牧草地の再生, ふん尿スラリの土中拡散を目的とした基礎実験として, 半無限に広がる土壌層に似せたアクリル製の土壌槽をつくり, これに空気またはN
2ガスを圧送して, 発生する圧力を調べた。これより, どのように流体を流せば小さなエネルギで圧送することが可能であるか明らかにすることとともに, ノズル回りの土の動きが, 土壌の種類, 含水比によってどのように違うかを現象的に調べた。この結果, 流量を連続的に増減すると, 発生圧力はヒステリシスを描いて減少することが分り, 一度大きな流量で流した後, 流量を下げで流せば, 発生圧力が低く小さなエネルギで効率良く流体を送入することができる。
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