農業機械学会誌
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43 巻, 1 号
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  • 1981 年43 巻1 号 p. 7
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 1981 年43 巻1 号 p. 8
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 川嶋 通義
    1981 年43 巻1 号 p. 9
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 剛体車輪の静的沈下
    笈田 昭, 田中 孝
    1981 年43 巻1 号 p. 11-17
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    前2報では土を粘弾性物質としてとらえ, 有限要素法 (FEM) を適用してその挙動を解析するための理論式を展開し, 人工土を用いた土柱単軸圧縮時の応力緩和について実験結果, 理論及びFEM計算結果3者の照合をはかり, 良好な一致を見た。本報ではより実際的な現象を対象としてFEM適用の有用性を立証するために, 自然土の粘弾性定数を求めるとともに, その自然土での剛体車輪の時間依存性静的沈下をとりあげている。車輪が沈下すると当然接地面積が増加し, 接地圧分布が変化するが, この過程を計算機プログラムの中で表現し, その詳しい説明を行うとともに, FEMプログラムによって計算された値と実験値との比較を行つている。
  • 流体によって土を破壊することによるサブソイラのけん引抵抗力の低減
    新家 憲司, 川西 幸四郎
    1981 年43 巻1 号 p. 19-29
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    前報までに土壌槽内において, 流体による土の破壊実験を行つてきた。この結果, 土壌が水によって比較的簡単に破壊されることが分った。そこでこの結果を応用して, サブソイラの先端から水を噴出し, 水によってサブソイラの進行する前面の土壌を破壊すれば, けん引抵抗力が減り, サブソイラ作業に要する全エネルギも低減するものと思われたので供試サブソイラを製作し, 実験を行つて考察した。
  • 横すべりのない駆動車輪
    吉村 靖生, 阿部 篤郎, 大塚 寛治
    1981 年43 巻1 号 p. 31-38
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は, 車輪の対路面特性は車輪の推力, スリップ, 荷重及び横すべり角の関数として把握されることが実用上重要であるとし, 実際のほ場において, 実際の作業条件下で, 自由に単独走行できる実機の車輪の対路面特性を表わす係数 (路面係数) の測定法を考察するものである。
    I報では, (1) テレメーターを利用した計測システムを述べ, (2) けん引係数―スリップ率曲線に対するベッカー式, 指数式及び二次式の適合性を検討し, (3) 草地, アスファルト及びコンクリート路面における横すべりしない駆動車輪に関する路面係数を求めた。II報では, 横すべりする車輪に関する路面係数を検討する。
    これらの研究は, 比較的堅い平担及び傾斜路面における車輪型トラクタの走行性並びに動力・けん引特性を評価するための基礎資料を得ることを目的としているものである。
  • 起伏, 土壌硬度の変動がトルク, 耕深におよぼす影響
    藤浦 建史, 川村 登, ヤ フーシー
    1981 年43 巻1 号 p. 39-44
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    地表の起伏, 土壌硬度およびトラクタ前後輪の沈下量を耕うんしながら連続的に測定し, ロータリ軸トルクと耕深の変動に与える影響を調べた。走行速度・耕深制御を行った場合には, 三点ヒッチ高さ一定の場合やゲージホイールを用いた場合に比べて, これらの影響によるトルクや耕深の長周期変動は減少したが, 耕うん部上下時の短周期のトルク変動を生じた。
  • 機械的旋回装置の効果
    小松 実, 三竿 善明
    1981 年43 巻1 号 p. 45-50
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    動力耕うん機の旋回操作の困難さは衆知であり, 腰痛をひき起す直接原因でもあった。その実態と一改善試行の効果を報告する。
    旋回時には, 耕うん部の持ち上げと旋回操向に全身的操作が加えられる。これらの操作力は機種によってことなるが, 特に耕うん部の持ち上げ力は主要な操作であって, 耕深や耕うんピッチなどの作業条件とほ場の状態によっても左右される。耕うん部昇降装置と, サイドクラッチーブレーキシステムの操向装置を併用した場合, RMR値を半減することができた。この値は, 直進耕うん時の値をわずかに上まわる程度のものであった。
  • ポンプ搭載式レンコン掘取機の試作とその性能
    遠藤 俊三, 芝野 保徳, 笹尾 彰, 松村 泰雄, 西林 昌一, 河本 恭一, 石村 和義
    1981 年43 巻1 号 p. 51-57
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    レンコン収穫作業は年間を通じて行われるが, 特に, 夏期, 冬期の作業には重労働がしいられ, かつ, 労力不足から掘取り作業の機械化が強く要望されている。この解決をはかるため, 昭和47年より開発研究を進めてきたが, 噴流水利用によるポンプ搭載式, ポンプ定置式の掘取機の試作研究によって, レンコンの機械化収穫の可能性が明らかになってきた。ここで, 噴流式レンコン掘取機2台の試作とその性能, レンコンを噴流水によって浮上させ, 掘取り, 折損を軽減するためのレンコンの物理性の考察, さらに, 噴流式レンコン掘取機の利用による重労働軽減効果などについて研究を進めてきた。
    第1報は, レンコン田を湛水状態で使用できる噴流水利用の作業幅1.8m, 3.6m用ポンプ搭載式レンコン掘取機の試作とその性能を明らかにし, 実用性が確かめられたので報告する。
  • 実験装置の試作並びにその性能
    寺尾 日出男
    1981 年43 巻1 号 p. 59-66
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    チエンソーがわが国の造材現場に普及し始めて二十数年の歳月を経た。この間に, 関係者によって導入上の指針をうるための現場作業試験が実施され, 更に振動障害が社会的関心を呼ぶに至って低振動化対策, 無振動化が進められた。ところで, チエンソーなしでは今日伐木造材を語れない情況にあるにもかかわらず, その機能部品であるソーチエン切刃に関した切削性能上の基礎的な知見が不足している。そこで本研究は, これらを明確にし, 利用上の指針を得るため, ソーチエンの木材鋸断時における切削抵抗特性を実験解析した。第1報では, 本研究のため開発試作した実験装置並びにその性能を検討し, 第2報では, 最近の刃型4種類が具備している切削抵抗特性を解析, 第3報では, 目立て角度の切削抵抗に及ぼす影響を調べ, 第4報では, 樹種の相違による切削抵抗の大小関係を論じた結果について報告する。
  • エゼクタ部のエネルギ効率と搬送メカニズムとについて
    清水 浩, 佐藤 文孝
    1981 年43 巻1 号 p. 67-72
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    第1報で解明した実用条件において, ノズルからの供給エネルギがディフユーザを経て搬送管路内で有効化される比率を, 搬送用空気と搬送粒子とのエネルギから求め, エゼクタのエネルギ効率について究明した。それと共に, エゼクタ部の空気量収支と試料の搬送量とを, エゼクタ後に有効化される静圧との関係で究明し, エゼクタ部の搬送作用のメカニズムの解明を計った。
  • 穀粒の物理的特性と選別性能
    岩尾 俊男, 田辺 一
    1981 年43 巻1 号 p. 73-82
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    この研究は, テーブル形揺動選別機について, 選別における一般性のある関係を見出し, 性能の改善に資することを目的とするものである。第1報は, 選別に関係する材料の物理的特性 (とくに粒径差, 摩擦係数差) と選別性能について検討し, 続報は, 選別板の面積, 不つり合い重りの付加と選別特性および選別板上の単粒子の運動解析について検討する。
    本報において, 供試材料は, 穀粒に対しラッカーの吹き付け, 墨付け, 研削などの処理を行ったものと穀粒との組み合わせによったものであり, 選別性能の表示は, 多段の網のふるい分けに用いられる回収率およびニユートン効率を排出端の長さについて適用することにより可能となった。また, 選別において, 粒径差はおもに粒子の偏析を促進する作用をもち, 摩擦係数差は粒子間に相対変位を促すもので, 両要因は相互に作用して粒子層中における粒子に偏析と前進を促進させ, 選別性能の向上に関係していることが明らかとなった。
  • 山口 信一, 山沢 新吾, 若林 嘉一郎
    1981 年43 巻1 号 p. 83-88
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    円柱状に成形した米粒胚乳試片を用いて圧縮試験および応力緩和試験を行い, 米粒の粘弾性的挙動を検討して次の結果を得た。(1) 試片端面と負荷面との初期不完全接触のため, 定ひずみ速度の単軸圧縮試験で得られる応力ひずみ曲線は原点付近で下に凸となる。(2) ひずみ速度の異なる圧縮試験結果の比較によると, ある一定応力を示すときのひずみは, ひずみ速度が小さいほど大きくなる。(3) 応力緩和試験より, 米粒の応力は著しく緩和することを明らかにした。(4) 米粒胚乳は, ひずみ1%あるいは応力2kg/mm2程度の範囲内で近似的に線形粘弾性体とみなされ, その応力緩和特性は次式で表される。
    E(t)/E(0)=0.3exp(-t/τ1)+0.7exp(-t/τ2)
  • 村田 敏, 松岡 孝尚
    1981 年43 巻1 号 p. 89-95
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    籾の流動層乾燥に関して, (1) 籾の平衡含水率と相対湿度の関係は直線で近似できる, (2) 籾流動層内の含水率は均一である, (3) 風は押し出し流れである, (4) 減率第一段の乾燥方程式が適用できるという仮定のもとに, 乾燥速度を求める解析解を導入した。
    種々の乾燥条件において実験を行い, 得られた解を検討した結果, 計算値と実験値はよく一致し, 解の妥当性が確かめられた。とくに, この解は計算が簡単であるので, 流動層による高水分籾の予備乾燥装置の設計や操作のための基礎計算式として, 極めて簡便に利用できるものと思われる。
  • 秋永 孝義, 國府田 佳弘, 泉 裕巳
    1981 年43 巻1 号 p. 97-102
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    沖縄県における青果物の航空輸送は, 他県の鉄道及びトラック輸送と同様に日常的に行なわれている。近年, 県外への青果物の出荷量がますます増加するにつれて, 航空輸送特有の荷痛みや, 流通体系上の問題が論議されるようになってきた。しかし, 諸外国でも, 青果物の航空輸送についての報文は極めて少ないため, 著者らは青果物の航空輸送技術確立に必要な, 輸送中のコンテナ内の環境を調査してきた。今回, 実際の商用輸送便を利用してサヤインゲンの輸送実験を行ない, 温度・気圧及びこれまでに公表されたデータがなかった湿度のデータを得ることができた。
  • 自然対流下における単一氷球の融解
    田中 俊一郎, 石橋 貞人, 宮脇 俊一郎
    1981 年43 巻1 号 p. 103-109
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    この報文の目的は, アイスバンカを自然対流冷却式冷蔵倉庫で用いる場合の所要氷量算定法に関する基礎資料を得ることである。自然対流下で単一氷球の融解現象を実験的に研究した。その結果, 氷球融解時の熱伝達および物質移動係数が求められ, さらに氷球への総伝熱速度は自然対流, 凝縮および放射伝熱速度の和として与えられ, 各伝熱速度の割合はほぼ同じであることが判った。
  • 後藤 美明, 市川 友彦
    1981 年43 巻1 号 p. 111-119
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    PVCハウス等施設内の温度・湿度環境は病原菌の発生と生息にも好適であり, 土壌消毒は不可欠のものとされている。防除対策としては従来から薬剤法を主体とし, 一部に蒸気による方法が行われているが, いくつかの問題点があったので太陽熱の有効利用を基調とする熱風消毒法について検討した。
    この方法は地中に埋設された放熱管からの伝熱により土壌を加熱し病菌を死滅させようとするもので従来になかった全く新しい試みである。この方法における消毒機能は乾熱と湿熱の共存によるものであり, この研究においては主要病原菌の死滅温度を明らかにし, 集熱方法, 熱供給法等の合理化について素材試験を行い, 消毒装置の設計試作を行い, 性能を明らかにした。第2報ではこのうち加熱機の設計試作, 性能試験, 実地試験などの概要を述べ, 蒸気消毒法との経費を比較した。
  • 選別基準に及ぼす目揃会の効果
    秋元 浩一, 黒田 佐俊
    1981 年43 巻1 号 p. 121-126
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    等級選別の信頼性を高め, これによって市場評価を高めるために, 各選果場ではそれぞれの経営方針を考慮した選別指導員のもつ選別基準に選別人の目を統一し, これによってバラツキを小さくする努力がなされている。このような教育・訓練の場を目揃会というが, 本報はその効果について検討したものである。
  • 乾草生産体系のシミュレーション
    石束 宣明
    1981 年43 巻1 号 p. 127-134
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    前報では乾草生産体系のモデル化を行なったので, 本報ではこのモデルを用いてコンピゴータによるシミュレーションを実施し, 従来型ヘイベーラによる乾草生産体系, ラウンドベーラによる乾草生産体系及びラウンドベーラによる乾草と低水分サイレージ生産体系の生産力特性, さらには, 対象地域が異なることによる生産性の変動について検討した。
  • 秋元 浩一, 黒田 佐俊
    1981 年43 巻1 号 p. 135-136
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 江崎 春雄
    1981 年43 巻1 号 p. 137-142
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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