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原稿種別: 表紙
2014 年 36 巻 6 号 p.
Cover1-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2014 年 36 巻 6 号 p.
App1-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
2014 年 36 巻 6 号 p.
App2-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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原稿種別: 目次
2014 年 36 巻 6 号 p.
Toc1-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
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原稿種別: 目次
2014 年 36 巻 6 号 p.
Toc2-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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新実 彰男
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
581-582
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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杉本 峯晴
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
583-584
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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堀之内 宏久
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
585-586
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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渋谷 潔
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
587-588
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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増渕 裕朗, 前野 敏孝, 高野 峻一, 鈴木 雅文, 竹村 仁男, 山口 彩, 山口 公一, 神戸 将彦, 北原 信介, 上野 学, 青木 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
589-593
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.心臓サルコイドーシスはステロイド治療やペースメーカーの適応となるが,その確定診断は難しく,他臓器での類上皮細胞肉芽腫の証明や臨床診断で治療を開始することが多い.気管支鏡検査による気管支肺胞洗浄(以下BAL)や経気管支的肺生検(以下TBLB)はサルコイドーシスの診断に有効だが,胸郭以外に病変の首座がある場合,気管支鏡検査は行われないことも多い.今回,当院の循環器内科に心臓サルコイドーシスとして通院している症例を中心に,気管支鏡検査の有用性について検討した.目的.心臓サルコイドーシスの診断における気管支鏡検査の有用性を検討する.方法.心臓サルコイドーシスとして当院の循環器内科に通院歴のある60例のうち,継続通院を要した24例においてその診断方法,治療経過について検討した.結果.気管支鏡検査が行われたのは9例であり,TBLBは全例で,BALは8例で行われ,TBLBの検体に類上皮肉芽腫を認めたのは4例で,BAL液では正確な結果を確認できた7例全例でリンパ球比率の上昇とCD4/8比の上昇を認めていた.組織診断群の中では,気管支鏡による肺生検での診断が最も多く,組織診断ができていない14例中気管支鏡検査を受けていたものは4例と少なかった.結語.気管支鏡検査は,心臓病変が中心となるサルコイドーシスにおいても有用であることが示唆された.心臓サルコイドーシスの場合には低心機能例や致死的不整脈の既往例などが含まれており,安全性も含め適応を検討する必要がある.
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関根 康寛, 星野 英久, 石川 亜紀, 小出 卓, 松島 秀和, 門山 周文
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
594-598
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.肺過誤腫は良性腫瘍の中で最も頻度が高く,発生部位から肺実質型,気管支内型に分類されているが,稀に肺外に突出するような進展形式を示すものがある.症例.52歳,女性.健診で胸部異常陰影を指摘され当院紹介となった.胸部CTでは,右後縦隔に20mm大の結節影を認めた.胸部MRIでは,T1強調画像で骨格筋と同程度の信号強度を呈し,T2強調画像で内部に一部低信号域を含む不均一な高信号の結節として認められた.後縦隔腫瘍を疑い手術を行った.胸腔鏡下に右上葉に基部を有する分葉状の白色結節を確認し,肺部分切除を含めた腫瘍切除を行った.病理組織学的には,腫瘍は臓側胸膜に覆われており,肺内発生の過誤腫と診断された.結論.画像上,肺実質に接した胸壁あるいは縦隔腫瘍が疑われた場合,鑑別診断として肺過誤腫も考慮すべきである.
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網野 喜彬, 松井 芳憲, 伊藤 祥隆, 山村 健太, 白崎 浩樹, 小林 弘明, 岡藤 和博
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
599-604
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.Birt-Hogg-Dube(BHD)症候群は,肺,腎臓,皮膚の3病変が臨床的特徴とされている常染色体優性の遺伝性疾患である.肺嚢胞,腎腫瘍,毛盤腫を3徴とするBHD症候群の1例を経験したため報告する.症例.65歳女性.労作時呼吸困難を主訴に受診し右自然気胸と診断された.その後の検査で多発肺嚢胞を背景にした再発性気胸,片側性多発腎細胞癌,毛盤腫を認めた.気胸の家族歴があることからBHD症候群を疑い,遺伝子検査にてFLCN遺伝子exon 11領域の変異を認めて確定診断に至った.再発性気胸に対して結紮,縫縮,胸膜カバーリング術,片側性多発腎細胞癌に対して片側腎摘出術を施行した.術後約9カ月再発を認めず,経過観察中である.結論.BHD症候群は稀な疾患であるが,家族歴を呈する自然気胸の診療において本疾患を鑑別に挙げることが,腎腫瘍の早期発見,および適切な治療につながるため重要であると考えられた.
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月岡 卓馬, 山本 良二, 高濱 誠, 丁 奎光, 多田 弘人
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
605-610
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.長期介在気道異物は肉芽形成のため摘出が困難となる.約1年間介在した気道異物を硬性気管支鏡下に安全に摘出できた症例を報告する.症例.68歳,男性.約1年前に歯科治療中に歯冠を喪失.一時的に咳嗽を認めたが軽快したため放置していた.約1カ月前より乾性咳嗽が出現して持続していた.胸部X線,胸部CTで右中間気管支幹内の歯冠と右下葉末梢に無気肺を認めた.軟性気管支鏡下に歯冠の除去を試みたが,肉芽により歯冠は強固に固定されており摘出することはできなかった.そこで,全身麻酔下に硬性気管支鏡を用いて異物除去を施行した.歯冠を鰐口鉗子で把持し硬性気管支鏡ごと回転・牽引することで安全に摘出することができた.翌日には軽快退院し,異物除去4週間後には著明な肉芽組織の減少を認めた.結語.肉芽内に嵌頓するような気道異物を摘出する際には,異物に回転力を伝える必要がある.硬性気管支鏡下異物除去は摘出困難な気道異物に対して有効な手段である.
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古山 和人, 濱田 直樹, 伊地知 佳世, 前山 隆茂, 高山 浩一, 中西 洋一
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
611-616
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.サルコイドーシス,抗酸菌症はともに肉芽腫性病変を呈し,画像所見としてもしばしば類似する場合がある.症例.59歳女性.健診での胸部異常陰影により当科紹介となった.胸部CTでは両側の上・中肺葉に小粒状影および気管支・血管束の肥厚,また軽度の気管支拡張像を認めた.気管支肺胞洗浄液ではリンパ球上昇,CD4/CD8の上昇,経気管支肺生検では非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を認めたことから,サルコイドーシスと診断した.しかし後日,喀痰および気管支洗浄液にて抗酸菌培養が陽性となり,Mycobacterium gordonaeが同定された.リンパ節腫大や眼病変を認めない点はサルコイドーシスとしては典型的ではないが,生検組織では抗酸菌も陰性であり,感染症状も認めなかったため,サルコイドーシスとして無治療経過観察を行ったところ,半年後には陰影の改善を認めた.結論.非結核性抗酸菌症は近年増加傾向にあり,サルコイドーシスの鑑別診断として考えておく必要がある.
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上野 陽史, 門松 由佳, 岡阪 敏樹, 森 正一
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
617-621
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.有瘻性膿胸の治療には瘻孔閉鎖が不可欠でありさまざまな方法が報告されている.侵襲の大きな外科治療を行う場合にはより確実な閉鎖方法を選択する必要がある.症例.62歳男性,2009年7月に肺腺癌と診断し,右中葉切除+S^6区域切除+S^8a部分切除+心膜部分合併切除を施行した.術後補助化学療法1回終了後に呼吸苦・発熱と膿性痰をきたし,有瘻性膿胸と診断した.2度の気管支鏡EWS充填術を試みたが瘻孔の閉鎖ができず,膿胸腔掻爬術+人工心膜摘出術+広背筋弁充填術に加えて,術中EWS牽引固定術を施行した.術野の瘻孔より気管支内にナイロン糸を送り気管支鏡にて口腔外まで誘導し,EWSと結紮した後術野より牽引することで,内視鏡下のみよりも強固にEWSを責任気管支に固定することができた.術後4年経過後も気漏再発なく外来経過観察中である.結論.術野からの牽引によってEWSを責任気管支に固定する方法は,外科治療に追加することのできる有効な方法であると考えられた.
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石川 宏明, 渡辺 裕子, 沼田 岳士, 箭内 英俊, 遠藤 健夫
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
622-626
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.サルコイドーシスは肺や心臓,眼などに非乾酪性肉芽腫を生じる原因不明の全身疾患であるが,胸水を伴う症例は稀である.今回我々は,局所麻酔下胸腔鏡検査を用いてサルコイドーシス随伴性の胸水と診断した1例を経験したので報告する.症例.44歳男性.サルコイドーシスの診断で16年間経過観察していた.経過中,咳嗽と呼吸困難感が出現し,胸部X線検査で右胸水の出現と肺野陰影の増悪を認めた.胸水は滲出性かつリンパ球優位でADA高値であり,結核性胸膜炎が示唆された.しかし,局所麻酔下胸腔鏡による生検で得られた胸膜結節の病理組織像は非乾酪性肉芽腫で,抗酸菌染色は陰性であった.また,クォンティフェロンTB-2G(以下QFT)検査が陰性であり,PSL投与により胸水が消退し,以後再貯留が認められないことから,サルコイドーシス随伴性の胸水と考えられた.結論.サルコイドーシス随伴性胸水の診断にQFTと局所麻酔下胸腔鏡検査が有用であった.
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高橋 光太, 小川 雅弘, 大橋 能理, 松野 匡克, 森岡 正貴
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
627-631
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
背景.糞線虫症は多彩な症状を呈し,様々な疾患と鑑別を要する病態である.的確な診断がなされず治療のタイミングをはずすと予後不良である.免疫不全状態で好発する感染症であるが,非免疫不全例でも起こり得る.症例.42歳女性.20歳まで南米に在住していた.2013年7月,発熱と呼吸苦を主訴に救急受診した.胸部X線検査で両側肺浸潤影を指摘されるも,炎症反応は低値であった.第2病日に気管支鏡検査を行い,第6病日に気管支鏡吸引液よりフィラリア型幼虫が検出された.イベルメクチン内服治療を開始し,両側胸部陰影と発熱,呼吸苦症状は軽快した.第9病日に退院した.結論.明らかな免疫不全のない状況下での糞線虫過剰症候群を経験した.入院後気管支鏡検査を施行することで病理学的に糞線虫のフィラリア型幼虫を検出でき,速やかに治療することができた.
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山口 絵美, 一安 秀範, 岡本 真一郎, 貞松 智貴, 出口 秀治, 藤岡 丈士, 廣岡 さゆり, 吉田 知栄子, 興梠 博次
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
632-636
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
背景.気管気管支骨軟骨形成症(tracheobronchopathia osteochondroplastica;TO)は,気管・気管支壁の粘膜下に骨または軟骨が異所性に増生して隆起性病変を形成するまれな疾患である.症例.62歳,女性.ぶどう膜炎を認め,縦隔リンパ節と左手背の皮下結節から類上皮細胞肉芽腫性病変を証明し,サルコイドーシス(サ症)と診断した.また,気管支鏡検査において,TOに典型的な所見である中枢気道に軟骨輪の分布に一致した多発性の隆起性病変を認めた.隆起性病変は硬く生検が困難であったが,右上葉支・中間幹分岐部の結節のない粘膜からの生検により骨組織の病理像が得られ,TOの診断に至った.結論.サ症とTOを合併したまれな症例を経験し,かつ,隆起性病変を認めなかった気管支粘膜からの生検でTOの診断に至った.TOの気道病変は特徴的ではあるが,できる限り組織学的診断を行うべきである.隆起病変が生検困難な場合は,隆起病変の乏しい気管支粘膜からの生検を追加することで診断率の向上につながる可能性がある.
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七海 香, 砂金 秀章, 藤原 高智, 吉川 充浩, 大河内 康実, 笠井 昭吾, 徳田 均
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
637-643
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)は,寛解と再燃を繰り返す原因不明の慢性炎症性疾患であるが,それに伴う呼吸器病変については海外では言及されているものの本邦では報告は少ない.内科的治療に抵抗性の潰瘍性大腸炎の外科的治療(大腸切除)後に広範な気管支拡張症,細気管支炎,肺炎を発症した2例を経験した.症例.症例1は40歳女性,大腸切除術後2か月頃から,症例2は62歳女性,大腸部分切除術後4か月頃から,それぞれ発熱や呼吸器症状が出現,胸部CTにて気管支拡張,細気管支炎を疑う粒状影や浸潤影を認めた.気管支鏡にて2例ともに黄白色の多量の喀痰と,気管支粘膜の浮腫を認めた.症例1では喀痰・BALの細菌学的検索は陰性で,BALF中の細胞分画でリンパ球増多を認めた.症例2では喀痰培養でHaemophilus influenzaeが,BALでBranhamella catarrhalisが検出されたが,細胞分画に異常は見られなかった.経過.2例ともに,抗菌薬は無効で,全身性および吸入ステロイド治療が有効であった.結論.これらの経過から,炎症性腸疾患に伴う気道病変には,感染だけでなく宿主免疫の異常も関わっている可能性がある.
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藤原 俊哉, 三浦 慎一朗, 秦 雄介, 舟木 将雅, 西川 仁士, 稲田 順也, 金原 正志, 小谷 一敏, 松浦 求樹
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
644-648
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
背景.混合型肺炎は肺胞性肺炎と間質性肺炎が様々な程度に混在し,肺内である程度の拡がりを有するものと定義されている.急速に進行し,重症化することが多い.症例.58歳,男性.約2年前より,2〜3か月に1回の頻度で血痰があった.1年3か月前,CTにて左肺下葉S^<10>に結節影を指摘された.1か月および2か月後のCTで結節影の縮小傾向を認めたため,炎症性結節として経過観察した.10か月後に喀血をきたし,緊急気管支鏡を施行した.検査時すでに止血されていたが,左B^<10>の末梢から出血の痕跡を認めた.その後も喀血を繰り返した.CTでは左S^<10>の結節の増大と周囲に出血によるすりガラス影を認めた.貧血の進行を認めたため,胸腔鏡補助下左底区域切除施行.病理診断では広範な出血を伴う混合型肺炎の所見であった.術後経過は良好で,第10病日に退院となった.術後2年経過したが,再喀血はなく良好に経過している.結論.喀血を主訴とし,比較的緩徐な経過を示した混合型肺炎の1例を経験した.
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後藤 英典, 中尾 将之, 大柳 文義, 二宮 浩範, 森 彰平, 松浦 陽介, 上原 浩文, 文 敏景, 中川 健, 丹保 裕一, 柳谷 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
649-655
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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フリー
背景.診断的気管支鏡検査に伴って生じ得る脳空気塞栓症は,きわめて稀な合併症である.症例.69歳男性.下咽頭癌術後,胸部CT検査で左上葉結節影を指摘されたため当科紹介受診.確定診断目的で気管支鏡検査を施行.左上葉結節に対し,X線透視ガイド下に経気管支肺生検を施行したところ,中等量の出血を認めたため,左側臥位とし,止血処置を行った.止血確認後に仰臥位を指示したが反応なく,意識レベルの低下が確認された.経過とともに意識レベルは改善したが上下肢不全麻痺が認められた.頭部CT検査にて右後頭葉,右頭頂葉にfree airが複数認められ,脳空気塞栓症と診断した.高気圧酸素療法1クール施行後,左上下肢の不全麻痺は左上肢のわずかな握力低下を残して軽快した.結論.診断的気管支鏡検査に伴う脳空気塞栓症は非常に稀であるが,重篤な転帰をたどる可能性があり,留意すべき合併症の1つである.発症時に血圧や脈拍に異常を認めないことも多く,その評価のためには患者の意識状態の確認が重要であると考えられた.
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西本 幸司, 小清水 直樹, 長岡 深雪, 津久井 賢, 須田 隆文
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
656-660
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.成人の石油製品の誤飲による炭化水素肺炎は比較的まれであり,確立した治療法がないのが現状であるが,気管支肺胞洗浄の有用性を示す報告が散見される.症例.症例は61歳,男性.仕事中に誤って軽油を1口飲んでしまい,その直後に嘔吐し咳き込んだ.第7病日に呼吸困難と発熱で近医を受診し,胸部X線,CTで両肺の浸潤影を指摘され,同日入院となった.抗菌薬,ステロイドの投与を行うも改善は得られず,第20病日当院に転院となった.第25病日に最も陰影の強かった右中葉で気管支肺胞洗浄を行った.回収液は淡赤調で,総細胞数,好中球分画が上昇しており,各種培養は陰性であった.回収液中のマクロファージの脂肪染色は陽性であった.さらに生理食塩液500mlで右中葉の洗浄を行ったところ,翌日には解熱し,画像上浸潤影も改善傾向となった.結論.軽油肺炎の治療として気管支肺胞洗浄の有用性が示唆された.
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大畠 孝則, 阪口 真之, 佐藤 千春, 中谷 理惠, 結城 秀樹, 中村 守男
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
661-666
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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背景.化学療法による薬剤性肺障害はしばしば認められるが,その確定診断は困難である.薬剤リンパ球刺激試験(drug lymphocyte stimulation test:DLST)は薬剤性のアレルギー反応の同定に汎用されるが,薬剤性肺障害の診断への有用性はまだ定まっていない.症例.69歳男性.某年7月に胃癌stage IVと診断され,同年8月よりTS-1^[○!R]を単剤投与されていた.翌年2月上旬より呼吸困難を自覚し,両側肺野に間質性陰影が出現したために入院となった.TS-1^[○!R]に対するDLSTは末梢血で陰性であったが気管支肺胞洗浄(bronchoalveolar lavage:BAL)液で陽性が判明したために同剤による薬剤性肺障害と診断し,休薬とステロイド投与にて軽快した.結語.薬剤性肺障害の診断にBAL液でのDLSTが有用である可能性が示唆された症例と考え,報告する.
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丈達 陽順, 石本 裕士, 小田 桂士, 赤田 憲太朗, 山崎 啓, 西田 千夏, 川波 敏則, 川波 由紀子, 矢寺 和博, 迎 寛
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
667-672
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
フリー
背景.肺胞蛋白症に対して確立された有効な治療方法は全身麻酔下の全肺洗浄であるが,全ての施設で対応できる治療方法ではない.気管支鏡を用いた区域洗浄は簡便ではあるが,重症例における処置中の呼吸管理には課題が残る.症例.高度の低酸素血症を伴う肺胞蛋白症2症例(症例1:69歳女性,Aa-DO_2 120 torr.症例2:60歳男性,Aa-DO_2 182 torr.)に対して,ネーザルハイフローを用いて,気管支鏡を用いた区域洗浄を繰り返し実施した.結果.処置中の酸素化には問題はなく,また繰り返しの区域洗浄によって,呼吸不全の軽減を図ることができた.結論.ネーザルハイフローを用いることで,高度の呼吸不全を伴った肺胞蛋白症においても安全に気管支鏡を用いた区域洗浄を行うことができる可能性がある.
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田口 浩平, 原 健一郎, 青木 史暁, 内田 恵, 鈴木 雅文, 山口 公一, 山口 彩, 増渕 裕朗, 神戸 将彦, 青木 望, 前野 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
673-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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兵頭 健太郎, 乾 年秀, 中嶋 真之, 中澤 真理子, 櫻井 啓文, 金澤 潤, 根本 健司, 高久 多希朗, 大石 修司, 林原 賢治, ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
673-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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桑野 秀規, 松本 順, 小原 さやか, 田中 良明, 野田 裕道, 臼井 一裕
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
673-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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西山 直樹, 山名 高志, 齋藤 弘明, 山下 高明, 若井 陽子, 齊藤 和人, 篠原 陽子, 鈴木 恵子
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
673-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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小澤 雄一郎, 市村 秀夫
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
673-674
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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佐伯 祐典, 後藤 行延, 柳原 隆宏, 中岡 浩二郎, 山岡 賢俊, 山本 純, 菊池 慎二, 井口 けさ人, 鈴木 久史, 酒井 光昭, ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
674-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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苅部 陽子, 西平 守道, 若松 郁磨, 荒木 修, 小林 哲, 佐渡 哲, 千田 雅之
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
674-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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中村 真, 中野 智之, 岡 健太郎, 吉住 直子, 柴野 智毅, 山本 真一, 手塚 憲志, 長谷川 剛, 遠藤 俊輔
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
674-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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坂本 圭, 神崎 正人, 井坂 珠子, 高圓 瑛博, 小山 邦広, 吉川 拓磨, 葭矢 健仁, 光星 翔太, 村杉 雅秀, 大貫 恭正
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
674-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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大森 智一, 古川 欣也, 今井 健太郎, 米山 礼美, 片場 寛明, 齋藤 誠, 森下 由紀雄
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
674-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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大澤 潤一郎, 前田 純一, 工藤 勇人, 前原 幸夫, 垣花 昌俊, 梶原 直央, 大平 達夫, 池田 徳彦
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
674-675
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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渡邉 雄大, 島田 翔, 鎌倉 栄作, 藤原 高智, 矢野 尚, 富永 慎一郎, 夏目 一郎, 小松崎 恵子, 大河内 稔
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
675-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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神津 吉基, 舘 良輔, 二川 俊郎, 鈴木 健司
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
675-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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本多 紘二郎, 西沢 知剛, 大場 智広, 川辺 梨恵, 奥田 良, 天野 雅子, 安達 章子, 松島 秀和
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
675-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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臼井 亮, 太田 春彦, 澁谷 泰寛, 尾辻 瑞人, 伊藤 淳, 阪本 直也, 小林 謙一郎, 岩渕 千太郎, 大西 健児
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
675-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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小池 亮祐, 増山 大樹, 池田 直哉, 九嶋 祥友, 正和 明哲, 中村 祐介, 奥富 泰明, 中村 梓, 曽田 紗世, 渡邉 泰治, 町 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
675-676
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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竹重 智仁, 宿谷 威仁, 小村 萌起, 関本 康人, 堤 建男, 小林 功, 高木 陽, 市川 昌子, 小山 良, 佐藤 匡, 守尾 嘉晃 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
676-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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四倉 正也, 河野 光智, 奥井 将之, 坂巻 寛之, 志満 敏行, 松田 信作, 重信 敬夫, 鈴木 繁紀, 木下 智成, 朝倉 啓介, ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
676-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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栗本 典昭, 古屋 直樹, 阿座上 真哉, 柿沼 一隆, 村岡 弘海, 岡本 真理子, 薄場 綾乃, 井上 哲平, 藤原 美和, 森川 慶, ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
676-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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花輪 智秀, 有村 健, 関根 康雄, 廣島 健三, 佐藤 昭寿, 畑 敦, 長谷川 瑞江, 桂 秀樹, 多賀谷 悦子, 武山 廉, 近藤 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
676-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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長門 芳, 中島 崇裕, 稲毛 輝長, 尹 貴正, 山本 高義, 田中 教久, 鎌田 稔子, 森本 淳一, 鈴木 秀海, 岩田 剛和, 吉田 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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東 盛志, 古澤 春彦, 内堀 健, 岡本 師, 立石 知也, 土屋 公威, 藤江 俊秀, 玉岡 明洋, 坂下 博之, 宮崎 泰成, 角 勇 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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山本 祐介, 田地 広明, 清水 圭, 名和 健
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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松本 洋祐, 杉野 圭史, 清水 宏繁, 伊藤 貴文, 秦 美暢, 伊豫田 明, 栃木 直文, 渋谷 和俊, 本間 栄
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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山田 豊, 鏑木 孝之, 大久保 初美, 折茂 圭介, 山口 昭三郎, 内海 啓子, 橋本 幾太, 北原 美由紀, 鈴木 久史, 清嶋 護之 ...
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
677-
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
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曽我部 将哉, 坪地 宏嘉, 遠藤 哲哉, 真木 充, 遠藤 俊輔
原稿種別: 本文
2014 年 36 巻 6 号 p.
677-678
発行日: 2014/11/25
公開日: 2016/10/29
ジャーナル
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