エダマメの食味関連成分としてスクロース含量と呈色性窒素化合物(ニンヒドリン反応量 : NRQ)を取り上げ,第1報では市販近赤外分析計Infratec1241によりこれら2成分がどの程度の精度で測定できるか,莢を取り除いた剥きマメを用いて,精度の検討を行い,得られたキャリブレーションは実用的な精度であると判断した。しかし,剥きマメにするための作業に15~20分を要するため,本報では,莢のまま測定し精度の検討を行った。その結果,スクロースがR
2=0.57, SECV=0.49%,NRQがR
2=0.69, SECV=0.21%の精度が得られた。これらは剥きマメによる測定精度より若干劣るものの,測定時間は約1/5であるので,より実用的な測定方法であると判断した。
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