運輸政策研究
Online ISSN : 2433-7366
Print ISSN : 1344-3348
19 巻 , 3 号
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報告論文
  • 元野 一生, 古市 正彦, 瀬木 俊輔
    2016 年 19 巻 3 号 p. 002-013
    発行日: 2016/10/31
    公開日: 2019/02/12
    ジャーナル フリー

    国内外のコンテナ・ターミナルにおいて陸側のゲート混雑が大きな課題になっている.この緩和のためのアクセス交通ネットワークの増強は,巨額の投資と長期間を要する.このため,各ターミナルでは即効性のある混雑対策として,ピーク時に集中するトレーラー交通量の制御に取り組みつつあるが,混雑対策を効果的に運用する仕組みは確立されていない.本稿では,国内外の事前予約制やゲート運営時間拡大などのゲート混雑対策の事例を整理した.また,我が国と米国,豪州のゲート混雑対策の運用事例を,社会的ジレンマの解決方法を基に分析し,トレーラー運転手の行動変容を促すことが,これらの混雑対策を効果的に運用する重要な要素であることを指摘した.

  • 本図 宏子
    2016 年 19 巻 3 号 p. 014-022
    発行日: 2016/10/31
    公開日: 2019/02/12
    ジャーナル フリー

    「一帯一路構想」の下,効率的な海上網の整備を推進している中国政府は,本構想推進に大きな役割を果たすとして,海運業の国際競争力強化に本格的に乗り出し始めた.本稿では,中国海運業の現状と課題をレビューした上で,「海運強国」に向けた政策の概要や進捗状況,及び企業動向について調査した.本構想の下で中国海運企業は輸送ネットワークを拡充していくことが見込まれるものの,現状では中国海運企業の国際競争力強化には課題が残る.中国船社が関与する港湾では荷動き増加の動きがみられ,本構想は長期的には海運市場における輸送需要の拡大に資すると考えられる一方,自由で公正な競争市場が確保されているか今後注視していく必要がある.

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