日本栄養・食糧学会誌
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58 巻 , 5 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 濱渦 康範, 野坂 俊弥, 石塚 義生, 杉本 光公
    58 巻 (2005) 5 号 p. 259-266
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    日常的なブルーベリー摂取と自発運動が動脈硬化症の危険因子に及ぼす影響について, ラットを用いた試験により検討した。普通配合飼料に加えて毎日ブルーベリーを投与した群は, 11週間後の血漿中HDL-コレステロール濃度が対照群より高かった。高脂肪飼料の場合はブルーベリー投与による血漿脂質改善効果は認められなかったものの, 動脈壁エラスチンへのカルシウムの沈着が少なかった。一方, 自発運動群は血漿コレステロールとトリグリセライド濃度が対照群より低く, エラスチンカルシウム含量も低かった。ブルーベリー摂取と自発運動はともに動脈硬化リスクの低減に有効と推定されたが, リスクの各要因に対する効果の程度はそれぞれ異なった。
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  • 松尾 亜希子, 佐藤 健司, 中村 考志, 大槻 耕三
    58 巻 (2005) 5 号 p. 267-272
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    玄米は健康食品素材として使用されているが, ミネラルを不溶化するフィチン酸を多く含むため, 小児や妊婦ではミネラル栄養不足が心配される。本研究では, パン材料の小麦粉の一部を市販焙煎玄米粉に置き換えた玄米粉パンにフィターゼを作用させ, フィチン酸の低減化を試みた。これらの玄米粉パンや玄米などに含まれるフィチン酸の分析は, 陰イオン交換HPLCと, Wade 試薬を使用するポストカラム法で行った。まず, 小麦粉の30%または50%を市販焙煎玄米粉に置き換えたところ, パン容積は低下したが, 特に玄米粉50%パンで著しかった。そこで次に, 外観やパン容積において許容しうる玄米粉30%パンのみに, パン材料521gあたり食品添加物用フィターゼ (Aspergillus niger 由来) を0.2gまたは1.0g添加して実験を行った。その結果, パン中のフィチン酸含量はフィターゼ添加量に応じて減少したが, 1.0g添加した玄米粉パンでは, 好ましくない外観がもたらされた。以上より, フィチン酸含量が低く, かつ品質の良い玄米粉30%パンを得るには, フィターゼの添加量は0.2gが適量であるという結果が得られた。
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  • 朴 今花, 池原 ゆかり, 佐々木 努, 宮城 健, 東 みゆき
    58 巻 (2005) 5 号 p. 273-280
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    オキナワモズクおよびヒバマタ由来の分子量と構成成分の異なるフコイダンを用いて, 正常リンパ球と白血病細胞の増殖反応およびリンパ球の免疫機能に与える影響を検討した。ウロン酸含量が低く, 硫酸含量が高いヒバマタ由来フコイダンは, 正常活性化リンパ球と白血病細胞の増殖反応に対して, アポトーシス誘導による強い抑制作用を示した。これに対して, ウロン酸含量が高く, 硫酸含量の低いオキナワモズク由来フコイダンは, 増殖能の高いがん細胞や活性化リンパ球に対する増殖抑制効果は弱いものの, 正常Tリンパ球に対するマイトージェン活性およびマクロファージからの炎症性サイトカイン産生誘導能を低濃度で示した。本結果から, 免疫賦活作用とアポトーシス誘導作用を示す成分は, 分子量の違いよりも, 異なるフコイダン構成成分によって担われている可能性が示唆された。
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  • 伊藤 智広, 伊藤 裕子, 樋廻 博重, 勝崎 裕隆, 今井 邦雄, 古市 幸生, 小宮 孝志
    58 巻 (2005) 5 号 p. 281-287
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    これまでに我々は, アズキ熱水抽出物がヒト胃がん細胞にアポトーシス誘導を誘発させることやベンゾピレンにより化学発がんさせたマウスに本抽出物を摂取させることで, がんの増殖を抑制することを報告した。本研究では, さらにこの抽出物を水-メタノール系ODSカラムクロマトグラフィーに供し, その後, アポトーシス誘導物質を分取HPLCにより分離・精製した。アポトーシス誘導物質は質量分析, 1H-, 13C-NMRなどから, カテキン-O-7-β-グルコピラノシド (C7G) と同定された。C7Gは培養ヒト胃がんKATO III細胞だけでなく, ヒト白血病細胞HL-60にもアポトーシス誘導を誘発したが, 正常細胞には影響がなかった。このC7GによるDNAの断片化は, N-Acetyl-L-cysteine により抑えられた。以上の結果から, C7Gによるアポトーシス誘導には活性酸素が関与しているのではないかと推測される。
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