化学工学

触媒反応における吸着現象

とくに混合ガス吸着

森田徳義, 清水賢, 慶伊富長

1967 年 31 巻 9 号 p. 828-832
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.828

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触媒の形体的構造とその作用

若尾法昭

1967 年 31 巻 9 号 p. 832-836
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.832

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触媒の表面状態と活性度

村上雄一

1967 年 31 巻 9 号 p. 836-841
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.836

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工業反応速度論

森田徳義

1967 年 31 巻 9 号 p. 841-846
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.841

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同位体を利用した触媒反応の研究

手島英夫

1967 年 31 巻 9 号 p. 846-851
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.846

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固体触媒の製法

内田熈

1967 年 31 巻 9 号 p. 851-856
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.851

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乾燥機構に関する最近の研究

桐栄良三

1967 年 31 巻 9 号 p. 857-859
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.857

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訂正記事

1967 年 31 巻 9 号 p. 860
発行日: 1967年
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.860

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ガス系流動層における気泡の会合

桐栄良三, 松野隆一, 隅谷高宗, 森素明

1967 年 31 巻 9 号 p. 861-867,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.861

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気泡会合の挙動を明らかにするため, 2つの気泡が2次元流動層内に存在する際の会合の研究を行なった。2つの気泡の相対的位置が麓々異なる場合, あるいは2つの気泡径比が種々の場合の気泡の上昇速度の変化, path line会合に要する時間を調べた。そして著者らの得た気泡会合のモデルと比較し, 実験結果がそのモデルでかなりよく説男できることを知った。

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Packed-Fluidized Bed内での伝熱

加藤邦夫, 服部一男, 久保田宏

1967 年 31 巻 9 号 p. 867-871,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.867

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Picked Fluidized Bed内での伝熱の機構を解明する目的で実験的検討を行なった。その結果層内での有効熱伝導度は贋内流動化粒子の運動によって支配されており, 軸方向の熱拡散係数は軸方向の粒子混合拡散係数と一致することを見いだしたまた層内充填物および層壁からの熱伝達についても解析をおこなった結果これらにおよぼす主要因子は層内での粒子混合の大きさを示す因子, (u-u_mf/u_mf) D_p^g_bであることが同時に明らかにされた。

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プレート型熱交換器の伝熱特性に関する基礎的研究

今野宏卓, 岡田克人, 笹林敬吾, 大谷茂盛

1967 年 31 巻 9 号 p. 872-877,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.872

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プレート型熱交換器の伝熱係数hが大きい値をもつ理由の究明と, 設計資料を得る目的で実用器の流路の一部とみなせる間隙の狭い平行平板内での強制対流熱伝連に関する実験を行なった。流路間隙, 流路入口の形, 助走区間の影響, 伝熱板内面に凹凸を故意につけた場合, および流路に細い円柱を挿入し流体に乱れを与えた影響などについて検討を行なったっこの結果平滑ダクトにおける平均のhは円管に対する式とほぼ等しい。しかし入口近辺ではMcAdamsの式による計算値の数倍にも達する。また流路変化により流れを乱した場合, hは約5倍に達することがあり, これらの因子が奥用器においてhが大きな値をもつ支配的原因と思われる。

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コロナ放電下におけるガス吸収について

内ケ崎欣一, 浅野喜朗, 菅原実, 高松敏文

1967 年 31 巻 9 号 p. 878-885,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.878

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濡壁塔を用いたコロナ放電下におけるガス吸収の際, ガス側が主抵抗となる場合吸収速度が顕著に促進された。吸収速度の促進はコロナ放電による婿内ガス流の “乱れ” が増大することによって起こることがわかった。

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多孔板塔の圧力損失

正野博視, 鈴木功, 平田光穂

1967 年 31 巻 9 号 p. 886-891,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.886

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塔径5C5mmの多孔板塔の1段当りの圧力損失を, 空気-水系で研究した。多孔板の孔径は5, 10, 15mmで, 堰高さは30, 60, 90mmである。ガスと液の流量はそれぞれ, 0～1.5, 3.3×10^-3～8.8×10^-3 [m³/sec・m²-bubbling area] の範囲である。乾き飯圧力損失, 相当湾澄液, 余剰圧力損失の結果を検討し, 各実験式を得た。これらの実験式の和として計算した1段当りの圧力損失は, 実験値と±10バーセント以内で一致した。

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圧炉器の定圧炉過特性に関する研究

炉室容積を考慮しての炉過計算法

栗田賢一郎

1967 年 31 巻 9 号 p. 891-895,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.891

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圧炉器での定圧炉過過程は, 一般にRuth式の成立する炉過期間と, 圧密現象のためにRuth式からの偏倚を示す炉過圧密期間との二過程より成り立つ。与えられた圧炉器の足容債のが室内では, ケークの平均空隙串が最終的には一定催に収束する。この値を用いると炉室容積固有の最大炉液量_VLと, 炉室の炉過余力螺g (θ), およびRuth武よりの偏倚の程度を示す修正係数φとが定義でき, 全炉過期間での工学的取扱いが極めて便利となる。

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工業反応速度論的研究に対する示差熱解析の応用

芳香族化合物の液相高圧水添反応

石井忠雄, 矢幡悌三郎, 武谷愿

1967 年 31 巻 9 号 p. 896-901,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.896

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反応速度論的研究に示差熱解析を用いるKissingerの方法を100atmにおげる芳香族化合物の液桐接触水添反応に応用した。昇温速度φを1.08～2.80℃/minで変化させ, 示差温度が最高になる点の試料室の凪度を棚定して, ベンゼンおよびジフェニルニーチルの水添反応に対する種々の速度論的矧鎮がDTAデータから褐られた。ベンゼンに対して, 回分式等温実験およびDTAより得られた結果はそれぞれE=18.3, 20.0kcal/mol; lnA=18.6, 21.9; n=1.0, 1.1であった。

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中型重油噴霧燃焼炉における残留炭素粒子の粒径分布について

佐賀井武, 杉山幸男

1967 年 31 巻 9 号 p. 901-907,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.901

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重油噴霧燃焼のための中型実験がを試作し, 予備実験として液滴群の粒度分布と微粒化操作条件との関係を試験した。粒度分布既知の噴霧を炉内で燃焼させ, 炭素粒子を炉端で捕集した。実験の結果として, 炭素粒子の粒度分布は主として燃料液滴群の粒度分布に依存することが判った。
燃焼現象が粒径の自乗則に支配されると仮廻して灰素粒肝の秘度分布および平均粒径の式を誘導した。実測値と理論値との一致は良好であった。
別に, 図式解法をも提案した。

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多孔性物体内の気体の流れ

粒状層の場合

杉山幸男, 清水賢, 志水千明

1967 年 31 巻 9 号 p. 907-914,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.907

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定常および非定常実験結果の検討, および2つのモデルにこよる考察から, 多孔性物体 (粒状層の場合) 中の気体の流れを記述する方程式が提示された。オリフィスをもつ毛細モデルではすべての実験結果が, β (才リフィス径/空孔径)=0.75～0.80の2つの曲線の中に入り, また粒状層モデルでは, 粒子・流体間相互作用が, Q₀x_p/μ (1-ε) に依存するという事実を考慮して, Q₀x_p/μ (1-ε)<1000の範囲で妥当な半経験式を得た。

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触媒粒子内拡散係数の位置的変化を伴う有効係数

笠岡成光, 阪田祐作, 福岡正祐

1967 年 31 巻 9 号 p. 914-919,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.914

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触媒粒子内の細孔・密度分布あるいはガス濃度分布によって変化する拡散係敬の有効係数におよぼす影響について, 詳細に解析した。粒子内鉱散係数の変化を, 外部表面からの位置の関数すなわち, 直線的あるいは双曲線的とする場合, また, 屈曲点あるいは極値を有するものと仮定し, 等温1次反応系における無限平板触媒の有効係教の解析解を導出した。数値検討の結果, シールモジユラスφ=L √k/D_o0 がおよそ0.5～5では, 外部表面近傍における粒子内拡散係数の変化換様が有効係数に大きく影響することなどを明らかにした。

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多孔性固体中の表面拡散

坂下邦夫, 荒井深, 小林晴夫

1967 年 31 巻 9 号 p. 920-925,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.920

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多孔質体中の表面拡散を定量的に検討するために, 40μ, 500μglass beadsを焼結した多孔質体中のCO₂とC₂H₄の拡激量を20℃, 1～12atmで測定した。この多孔質体に対するガス相拡散は分子拡散支配で整理することができ。その値は圧力に対して一定となる。総拡散量から非吸着性ガスについて求めたガス相拡散量を引いて表面拡散量を分離し, 二れについて定量的に検射し, その結果, 表面積の大きいほど。ガスの吸着性の強いほど, 操作圧の高いほど表面拡散の寄与は大きくなることを明らかにした。

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水酸化力ルシウム懸濁液による亜硫酸ガスの吸収

美坂康有, 山田登

1967 年 31 巻 9 号 p. 925-926,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.925

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濡壁塔で水酸化ヵルシウム懸濁液により亜硫酸ガスの吸収実験を行なった。実験の範囲はG=18～58l/min, L=0.2～2.5l/min, △pav=(0.7～8) ×10^-3atmで結果は総括物質移動係数で整理した。実験は溶存アルカリの供給速度が亜硫酸ガスの吸収量より大きい範囲で行なったが。総括物質移動係数は△pavに関係なく一定でかつ水酸化ナトリウム溶液による吸収とほとんど同じ値を示し, 亜硫酸カルシウム沈殿生成の物質移動速度におよぼす影響は少ないことがわかった。

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水中における粒体の多孔板からの流出速度

大木勝弥, 綱川浩, 青木隆一

1967 年 31 巻 9 号 p. 926-927,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.926

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水中における粒体の多孔板からの流出速度を測定した。流出速度は孔の数に比例しては増加せず, ある限界流出速度に近づくことがわかった。流出速度は, 先に求められた単一孔オリ7イスの場合と同様な方法で計算が可能である。

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エチレンの水和によるエタノールの合成に関する研究

冷エチレン注入式固定床反応器

久郷昌夫, 栗林浩

1967 年 31 巻 9 号 p. 928-929,a1
発行日: 1967/09/05
公開日: 2010/10/07

DOIhttps://doi.org/10.1252/kakoronbunshu1953.31.928

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固体リン酸触媒を用いてエチレンの水和によるエタノールを合成する際の反応速度式について検討した結果. 理想温度操作経路と同様に理想モル比 (H₂O/C₂H₄) 操作経路も存在することを知り, 冷エチレン注入式反応器を提案し, さらに一般的な冷ガス導入式における理論的最適条件式を導出した。この式は, 反応物の一成分である冷注入物によって温度と生成物濃度のみならず原料モル比も変化し, この三者が三様の影響を反応速度におよぼしていることを考慮してある。

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