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Print ISSN : 0289-6540
20 巻, 2 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 亀山 幸義, 千葉 滋
    2003 年 20 巻 2 号 p. 117
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
  • 小林 直樹, 白根 慶太
    2003 年 20 巻 2 号 p. 118-137
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
    システムソフトウェアなどが扱うデータには,パスワード情報のように特定の者にしか漏らしてはならない機密情報が含まれていることがあるが,プログラムが誤って記述されていればその情報が第三者に漏れてしまう.そのような誤りを静的に検出するため,情報流解析と呼ばれるプログラム解析が手続き型言語,関数型言語などを対象として研究されてきた.本研究の目的は,アセンブリ言語や仮想機械言語などの低レベル言語のための情報流解析の手法を確立し,ソースプログラムが存在しないコードの情報流解析を可能とすることである.本論文ではその第一歩として,Javaの仮想機械言語の部分言語に対する情報流解析手法を,StataとAbadiのバイトコード検証のための型システムの拡張として提案する.
  • 池添 洋平, 佐々木 晃, 脇田 建, 佐々 政孝
    2003 年 20 巻 2 号 p. 138-156
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
    本論文では属性文法に対する新しいデバッグ手法を提案する.これまでに,デバッガがユーザに対して属性の値が正しいかどうかを問い合わせることでバグの位置を特定する,属性文法の系統的デバッグ手法がいくつか提案されてきた.また,系統的デバッグ手法を理論的に一般化し,これを定式化することにより,複数のデバッグ法を統一的に扱うことができるようになった.しかしこれまで,デバッグの効率に関する考察はあまり行われていない.これまでのデバッグ法では,デバッガの質問の選び方によっては,質問の回数が増えるなど,デバッグの効率が悪くなってしまう場合が多かった.特に,実際に属性文法記述をデバッグする場合には,属性の依存関係が複雑になり,かつ,属性の数も多くなるため,デバッグの効率は重要な問題となる.本論文ではこのような問題点を解決するために,系統的デバッグ法の一般化の理論を拡張する.この拡張は,属性の依存関係の逆支配関係を利用し,属性の誤りの影響範囲を詳しく調べることによって,より厳密なバグの絞り込みを可能にするものである.さらに,この拡張された理論を利用したデバッグのアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムを利用することによって,デバッガのユーザに対する質問の回数を減らすことができ,ユーザへの負担を軽減し,デバッグの効率を向上させることができる.また,このデバッグ法を取り入れたデバッガを実装し,このデバッグ法の有用性を確かめた.
  • 北山 文彦, 仲池 卓也
    2003 年 20 巻 2 号 p. 157-162
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
    インターネット上でB2CやB2Bの各種Webアプリケーションを開発する場合,各種端末や具体的なサービスに依存しないようにソフトウェアの記述を行うことはソフトウェア工学上重要である.本稿では,その枠組みとなるような記述モデルを提案する.記述は,データと表現,および,それらのビューが明確に分離し,データと表現が適切に束縛されるようなフレームワークを用いることによって,プログラミングの複雑さを減らすことができる.また,処理の流れは,プロセスの概念を用い,抽象化が可能な遷移規則を導入することにより,表現力の高いモデル化が可能となる.さらに,記述モデルをベースにした多種端末用のアプリケーション記述言語であるLCMLや実行環境,それらの応用事例についても報告する.
  • 木下 佳樹, 古澤 仁
    2003 年 20 巻 2 号 p. 163-169
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
    KozenとSmithは,有限集合B,Σの対が自由生成するテスト付クリーニ代数を構成する方法を与えた.われわれは,有限性の仮定をはずし,任意の集合の対B,Σについて,それらが自由生成するテスト付きクリーニ代数の存在を示した.さらに,KozenとSmithが要素を明示することによって構成したテスト付きクリーニ代数が,クリーニ代数や羃等半環,ブール代数に加えて単位クォンテールなどの圏の間の随伴函手や単位クォンテールの直和構成を用いて得られることを明らかにする.
  • 堀江 美保子, 酒井 正彦, 坂部 俊樹
    2003 年 20 巻 2 号 p. 170-174
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
    object calculus [1]はオブジェクト指向計算モデルであるが,多くのプログラミング言語が持つ例外処理機能を表現することができない.そこで,本稿ではobject calculusの最もシンプルなモデルであるOb1<:を拡張し例外処理機能を追加するとともに操作意味論と型システムを与え,型システムが操作意味論に対して健全であることを証明する.この型システムにより,Ob1<:のプログラムの各部分で発生する例外の型を静的に検査できる.
  • 長谷川 立
    2003 年 20 巻 2 号 p. 175-194
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
  • 住井 英二朗, 関口 龍郎, 細谷 晴夫
    2003 年 20 巻 2 号 p. 195-200
    発行日: 2003/03/25
    公開日: 2010/01/11
    ジャーナル フリー
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