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原稿種別: 表紙
1994 年 16 巻 7 号 p.
Cover1-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 表紙
1994 年 16 巻 7 号 p.
Cover2-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 16 巻 7 号 p.
App1-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 16 巻 7 号 p.
App2-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 16 巻 7 号 p.
App3-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 16 巻 7 号 p.
App4-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 16 巻 7 号 p.
App5-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 付録等
1994 年 16 巻 7 号 p.
App6-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1994 年 16 巻 7 号 p.
Toc1-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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原稿種別: 目次
1994 年 16 巻 7 号 p.
Toc2-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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西村 穰
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
599-600
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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桂 隆志, 中島 宏昭, 廣瀬 敬, 望月 俊男, 深浦 麻人, 杉原 佐知子, 大森 亨, 大西 司, 佐藤 郁世, 野口 久, 足立 満
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
601-606
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支鏡検査に際してその円滑さを損なうことなく, 局所麻酔薬リドカインの使用量とリドカイン使用により患者に生じる不快感を減ずる目的で, 1%リドカイン液の使用を検討した。気管支鏡検査を施行される19例を無作為に1%リドカイン液使用群と2%リドカイン液使用群の二群に分け, リドカイン使用量, 血中リドカイン濃度, 動脈血酸素飽和度の測定ならびに患者へのアンケート調査を行った。リドカイン使用量は1%リドカイン液使用群で有意(P<0.01)に減少した。気管支鏡検査中の動脈血酸素飽和度の有意な低下は, 1%リドカイン液使用群でも認められなかった。アンケート調査の結果, 1%リドカイン液使用群は2%液使用群に比べて検査中の苦痛の増強はなく, 噴霧麻酔時の吐き気およびにがみは減少傾向を示していた。以上の成績から1%リドカイン液は気管支鏡検査の局所麻酔として十分に使用可能と考えられた。
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田中 真人, 宮元 秀昭, 原田 龍一, 坂尾 幸則, 濱田 哲郎, 羽田 圓城, 早川 和志
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
607-613
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
1989年6月から1993年12月までに, 気管支断端縫合に自動縫合器(RL)を223症例に使用したが, 晩期気管支瘻を7例(3.1%)経験した。原発性肺癌が5例で, 肺アスペルギルス症及び気管支拡張症が各1例。RL30を5例に, RL60を2例に使用し, 気管支断端閉鎖は全例Sweet法に準じて行った。気管支瘻発生までの術後平均期間は1年であった。気管支鏡検査でstaplerの露出及びbabblingを認めた4例は, 気管支鏡下にフィブリン糊やアロンアルファを注入して治療した。一方, 気管支鏡検査で, staplerの露出は認めたが明らかな気管支瘻を指摘できなかった3例では, 抗生剤投与のみ行った。全例, 膿胸の合併もなく気管支瘻は治癒した。自動縫合器使用症例では, 本症例のごとくstaplerが弛緩することにより気管支瘻につながる可能性を持っており, 気管支断端の粘膜面を予防的に縫合するような工夫が望まれる。
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大井 牧, 村嶋 秀市, 瀬田 秀俊, 野本 由人, 庄司 一寅, 高野 勝弘, 中川 毅, 並河 尚二
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
614-618
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
扁平上皮癌で左上葉切除後の再発による左主気管支完全閉塞に対し, liniac, 腔内照射, 及びレーザーによる内腔開大後, 再狭窄予防のためDumon stent(以下stent)を挿入した。左主気管支は術後のため気管からほぼ直角に分岐しており, 硬性鏡による挿入は困難と考えられたため, fiberscope(以下気管支鏡)を使用して挿入を行った。挿入後の感染予防のため極力清潔操作をおこなうべく, イソジンガーグルでうがいをさせ口腔内の消毒を行い抗生剤溶液に浸したstentに消毒した気管支鏡を通し, pusherはPORTEX製気管内tubeを使用した。stentの位置調整には生検孔を通したballoon catheterを利用し, stentの遠位側でballoonを膨らませ, 手元に引き寄せることで容易に位置の調整が可能であった。術直後より超音波ネブライザーでビソルボン溶液を吸入させることで喀痰排泄を容易にし, 最終的にビソルボン錠剤の内服で充分な喀痰排泄が得られるようになった状態で退院した。現在, 定期的にstent内腔を観察しているが, 喀痰の付着は見られず, 清浄を保っている。
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坂東 政司, 石井 芳樹, 北村 諭, 斉藤 建
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
619-624
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は, 72歳の男性で, 胸部異常陰影の精査目的で来院した。胸部X線写真では, 右中肺野に約3cm大の腫瘤影を認めた。右S^6の経気管支的腫瘍生検では, 大小不同の未分化な腫瘍細胞を認め, 大細胞癌が最も疑われたが, 確診には至らなかった。当院胸部外科にて右下葉切除および所属リンパ節郭清術を施行し, 手術切除標本で, 腫瘍はカルチノイドに類似したボール構造を示し, 高度な異型細胞を認めたため, 非定型カルチノイドが最も考えられた。リンパ節転移や肺内転移を認めなかったため, T2N0M0, stage Iとし, 術後化学療法を行わず外来にて経過観察とした。約1年後に血痰が出現し, 気管支鏡にて右中間幹および左底幹に腫瘍を認めた。その後化学療法や放射線療法を施行したが, 効果なく気管および気管支に広範に転移をきたし, 呼吸不全にて死亡した。本症例の病理像は, カルチノイドに類似した構造を示したが, 個々の腫瘍細胞は高度な異型を認め, また従来の非定型カルチノイドとは臨床経過が異なり, 予後がきわめて不良であったことから, 本症例はlarge cell neuroendocrine carcinomaである可能性が高いと考えられた。
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山地 康文, 岩田 康義, 藤田 次郎, 永井 雅己, 塩谷 泰一, 高原 二郎, 入野 昭三
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
625-630
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
著明な気管支病変を伴った悪性リンパ腫の1例を経験した。症例は39歳, 男性。今回の入院の7ヵ月前に, 白血化した胸腺原発T細胞性・リンパ芽球性リンパ腫と診断され, 強力な全身化学療法を受けた。一度は完全寛解となったが, 再び白血化状態で再発した。今回の入院時胸部X線では両側肺門リンパ節腫大, 上縦隔の拡大を認め, CT scanでは, 肺門部のリンパ節腫大と左右主気管支周囲の縦隔がびまん性に拡張していた。気管支鏡では左右主気管支は全周性に狭窄し, 気管支粘膜は凹凸不正で発赤していた。同部より生検を施行し, リンパ芽球性リンパ腫の気管支粘膜下浸潤と診断した。本症例は比較的稀な気管支浸潤をきたした, 胸腺原発T細胞性非ホジキンリンパ腫であった。リンパ芽球性リンパ腫が縦隔リンパ節に浸潤しやすいことは従来からよく知られているが, 同時に気管支浸潤もきたしやすいのではないかと考えられた。
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増本 英男, 前崎 繁文, 荒木 潤, 浅井 貞宏, 岩崎 啓介
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
631-638
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
最初診断がつかず, その後の経過で好酸球性肺炎と診断できた3例を対象にした。3例とも結果的にはBALFの好酸球比率が50%を越えた時点で, 末血好酸球数やTBLBの所見を含め総合的に好酸球性肺炎としたが, 診断に苦慮した要因として, 1)TBLBで好酸球性膿瘍のような典型像がみられず, BOOPや器質化肺炎を示唆する所見も得られたこと, 2)TBLBとBAL所見の間に解離がみられたこと, 3)TBLBやBAL所見が施行時期により異なったこと, 4)BALF中の好酸球比率がどの程度あれば好酸球性肺炎といえるのかという診断基準がないことなどが挙げられる。また, 肺胞腔内のフィブリン滲出や好酸球浸潤が強い場合にはCRPが高い値をとる傾向がみられた。治療に関係なく組織像やBAL所見が刻々変化していることを考えれば, BOOPと好酸球性肺炎との鑑別が困難なことも多く, 現時点では両者を再発はあるがステロイドが有効な間質性肺炎群としてまとめるべきかもしれない。
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岩崎 吉伸, 橋本 進一, 橋倉 博樹, 有本 太一郎, 溝渕 一哉, 後藤 武近, 藤井 恒夫, 平盛 法博, 原 洋, 中村 泰三, 中 ...
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
639-645
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
誤嚥直後の気管支異物および長期間滞留し腫瘤を形成した気管支異物を経験し, その臨床像, 気管支鏡所見を比較検討した。症例1は4歳女児, 病歴より誤嚥後2年以上の経過が考えられ, 臨床像は左上葉の閉塞性肺炎であった。気管支鏡所見では植物性異物が左主気管支をほぼ完全に閉塞し, 異物下に肉芽腫性腫瘤を認めた。硬性気管支鏡にて異物を除去し, 左上葉の閉塞性肺炎は治癒した。症例2は81歳男性, 誤嚥6時間後に受診した。緊急気管支鏡では右主気管支は発赤腫脹し, 中間幹から底幹にかけ長さ約5cmのサヤエンドウが嵌頓固定していた。バルーンカテーテルおよびバスケットカテーテルにて比較的容易に除去し得た。成人例の気管支異物は基礎疾患を有することが多いが, 本例では特に認めず高齢が誘因と考えられた。気管支異物は自覚症状より診断は比較的容易であるが, 長期間滞留する気管支異物では気管支に2次的変化を生じ, 多彩な臨床像, 胸部X線像を呈し, 注意が必要と考えられた。
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須田 明, 瀧澤 弘隆, 篠崎 克己, 池田 雄次, 大滝 雅之, 矢澤 卓也, 小形 岳三郎
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
646-651
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
気管支鏡検査中に偶然発見した気管腫瘤に対して血管性病変か否かの鑑別診断後, 99.5%エタノール注入を施行した気管平滑筋腫の1例を報告する。症例は61歳女性。肺炎の治療のために入院し, 肺炎が軽快した後に精査目的で行った気管支鏡検査にて, 気管分岐部直上の膜様部に直径約5mm大の表面やや不整な黄白色の拍動性隆起性病変を認めた。気管支鏡下に気管支動脈瘤などを否定し得なかったため直ちに生検を行うことを控え, 肺dynamic CT及び気管支動脈造影を施行して血管性病変を否定した後, 99.5%エタノール注入を併用した経気管支的生検を施行して組織学的に気管平滑筋腫の診断を得た。その後経時的に気管支鏡検査を施行しつつ残存する腫瘍に対して鉗子的摘除を行い摘除し得た。本症例はその病変の形態・性状から血管性病変との鑑別という重要な診断上のプロセスを要し, またエタノール注入療法を施行し摘除し得た気管平滑筋腫報告例は本例が初めてであり, 診断及び治療上興味ある症例と考えられ報告した。
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森 公介
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
652-656
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
66歳男性において, 右上葉の扁平上皮癌がポリープ状に発育して気管閉塞を生じたため, 緊急内視鏡により純エタノールを局注し著効を得た。エタノール局注療法は適応を選べば操作も容易で, 簡単な器具で迅速に施行でき, 中枢気道のポリープ状閉塞性病変に有用な内視鏡治療の一手段と考えられた。
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川村 光夫, 高橋 保博, 佐藤 幸美, 草薙 芳明, 木村 啓二
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
657-662
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は, 15歳, 男性。胸痛を主訴に近医受診し, 右中下葉の無気肺を指摘された。気管支鏡検査にて右中間幹の腫瘍による完全閉塞の所見が認められた。気管支生検では良性腺腫の診断で, Nd-YAGレーザー治療の目的で当院入院となった。レーザー治療を合計4回, total 21, 560J照射したが末梢気道の改善は得られず, 右中下葉切除となった。切除標本では, 腫瘍は右B^6入口部より発生し, 右中間幹と右中葉気管支の内腔に進展していた。病理組織学的に, 扁平上皮型の腫瘍細胞と, 粘液貯溜, 分泌性の円柱上皮細胞が混在して認められ, 低悪性度のmucoepidermoid carcinomaと診断された。管腔内に長軸進展するタイプの気管支腫瘍は, その進展型式を気管支鏡所見から推測することは困難であり, レーザー治療の適応範囲をこえるものと思われる。
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千原 幸司, 中村 隆之, 吉村 誉史, 上野 孝男, 尾柳 大樹, 小澤 佳広, 江村 正仁, 平田 健雄
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
663-666
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
次第に増悪する咳と労作後呼吸困難で68歳の男性に右主幹をほぼ閉塞する表面平滑な淡桃∿黄白色の腫瘤が発見された。気道感染を併発し右上葉の含気が減少し歩行後の強度の呼吸困難を訴えるようになり, 診断と治療を目的に全身麻酔下の気管支鏡検査+Nd-YAGレーザー照射が行われた。生検では確定診断し得なかったが, 外観と腫瘤よりのムチン様液流出から上幹軟骨側に茎を持つ気管支内過誤腫が疑われた。状態が改善した1週後, 右主幹から上幹の膜様部を縦切開して腫瘍摘出術がなされ症状は消失した。Nd-YAGレーザー照射は初期治療のみならず診断と術式選択にも寄与した。
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丹羽 宏, 山川 洋右, 深井 一郎, 桐山 昌伸, 正岡 昭
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
667-670
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は64歳男性, 9年前右肺癌にて肺全摘術を受けた。術後気管支断端瘻を合併したが, 炎症症状が軽度であったため保存的に経過観察され, 3年9ヵ月前, 有茎大網充填, 広背筋弁充填術を施行された。平成5年12月14日再発膿胸, 気管支断端瘻に対し, 有茎大網弁再充填, 前鋸筋, 広背筋弁充填術を施行した。膿胸腔にはいると大網は膿苔, 不良肉芽層, 新醸膿膜の順で被覆されており, この新醸膿膜と縦隔側の旧醸膿膜からの剥離は比較的容易であった。瘻孔の位置確認は不可能であったので, 大網を気管支瘻があると思われる部位へ移動し再固定した。術後5ヵ月経過したが, 断端瘻の再発はない。CTにて, 十分量の大網があること, 脂肪織のlow densityが保たれていること, 大網周囲の醸膿膜との境界がsmoothであることが確認できれば再充填可能であると思われた。
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藤原 清宏, 澤井 勉
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
671-675
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
56歳男性, 閉塞性肺炎を伴った肺扁平上皮癌に対して, 右肺中下肺葉切除を施行した。術後58日目に気管支瘻が発生したが, 気管支ファイバースコープの鉗子孔にチューブを挿入し, フィブリングルーを気管支断端に注入して治癒させることができた。本法は, 再手術を必要とせず, 術後気管支瘻の治療に有用であると思われた。
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宮原 隆成, 久保 恵嗣, 堀江 史朗, 小山 茂, 小泉 知展, 本田 孝行, 小林 俊夫, 関口 守衛
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
676-680
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は82歳, 男性。食道癌にて当院外科入院。術後, 喀痰吸引目的にて施行した気管支鏡にて右中間気管支幹(右B^6入口部)に隆起性病変を認めた。生検では, 表面は扁平上皮化生により被われ, 内部は粗な線維性結合組織であり, リンパ球, 形質細胞などの炎症細胞浸潤を認め, 炎症性ポリープと診断した。内視鏡的には食道癌の浸潤はなく, 病理組織的にも悪性の所見を認めなかった。ポリープは気管支鏡下に鉗除した。炎症性気管支ポリープは比較的稀な疾患であり, その成因に関しては諸説がみられるが結論は得られていない。本例は胸部レ線上, 肺野に異常所見を認めず, ポリープによると思われる臨床症状も認められなかった。今後気管支鏡検査の普及に伴い, 臨床症状を示さない段階で偶然に発見される炎症性ポリープが多くなることが予想される。
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塙 健, 小鯖 覚, 澤井 聡, 松井 輝夫, 千葉 渉, 松原 義人, 畠中 陸郎, 船津 武志, 池田 貞雄
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
681-687
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
篩骨洞から気管気管支に転移をきたした稀な粘表皮癌の1例について報告する。症例は49歳の男性で, 1989年4月篩骨洞の粘表皮癌を切除され, 術後放射線治療を受けた。1990年12月気管腫瘍を発見され, 切迫窒息となり当科に入院した。下部気管と右主幹の高度狭窄, 左主幹の閉塞を認め, 緊急のNd-YAG LASER照射と放射線治療にて気道を確保した。腫瘍の病理組織診断は粘表皮癌の転移であった。その後も腫瘍の再燃に対してLASER照射を頻回に行ったが, 1992年4月再び切迫窒息となった。LASER照射の後, 下部気管狭窄部に対してDumon stentを留置し, その後, 右主幹狭窄部に対してGianturco Z-stentを留置して気道を確保し得た。気道内ステント留置の際には, 3次元CTが気道狭窄の部位, 範囲, 程度の評価に有用であった。
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石浦 嘉久, 藤村 政樹, 南 真司, 渡辺 和良, 中積 泰人, 松田 保
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
688-692
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
症例は71歳, 男性。食道癌摘出術半年後に咳嗽と喀痰が出現したため当科を受診し, 食道癌の再発による左主気管支の閉塞と診断された。気管支鏡下に非混濁造影剤・Iotrolan 300を注入し閉塞部位, 程度と進展範囲を透視下および直視下に確認, ステント挿入操作を容易かつ適切に施行し得た。腫瘍による気管の閉塞状況を術前に正確に把握しうる点, 視野が良好に保たれ気管支鏡操作と観察が容易である点においてステント挿入時に非混濁造影剤による気管支造影を併用する事は有用であると考えられた。
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小林 孝一郎, 佐藤 日出夫
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
693-698
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
頚部気管の完全断裂と声門部の喉頭損傷の2例を経験した。症例1は53歳男性。ロープによる鈍的外傷にて呼吸困難をきたし, 気管支ファイバースコープで頚部気管完全断裂を認め, 気管形成術を施行した。症例2は35歳男性。交通事故により呼吸困難をきたし, 気管支ファイバースコープで声門部喉頭損傷を認め, 喉頭形成術を施行した。2例とも気管周囲組織の損傷に加えて反回神経麻痺もあり, 術後狭窄や誤嚥が危惧されたが, なるべく機能を温存したいという立場から気管および喉頭形成術を施行し, 良好な結果を得た。
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井上 啓爾, 中田 剛弘, 木下 明敏, 須山 尚史, 中野 正心
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
699-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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那須 賢司, 堀内 雅彦, 都志見 睦生, 掛川 暉夫
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
699-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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柳瀬 豊, 林田 良三, 服部 隆一, 小林 慶太, 財部 京実, 戸次 史敏, 蒲池 正浩, 古賀 俊彦, 掛川 暉夫
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
699-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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堀田 圭一, 乗田 浩明, 力武 一久, 須田 久雄, 夏秋 正文, 伊藤 翼
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
699-700
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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永松 和恵, 岩崎 昭憲, 松添 大助, 吉永 康照, 白日 高歩
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
700-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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田中 祥子, 峯 豊, 長置 健司, 松岡 陽治郎
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
700-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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木下 明敏, 大福 地恵, 池田 幸紀, 須山 尚史, 中野 正心, 藤本 進
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
700-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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碇 秀樹, 谷口 善孝, 松尾 俊和, 地引 政晃, 石橋 経久, 菅村 洋治, 國崎 忠臣
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
700-701
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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前田 正幸, 柴田 紘一郎, 松崎 泰憲, 吉岡 誠, 井上 正邦, 辛島 誠一郎, 吹井 聖継, 臼間 康博, 田坂 裕保, 遠藤 穣治, ...
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
701-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
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フリー
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林 明宏, 高森 信三, 永松 佳憲, 光岡 正浩, 掛川 暉夫
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
701-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
フリー
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吉松 隆, 吉田 泰憲, 浦本 秀隆, 小山 倫浩, 中西 浩三, 大崎 敏弘, 中西 良一, 安元 公正
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
701-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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前田 篤志, 寺崎 泰弘, 奥薗 裕二
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
701-702
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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野元 吉二, 國武 律子, 桑野 和善, 原 信之, 津田 稔
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
702-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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伊藤 和信, 安藤 博彰, 黒岩 英, 津田 富康
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
702-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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古賀 俊彦, 小柳 幸子, 中村 昌弘
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
702-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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高谷 洋, 楢崎 史彦, 渡辺 正実, 早田 宏, 岡三 喜男, 原 耕平
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
702-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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財部 京実, 石畠 英昭, 緒方 賢一, 服部 隆一, 林田 良三, 古賀 俊彦
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
703-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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新宮 浩, 井手 誠一郎, 赤嶺 晋治, 高橋 孝郎, 岡 忠之, 辻 博治, 原 信介, 田川 泰, 川原 克信, 綾部 公懿, 富田 正 ...
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
703-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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高松 哲也, 岩崎 昭憲, 松添 大助, 草野 卓雄, 白日 高歩
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
703-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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瀬戸 貴司, 千場 博, 深井 祐治, 内村 明光
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
703-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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平山 正剛, 田中 不二穂, 福田 浩一郎, 今村 文哉, 岳中 耐夫, 杉本 峯晴, 志摩 清
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
703-704
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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杉原 充, 副島 嘉修, 小柳 孝太郎, 太田 善郎, 石田 博徳, 古川 次男, 米村 智弘, 吉田 猛朗
原稿種別: 本文
1994 年 16 巻 7 号 p.
704-
発行日: 1994/11/25
公開日: 2016/10/01
ジャーナル
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