ロータリサブソイラは回転型のサブソイラである。この目的の第1は, 動力がPTOから直接伝わるため, 従来のけん引型のサブソイラより効率が良いこと。第2は, けん引抵抗力が減少するため, 車体重量を軽くでき土壌踏圧が小さくなる。第3は, 走行状態の悪い所でも, ロータリサブソイラの推力によって作業が可能であることである。
本研究の最終目的は流体 (下水汚泥等を考えている) をブレード先端から高圧圧送して重粘土壌層を破壊し土地改良するロータリサブソイラの開発である。
本報では, まず流体を噴出しないで, 適正なブレードの数適正な車速とブレードの回転数, 適正な回転方向 (ダウンカットまたはアップカット) などを明らかにした。結果として, 全所要動力はダウンカット, アップカットとも差は見られなかった。しかし非常に硬い土層では, アップカット方式の場合, 異常に大きい回転トルクが発生して, 機械の故障につながった。
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