Pudlak症候群の1例を経験したので報告する.
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小玉 勇太, 伊藤 亮太, 沖 昌英, 坂 英雄, 山田 衣里子, 水越 萌, 高納 崇, 青山 大輔, 横山 俊彦, 野村 史郎
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
514-520
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.気管気管支原発MALT (mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫は稀な疾患である.今回気管内腔の腫瘍による中枢気道狭窄に対して,一時的なシリコンステント留置が非常に有効であった症例を経験したので報告する.症例. 75歳,男性.呼吸困難を主訴に当院を受診.胸部CTにて気管の壁肥厚および内腔の高度狭窄を認めた.気管支鏡検査では気管は多発隆起性病変により著明な内腔狭窄所見を伴っていた.経過.全身麻酔下に硬性鏡を用いて病変を大きく切除した後,気道確保のためにDumon-Yステントを留置し,呼吸困難は著明に改善した.全身検索にて他部位に病変を認めず,病理組織所見と併せて気管気管支原発MALTリンパ腫と診断した.リツキシマブによる化学療法を施行し,気管内腔腫瘍の消失を確認し,留置から8か月後にステントを抜去した.初診時から5年以上経過したがMALTリンパ腫は良好にコントロールされている.結論. MALTリンパ腫による中枢気道狭窄を認めた場合,一時的にシリコンステント留置を行うことは治療のための有効な選択肢であると考えられた.
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上遠野 健, 原田 真也, 日吉 康弘, 笠島 真志, 久保田 勝, 矢那瀬 信雄, 益田 典幸
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
521-525
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.近年,検診やCT撮影機会の増加などにより,同時性多発肺癌が疑われる症例の発見機会が増えることが予測される.症例.症例は81歳,男性.胸部CTにて右下葉結節影と右肺門・縦隔リンパ節腫脹を認めたため当院を紹介受診した. FDG-PETでは右下葉結節影とリンパ節にいずれも集積を認めたが,集積度が異なっていた.同時性多発肺癌の可能性を考え,右下葉結節に対してTBLBを,縦隔リンパ節に対してEBUS-TBNAを施行し,それぞれ扁平上皮癌,小細胞癌と診断した.結論. FDG-PETで集積度が異なる複数の病変を認めた場合には同時性多発肺癌や他疾患合併の可能性を疑い,適切な生検方法を用いてそれぞれの病変から組織を採取すべきである.
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菊池 亮太, 伊藤 昌之, 仙波 征太郎, 宇留間 友宣, 辻 隆夫, 渡邉 秀裕, 中村 博幸, 青柴 和徹
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
526-531
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.メサラジン(mesalazine,ペンタサ^[○!R])は炎症性腸疾患の治療に用いられる薬剤であるが,本剤による好酸球性肺炎の症例を経験したので報告する.症例. 74歳男性.当院消化器内科で潰瘍性大腸炎と診断され,メサラジン(mesalazine,ペンタサ^[○!R])を開始した1カ月後に発熱と咳嗽が出現したため当科を受診した.胸部CTにて両上葉にすりガラス影と浸潤影,気管支肺胞洗浄液で好酸球数の増加,経気管支肺生検では肺組織にリンパ球と好酸球の浸潤を認め,メサラジンによる薬剤性好酸球性肺炎と診断した.メサラジンを中止してプレドニゾロン(prednisolone, 0.5mg/kg/日)を開始したところ,臨床症状と胸部画像所見は速やかに改善した.結論.メサラジンによる薬剤性肺障害は稀であるが,炎症性腸疾患の患者に生じた肺病変では,感染症や炎症性腸疾患の腸管外病変とともに薬剤性肺障害の可能性も考慮して,気管支鏡検査による鑑別診断が必要と思われた.
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尾崎 良智, 井上 修平, 北村 将司, 上田 桂子, 藤田 琢也, 大内 政嗣, 花岡 淳
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
532-536
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.肺切除後10年以上経過した晩発性気管支断端瘻は極めて稀である.症例.症例は70歳の男性で,30年前に肺結核のため右肺上葉切除を受けていた.12年前に右下葉原発肺癌(扁平上皮癌)のため右残存肺全摘術を施行され,術後再発なく経過していた. 2008年9月に咳嗽・発熱のため当院受診,胸部CTで右気管支断端瘻と診断された.気管支鏡下に瘻孔の閉鎖を試みたが再発したため,膿胸腔開窓術を施行した.約2か月間の包交処置を行い胸郭成形・広背筋弁充填術を施行した.一旦治癒したが瘻孔の再発を認めたため,再開窓術を施行した.気管支断端の閉鎖に用いられた非吸収性縫合糸を抜糸したところ瘻孔は閉鎖された. 2010年2月に胸郭成形(肋骨・肩甲骨下端部分切除)・有茎大網弁充填術を施行し,退院した.現在まで膿胸の再発を認めていない.結論.本例では,気管支断端に遺残した非吸収性縫合糸が瘻孔治癒に影響したものと考えられた.
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高瀬 直人, 里内 美弥子, 桐生 辰徳, 西村 春佳, 伊藤 彰一, 内堀 健, 山本 正嗣, 奥野 恵子, 浦田 佳子, 島田 天美子, ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
537-543
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.同時多発肺癌は全体の1〜2%と言われ,その症例数は画像診断の進歩とともに増加しつつある.今回気管支鏡にて扁平上皮癌と小細胞癌の同時多発肺癌と診断し,両者に根治的治療を行うことができた症例を経験した.症例. 74歳男性.主訴は前胸部不快感.胸部CTで左上葉に腫瘤影,右S^6に結節影と右肺門にリンパ節腫大を認めた.左B^3cに対する経気管支生検(transbronchial biopsy: TBB)に加えて右#11iリンパ節に対する経気管支穿刺吸引細胞診(transbronchial needle aspiration cytology: TBAC)を行い,扁平上皮癌と小細胞癌の同時多発肺癌と診断し,それぞれに対する根治治療を実施した.結果.小細胞肺癌に対する化学放射線療法は薬剤性間質性肺炎にて途中で中止となったが,両病変に対して病勢制御を行うことができた.結論.気管支鏡的アプローチにて同時多発肺癌を診断し,両者に対する根治的治療を施行することが可能であった.
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藤岡 真治, 蜂須賀 康己, 魚本 昌志
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
544-549
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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背景.膵癌は切除後再発率が高く予後不良な疾患で,肺転移に対して切除を施行した報告は少ない.症例1は53歳女性, 2004年に膵癌手術施行. 2009年胸部CTで右上葉に孤立性腫瘤を認めた.気管支鏡下擦過細胞診で膵癌転移の診断であった.上中葉間が完全分葉不全であり上中葉切除を施行した. 2014年12月現在,肺切除後5年経過して再発なし.症例2は81歳女性, 2010年に膵癌手術施行.重喫煙者で糖尿病あり. 2013年胸部CTで右中葉に孤立性腫瘤があり,FDG-PETでは中葉以外に上葉肺尖部にも集積があった.中葉は気管支鏡下擦過細胞診にて膵癌転移の診断で,胸腔鏡下右中葉切除及び上葉部分切除を施行した.最終病理は上葉・中葉腫瘍とも膵癌肺転移であった. 2014年12月現在,肺切除後1年経過して右下葉に局所再発あり.結論.転移性肺腫瘍が疑われる場合は,術前に気管支鏡が可能であればできるだけ施行するべきと考える.
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吉村 克洋, 深田 充輝, 青野 祐也, 天野 雄介, 神谷 陽輔, 鈴木 勇三, 右藤 智啓, 佐藤 潤, 妹川 史朗, 須田 隆文
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
550-555
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.気管支鏡を用いた気道異物の摘出には,その形状や性質を考慮した適切な器具の選択が必要である.今回,スネアループが摘出に有用であった2症例を経験したので報告する.症例.症例1は85歳,男性.歯科治療中に歯冠補綴物の誤嚥を疑われ受診した.症例2は71歳,男性.脳出血後遺症のため経管栄養と気管切開が行われていたが,頻呼吸とチアノーゼを認めて当科を受診した. 2症例とも左主気管支に歯冠補綴物を認めた.把持鉗子やバスケット鉗子では摘出できず,スネアループを用いたところ速やかに摘出できた.いずれも義歯の連結部にスネアが引っ掛かり,挿管チューブの先端まで引き上げ,チューブとともに引き抜いて回収した.結語.気道異物の摘出には異物の種類や形状によってはスネアループが有用である。
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杉山 智英, 笠井 尚, 神山 由香理, 中原 理恵, 森 清志
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
556-560
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.気管支平滑筋腫は肺腫瘍の中でも稀な良性腫瘍の一つである.症例. 63歳男性. 2014年6月に血痰を認め,当院を紹介受診した.胸部CTでは右中下葉に吸い込みと考えられるすりガラス影を認めた.右下葉B^<10>入口部に有茎性ポリープを認め,同部位からの出血を認めた.また左舌区支入口部に5mm大の表面平滑な白色の結節性病変を認めた.右下葉のポリープ病変を生検したが悪性所見を認めず,炎症性ポリープと診断した. 3週間後に気管支鏡を再検するもポリープ病変は消失していた.このとき左舌区支の病変を生検した.病理組織学的には気管支上皮下に紡錐形細胞が束状に交錯して増生する像がみられ,免疫染色にてα-SMA陽性, desmin陽性であり,気管支原発平滑筋腫と診断した.結論.血痰精査中に偶然発見した気管支平滑筋腫の1例を報告した.気管支平滑筋腫は,気管支鏡検査での偶然発見例も報告されている.気管支鏡検査時には非病変側を含めた気管支内腔の観察が必要である.
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三宅 剛平, 中原 保治, 福田 泰, 大西 康貴, 加藤 智浩, 東野 幸子, 花岡 健司, 鏡 亮吾, 勝田 倫子, 横井 陽子, 水守 ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
561-565
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
背景. Pulmonary tumor thrombotic microangiopathy (PTTM)は肺細動脈の腫瘍塞栓,血栓形成を認め,低酸素血症,肺高血圧を呈し急速に進行する予後不良の病態である.症例. 78歳女性. 2年前に胃癌の既往あり. 1カ月前より咳嗽,呼吸困難が出現し当院紹介された.室内気でSpO_2: 86%と高度の低酸素血症を認めたが,肺機能検査では軽度の拡散障害のみで,心エコーにて著明な肺高血圧を認めたことより,PTTMを疑った.呼吸循環状態は急速に悪化し初診から6日目に死亡した. Necropsyで肺細動脈内に腺癌の増殖巣とフィブリン血栓の形成を認め, PTTMと診断した.結論.本症は生前の確定診断が難しいとされるが,癌の既往,著明な低酸素血症のわりに,画像所見や肺機能障害が軽度であることが特徴と思われ,肺高血圧を疑うことが診断の糸口になると考えられた.
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武岡 佐和, 岡本 紀雄, 長 彰翁, 白山 敬之, 田宮 基裕, 鈴木 秀和, 平島 智徳, 川瀬 一郎, 太田 三徳
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
566-571
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.気管支鏡検査後に発症した肺膿瘍の報告は散見されるが,その対処法については明確なものはない.症例. 77歳,男性.咳嗽を主訴に紹介受診. CTにて右肺尖部に内部含気を伴った腫瘤影と縦隔肺門リンパ節腫大,右上葉気管支の狭窄を認めた.右B^1よりtransbronchial biopsy (TBB)を施行し肺癌と診断された.検査翌日より高熱を呈し抗菌薬を投与していたが,腫瘤影の増大と内部空洞化を認め膿瘍化と考えられた.抗菌薬の継続によっても空洞化が進行し大喀血を来したが,右上葉切除術を行い救命が可能であった.結論.腫瘍内の含気や気管支狭窄を伴う症例では検査後の膿瘍化に注意が必要であり,過度のTBBやbrushingを控えるなど検査内容を十分に検討することが重要である.発症後は,肺癌の進行や喀血死のリスクを考慮すると,抗菌薬投与に加え,積極的な外科的切除が望ましいと考えられた.
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佐藤 亮太, 田村 厚久, 小山 壱也, 島田 昌裕, 川島 正裕, 大島 信治, 益田 公彦, 山根 章, 永井 英明, 赤川 志のぶ, ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
572-578
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
背景.慢性肺コクシジオイデス症は,結節や空洞性病変を形成する輸入真菌症で,外科的肺切除で診断されることが多い.ヒト-ヒト感染はないが,培養検体の感染性は非常に高く危険である.症例. 37歳男性.米国アリゾナ州での居住歴あり. 2010年1月から咳嗽と血痰があり,12月に胸部X線で右上肺野に空洞を伴う結節影を認め,肺結核が疑われ紹介受診した.喀痰・胃液の抗酸菌塗抹検査,喀痰結核菌transcription-reverse transcription concerted reaction (TRC), QuantiFERON^[○!R]TB-3Gはいずれも陰性であった.経気管支肺生検で内生胞子様構造物を認め,血清抗コクシジオイデス抗体陽性であり慢性肺コクシジオイデス症と診断した.結論.コクシジオイデス症を気管支鏡検査で診断することは難しく,本邦での報告例は少ない.しかし,海外との往来増加と検査技術の進歩により気管支鏡検査診断例も増えると思われる.結節や空洞性病変に対して気管支鏡検査を施行する場合には,渡航歴などからあらかじめ本症を含めた輸入真菌症の可能性を考慮することが重要である.
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大谷 圭志
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
579-581
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
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高濱 誠
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
582-586
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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鏑木 孝之
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
587-592
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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清家 正博
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
593-597
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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中村 祐介, 三好 祐顕, 九嶋 祥友, 奥富 泰明, 池田 直哉, 梅津 貴史, 新井 良, 滝澤 秀典, 武政 聡浩, 石井 芳樹
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
598-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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兵頭 健太郎, 根本 健司, 田口 真人, 二島 駿一, 矢崎 海, 吉田 和史, 中澤 真理子, 金澤 潤, 三浦 由記子, 高久 多希朗 ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
598-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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竹原 朋宏, 浅見 貴弘, 吉田 秀一, 舘野 博喜, 米谷 文雄, 堀之内 宏久
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
598-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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伊藤 晶彦, 高柳 昇, 石黒 卓, 河手 絵理子, 太田 池恵, 小田島 丘人, 鍵山 奈保, 倉島 一喜, 清水 禎彦, 杉田 裕
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
598-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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石綿 司, 津島 健司, 三輪 秀樹, 鈴木 健一, 安部 光洋, 川田 奈緒子, 寺田 二郎, 巽 浩一郎
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
598-599
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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西村 雄宏, 豊田 行英, 田村 創, 藤原 大樹, 高橋 好行, 飯田 智彦, 柴 光年, 千場 良司, 井上 泰
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
599-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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矢尾 尊英, 秦 美暢, 牧野 崇, 肥塚 智, 大塚 創, 石田 文昭, 本間 栄, 栃木 直文, 赤坂 喜清, 伊豫田 明
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
599-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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滝 雄史, 山本 真一, 真木 充, 中野 智之, 手塚 憲志, 遠藤 俊輔
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
599-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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小坂 充, 安尾 将法, 市山 崇史, 小林 信光, 立石 一成, 牛木 淳人, 漆畑 一寿, 山本 洋, 花岡 正幸
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
599-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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村上 聡子, 本田 健, 河合 瑛香, 金岡 里枝, 中山 敬史, 高橋 祐介, 上原 浩文, 松谷 哲行, 川村 雅文
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
599-600
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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大橋 慎一, 北見 明彦, 林 祥子, 鈴木 浩介, 植松 秀護, 神尾 義人, 鈴木 隆
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
600-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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島田 翔, 石川 利寿, 鎌倉 栄作, 渡邉 雄大, 藤原 高智, 富永 慎一郎, 小松崎 恵子, 夏目 一郎
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
600-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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稲毛 輝長, 中島 崇裕, 長門 芳, 鈴木 秀海, 岩田 剛和, 吉田 成利, 吉野 一郎
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
600-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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荒牧 直, 大谷 圭志, 片場 寛明, 萩原 優, 吉田 浩一, 加藤 靖文, 垣花 昌俊, 梶原 直央, 大平 達夫, 池田 徳彦
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
600-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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塙 龍太郎, 大竹 宗太郎, 正木 克宜, 高橋 秀徳, 仲地 一郎, 田島 敦志
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
600-601
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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栗原 正輝, 小山 孝彦, 細尾 咲子, 平山 美和, 藤本 和志, 山田 恵里菜, 舩津 洋平, 里見 良輔, 若木 美佐, 小山田 吉孝 ...
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
601-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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鎌田 稔子, 関根 康雄, 黄 英哲
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
601-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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福原 光朗, 木下 裕康, 秋山 博彦, 中島 由貴, 中 麻衣子, 浦本 秀隆
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
601-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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井上 尚, 荒木 修, 苅部 陽子, 小林 哲, 佐渡 哲, 千田 雅之
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
601-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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峯岸 健太郎, 根岸 秀樹, 眞木 充, 中野 智之, 遠藤 哲哉, 坪地 宏嘉, 遠藤 俊輔
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
601-602
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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矢吹 華代, 関 みな子, 白畑 亨, 中島 剛, 前原 真里, 清水 健
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
602-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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小林 尚寛, 石田 俊樹, 佐伯 裕典, 柳原 隆宏, 上田 翔, 山岡 賢俊, 菊池 慎二, 後藤 行延, 鬼塚 正孝, 佐藤 幸夫
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
602-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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関本 康人, 長岡 鉄太郎, 武田 育子, 井原 宏彰, 小山 良, 仲野 総一郎, 高崎 芳成, 植草 利公, 高橋 和久
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
602-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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吉津 晃, 福冨 寿典, 相子 直人, 宮崎 和人, 三角 祐生, 上見 葉子, 石井 真理, 中村 有希子, 下川 恒生, 岡本 浩明
原稿種別: 本文
2015 年 37 巻 5 号 p.
602-
発行日: 2015/09/25
公開日: 2016/10/29
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